美鈴の絵画館

美術、観光、育児、歴史、上野公園。

「愛」とは

2009-07-29 | 日記
 年をとるごとに、愛することの意味が私の中で変わる。
 10代、20代の独身のころは、相手に告白することや、体のふれあいを求めあうことだったと思っていた。単純だったと思う。
 結婚して、いい時も悪い時も一人の人と一緒でいるようになってみて、「愛」の定義が変わった。つまり、普段の生活の中でその人への気持ちが育まれていく。その気持ちが、たとえは変だが、玉子の白身のようになってくる。その白身が、その人を憎むきっかけになる出来事があったとき、なんとなくその人を許す気持ちを生み出す。この白身が、愛情なのかな、と思った。
 子供を一人産んで、好こうが嫌だろうがその子のお世話にかかりきりになった。さらにもう一人産んで、育てる人数が増えると、さらに家族への愛憎の増幅幅が広くなった。こんな今は、「愛」とは、自分よりも相手を思って行動するための動機なんではないかと思っている。だから、「私はあなたを愛している」という言葉は、私の場合、こんなんでいいのか悪いのかはわからないが、自己犠牲的な行動をとるきっかけなのだ。

公共の場で座ること

2009-07-17 | 日記
 昨日、チャンネルニュースアジアで、地下鉄(MRT)内のマナー指導員(?)の映像が流されていた。指導員が、地下鉄内で座ったり飲食している人に注意をしていた。

 新聞やその番組によれば、地下鉄内では座り込んだり、食事をしたりする乗客がいる。私は地下鉄ではまだ目撃したことはない。

 確かに、国立図書館(National Library)ではじゅうたんの上に座って本を読んでいる人がたくさんいた。その人たちは、じゅうたんの上にあぐらをかいて読んだり、組んだ足の上に電子辞書さえ置いて、熱心に調べている人もいた。

 こういう光景を見て、私は、ああマナーが悪いな、とはあまり感じなかった。きっと暑い家の中で、ひんやりした床の上に座る習慣があるから、公共の場でもそうなのかな、と思った。
 
 ただし、じゅうたんの上で座っている人が多いスペースは、やはりベビーカーを押したり車椅子で移動する人にとっては邪魔だから、やっぱり控えるべきなのだろう。

私が体験した、シンガポールの安全

2009-07-15 | 日記
 今日のストレイツタイムズ紙に、シンガポールの犯罪の少なさについて書かれていた。(筆者は、Mahbubani氏)その記事によれば、シンガポールが治安が良いのは、極貧の人が少ないことや、能力の高い警察など色々な要素が作用しているためだそうだ。
 確かに、筆者の言うとおり。シンガポールは、日本の大都市と変わらないぐらいに安心して暮らせる。私は子どもたちを連れて街中を歩くときにも、犯罪に遭うのでは?とピリピリせずに済んでいる。夜間外出しないなどの最低限の自己防衛策はもちろんとっているけれど。
 驚いたのは、夫が通勤しているマイクロバスで、お財布を座席に忘れた時のこと。全く帰ってこないことを予想していたら、財布本体はもちろん、(必要上入れてあった)数百ドルも中身もそのままで帰ってきた。

シンガポールのお菓子屋

2009-07-13 | 日記
今日のシンガポール地元新聞「ストレイツタイムズ」で面白い記事があった。

それによればミセス・アナスタシア・リウはインドネシア生まれで、子供二人の母親。シンガポールで中国系の夫と結婚後、団地で料理教室をはじめた。その収益で料理学校に学んだ。そしてシンガポールの銘菓クエ・ラピスなどを作っては友達に売り、それが評判を呼び、店舗で置いてもらうようになった。

しかし食品を売る許可を得ていなかったため、いったんは菓子を売ることができなくなったが、新たに数千ドル投資して、団地の店舗で営業再開したそうだ。

そして、彼女の店”ベンガワン・ソロ”は順調に成長し、将来は日本にも進出するらしい。

主婦が起業する話を最近NHKでも取り上げられていたけれど、まさにその先駆的存在を見るような思いがした。


ファミレス店長のホスピタリティ

2008-09-01 | 日記
鈴虫が鳴いています。もう九月、もうすぐ秋なのですね。

昨日は、美鈴の育児生活史上で三番目の素敵な出来事がありました。
それは昨晩のことです。わたしのファミリーはレストランに行きました。
次女はまだベビーです。彼女はベビーカーにお座りしていたり、私以外に抱っこされるのを嫌うため、私は自分の食事中次女をずっと抱っこしていなければなりませんでした。

私が頼んだのはハンバーグのライスセットだったので、ベビーを抱きながら、しかもベビーに食べさせながら同時に自分も食べるというのは四苦八苦でした。

(食べにくくても、ハンバーグ&ライスを希望したのは、ベビーにも少し食べさせたかったからなのでした。)

7歳の長女も夫もおおかた食べ終わったころ、私の皿にはまだハンバーグが大根おろしつきのまま八割方のこっていました。
その時にはベビーも不機嫌になっていて、私はもうベビーを夫に預けなければ自分が食べられないと思い、ベビーを夫に預けました。そして大急ぎで皿の料理を食べ、最後にコーヒーカップを空にしたのです。

レストランの店長が「コーヒーもう一杯いかがですか?」と私に聞いたのはその時でした。おそらく、私の奮闘に気づいていて、コーヒーを一杯おまけしてあげようと考えていたのでしょう。

私は、思わず「結構です」と断ってしまいましたが、食事中の大変さも、彼のさりげない思いやりの一言で吹き飛んでしまったのでした。

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今日もご覧いただきありがとうございます。
美鈴は、裁縫をするのですが、今日ヤフ―オークションに、一枚きりですがコースターを出品しました。(美鈴の出品作品が載っているページ

写真が出ていますので、こちらもお立ちよりいただければ幸いです。
美鈴