
前回に続き1969年のサンレモ音楽祭。今回は5位入賞曲
現在の日本ではNadaを検索してもイタリアの歌手Nadaはなかなかヒットしない。既に日本ではカンツォーネは遠い世界となったようだ。最近のポップス界はアメリカも日本もヨーロッパも国境が消滅したような「同質」(異論は数多くあると思うが)なものとなってきており、「年寄りのノスタルジー」と言われそうな1950~1980年代のカンツォーネを普通のラジオ放送などで聞くことはほぼ不可能だろう。が、幸いネット社会になったことでいくらでも懐かしい世界に浸れるのはありがたい。
ということで、Nadaについて詳しく知るにはイタリアのWikipediaにアクセスすればいくらでも情報が得られるし、不十分ではあるが日本語訳もクリック一つで出来る。https://it.wikipedia.org/wiki/Nada_(cantante)
当時、このレコードは買ったが、どうもナーダの濁声は好きになれなかった。従って聞いた回数もそう多くはないので、いまだに奇麗な状態でレコードケース(と言えるほどのものではない・・・段ボール箱)に収まっている。
なお、Nadaという変わった名前は「何もない」という意味であるとのこと。