美鈴の絵画館

美術、観光、育児、歴史、上野公園。

しあわせ

2007-07-20 | kids
わたしにとってしあわせは、
お友達とする鬼ごっこ、
1個のキャラメルをほおばること、
ブロック遊び、
カキ氷のブルーハワイが入った紙コップ、
お父さんからの電話、
今日の雨でできた水たまり、
お母さんの笑い声。

4色の色えんぴつ

2007-07-11 | 心象風景
1本の太い色えんぴつがある。それは、赤・青・緑・黄の4色が描ける色えんぴつだ。ドイツ製。芯は4色に分かれている。紙に描くと、1色が出てくるということは余り無くて、たいていうっすらと別の色が混じってくる。赤で描こうと思えば、うっすらと黄色も混ざる、というように。
何色が出てくるか、最後までわからないこのえんぴつ。特に使い道もない。さて今度はどんな色が出てくるのか、試しに描いてみようとサラサラと滑らす。これを楽しんでいる。

「アンネの日記」を読んで

2007-07-06 | 
何かしら、自分が今できることをこつこつとしていったら、きっといつか何かの形をとって、みんなが「へえっ」と驚くような、おおきな実を結ぶ日が来ると思う。どんなことでもいい。現在置かれた状況の中にも、きっと何か、できることがあると思う。「アンネの日記」を読みながら、そう思った。

彼女

2007-07-04 | Weblog
彼女は、病気がちで、しかも赤ちゃんがいる。だから、外出、仕事など、人生に充実感を与えてくれそうな、ほとんどのことができない。例えば、興味あるコンサートが開催されていても、その場所まで行く体力が無いので行けない。それに、見たい映画には行けない。レンタルショップでDVDを借りるだけだ。
したいことができないストレスを、日記としてノートにびっしりと書く。その文章は整理されていない、段落はないし、時間が前後する。内容も、脈絡がない。
しかしその日記に書いて、思いを吐き出すと彼女はホッとする。ベッドに寝付いたり、体が難儀ながらも必死でする子供の世話で一日が終わってしまうはずの彼女だが、そのノートには一日何ページも彼女の字で埋まっていく。
書きまくった後、彼女は子供の寝ている隙を見つけて読みまくる。図書館で借りたり、アマゾンで買った小説を、あたかも何か読むことの果てにゴールがあるかのように読みまくる。病気、育児、書くこと、読むこと。これが彼女の本質なのである。