こちら の続きです。
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「無作為な運命を受け入れる ― クリストファー・ノーラン&ジョナサン・ノーラン対談 ― 」
title:Allowing Fate to be Arbitrary
― A conversation between Christopher Nolan and Jonathan Nolan ―
via:Introduction ~ DUNKIRK Screenplay by Christopher Nolan (pp.ix-xxxvii)
J:それで君たちはダンケルクには行ったのかい?
C:うん。実のところ、ほとんどその時節だった、まさに今; 僕たちは年間でちょっと早く、イースターの時期だった。
それを思い返すと、少し無邪気だ: ああ、どうだ、ダンケルクへの航海に出よう、当時彼らがしたのと同じように、
じゃないかい?
J:間違いない。
C:そしてもちろん君が気づいているようにどれほど厳しい状況だったかという理由で極めて屈辱的な経験だった。
その後、僕らは認識していたよりもずっと燃料を使ってしまった、帰路の途中で燃料を使い果たし風は無く船旅を
している海峡で立ち往生した航海中の船のあらゆる脱出方法だ。つまり、それは ― 全部が ― めちゃくちゃだった。
J:(笑) 君たちが戻るのにどれくらいの時間がかかったの? 向こうに着くには19時間だ...
C:覚えていないんだ、だけど僕らは港に入る方法が無かったし全てのものが閉められていたから一晩ラムズゲートで
過ごす羽目になった。バンク・ホリデーの月曜日だったんだ。全燃料庫が閉まっていたので、イヴァンは最終的に
ラムズゲートへと航行して、それは行うには非常に厄介な事態だったのに、彼は実に上手くやった、けれども身の
毛もよだつ経験だった。僕は陸地に戻ってくることにとても感動していたのを覚えている。僕たちに刻まれたその
印象は歴史の本で読んだり、'彼らは小さな船に乗ってそしてダンケルクに出向いて行った' というような物語として
聞いたり、その上で取り組んで進めたとしても拭えなかった、違うそれは途方もないことだ...
J:非常に困難なことだ。