こちら の続きです。
*~*~*~*
「無作為な運命を受け入れる ― クリストファー・ノーラン&ジョナサン・ノーラン対談 ― 」
title:Allowing Fate to be Arbitrary
― A conversation between Christopher Nolan and Jonathan Nolan ―
via:Introduction ~ DUNKIRK Screenplay by Christopher Nolan (pp.ix-xxxvii)
C:何年も前に、22年前だ、うん。あれは途方もなかった。僕は喜んでいたことを覚えている。僕はその時イヤな
仕事をしていたんだ、事務所だか何処かで。それから僕はその週末のあと月曜日に仕事へ戻ることにワクワク
していたのを覚えている。
J:(笑)
C:何故かと言うと非常に困難な航海だったんだ。19時間かかった。
J:そこにはもう少し補足的な情報が必要だね。君たちは海峡での船旅の様々な瞬間に立ち往生した。どうして...
風が無かった?
C:出帆時、ひどい向かい風が吹いて、海峡では非常に激しく波立っていた。凍えそうに寒かった。これまで経験
した中で一番の寒さだった。
J:君たちは海峡横断をやり遂げたの?
C:そうだよ。
J:船を岸に寄せたら、ワインのグラスを傾けたら、船に戻って...
C:海峡横断をやり遂げた、丸一日費やして ― 僕たちは翌日帰る予定だった、だけど、ノー、僕らは疲れ果てて
もう一日滞在しようという感じだった。だから、イースターを単なる食事で過ごした、根本的に僕たちはあまり
食料を持っていなかったから。何故って8時間の航海の計画を立てていたのに、それが19時間かかったんだ。