Church of the Dunes

映画を見て調べたことの備忘録。更新は、のんびりペースの予定です。

Allowing Fate to be Arbitrary (26)

2021-05-29 08:20:16 | Allowing Fate to be Arbitrary
 
こちら の続きです。

 *~*~*~*

「無作為な運命を受け入れる ― クリストファー・ノーラン&ジョナサン・ノーラン対談 ― 」
 title:Allowing Fate to be Arbitrary
     ― A conversation between Christopher Nolan and Jonathan Nolan ―
 via:Introduction ~ DUNKIRK Screenplay by Christopher Nolan (pp.ix-xxxvii)

  C:まさしく。だから君がこの映画を見ていくと、そうだ、もちろん彼は知っている。彼は父さんだ、そうだろう?
    大抵の父親たちは、飛行機のエンジンの違いを教えられない。しかし、僕たちの父さんは教えることができた。
    そしてそれは映画のドーソン氏もできた。また、ドーソンが父さんを表現していることはたぶん彼は彼自身が
    飛行機をすごく操縦したかったのだろうけれど、何らかの理由でできなかったのではないかと思えることだ。
    そうなんだ、そうした側面は ― 叔父のジョンが叔母のキムと僕らのいとこたちと本作に出ている素敵な理由だ。
    強固な親族の繋がりが我ら英国人気質と共にあり、それは成長途中の僕たちにとって意味を持つことだった。
    だけど、個別の要因を挙げる必要があるとしたら、それはきっとエマとイヴァンと僕とが行ったダンケルクへの
    航海だ。
  J:おお、随分と昔に...

 *~*~*~*

ノーラン監督のお父様の思い出語りに続いて、
監督の親戚一家が、映画「ダンケルク」に出演しているという話題が!
叔父様の ジョン・ノーラン は、本編終盤に登場する '盲目の初老の男性' を演じており、
叔母様の キム・ハートマン は、ダートマスから来たリトルシップスの 'マリンスチュワーデス' として、
いとこの ミランダ・ノーラン は、トミーたちが乗り込んだ駆逐艦で甲板の下へと誘導していた '看護師' の役、
もう一人のいとこ、トム・ノーラン はボルトン中佐に新たな通信網が必要と報告していた '海軍大尉' で、
それぞれ出演していました。

そして、最後に挙がったお名前 'イヴァン' さんは、
解説本 の15ページ目に記載されていた、エマさんとノーラン監督の「共通の友人」であり、
「映画にも出演していて、劇中でボートに乗っている」という方のことですね。