こちら の続きです。
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「無作為な運命を受け入れる ― クリストファー・ノーラン&ジョナサン・ノーラン対談 ― 」
title:Allowing Fate to be Arbitrary
― A conversation between Christopher Nolan and Jonathan Nolan ―
via:Introduction ~ DUNKIRK Screenplay by Christopher Nolan (pp.ix-xxxvii)
J:浜辺の海外派遣軍の兵士たち、そして、彼らを救いにやって来た普通の人々、民間船の乗組員たち、
それから、もちろん、英国空軍だ。陸地、空、海の観点で伝えたいと君が決めたのはどんな点で?
C:僕の経験した一連の作業は ― ここ何年も一層こうしているんだ;「 インターステラー 」の時に
そうしたのと同様に ― 何ヶ月にもわたりただメモを書くことだけに費やしていた。君も知る通り、
執筆はしていない;僕はまさに非常に長い期間に及んで自分に執筆をさせなかった。パラマウント
がワーナーと取引きするのを待っていた、それもまた、執筆しない一つの口実だった... それで僕が
「ダンケルク」で行ったのは調査することだった、直接の体験者の目撃談を読んで僕の把握した範囲
と動向と映画で取り上げたい歴史に到達した、とても単純な地形だったおかげだ。僕は エマ と我々
のプロダクション・デザイナーの ネイサン に言ったことを覚えている、― 彼はすでに撮影に関わっ
ていた、我々は計画と状況について話しただけで最初期の段階で彼を迎えていた。僕は台本は欲しく
ないと言った。何故なら僕はただ見せたいだけなんだ、ただ演出するだけのような役割で。そして
映画にする。するとエマは僕が少し正気を失ったか似たような状態であるかのような視線を向けた、
分かったよ、実際にそんな取り組みをするつもりはないよ。