Church of the Dunes

映画を見て調べたことの備忘録。更新は、のんびりペースの予定です。

Allowing Fate to be Arbitrary (13)

2019-12-31 22:46:40 | Allowing Fate to be Arbitrary

2019年最後の更新です。

先日、クリストファー・ノーラン監督の新作映画「 TENET 」の 予告編 が世界同時解禁となり、
あわせて、日本での公開日が「 2020年9月18日 (金) 」とアナウンスされました。

不安を掻き立てる音楽に煽られ、「 インセプション 」を物凄くダークにしたような画づくり
といった印象を受ける予告編ですが、謎解きの理論が非常に難解そうな雰囲気が濃厚で、
事前にネタバレは踏みたくないものの、果たして、自分は初回鑑賞時にどれだけ理解できるのか?
そんな、自分自身への覚束なさも感じつつ、公開日を待ちたいと思います。

そして、以下は こちら の続きです。

 *~*~*~*

「無作為な運命を受け入れる ― クリストファー・ノーラン&ジョナサン・ノーラン対談 ― 」
 title:Allowing Fate to be Arbitrary
     ― A conversation between Christopher Nolan and Jonathan Nolan ―
 via:Introduction ~ DUNKIRK Screenplay by Christopher Nolan (pp.ix-xxxvii)

  C:僕は言った: よし、君の言う通りだ。僕はやはり脚本を必要とした。それで、地理学的観点から着手
    した。僕はこの出来事をどう見せたいか全て承知していて、見せるための構成を思い付いた。そして
    構成の細部を極めて、非常に綿密に詳述した。執筆前から全てを把握していた。それから、とても、
    とても迅速に脚本を書いた。つまり、異様な早さだ。まさに気づくと書き終えてしまっていたような
    ものだ。それは大変短い脚本で、76ページだ。
  J:うん、最初の20分間には台詞がほとんど無い。
  C:実際に僕がやりたかったことなんだ。これまで手掛けてきた何処でも皆がいつも台詞で説明している
    ような映画製作をただ避けたかっただけだよ。
  J:(笑)
  C:僕は実に飽きてしまったんだ... 違うな、飽きた訳ではない...
  J:台詞を守ることはプロとしての誇りだ。



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