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早朝の雨晴海岸は人影も少なく
綺麗な日の出にはならなかったけれど
でも、背景の立山連峰が見られたのはすごくうれしい事でした。
この日はあいにくの曇天で朝日も見られませんでしたが
少しずつお天気も好転して空もやや明るくなってきました。
昔、母が
「日本海の荒波を見に行きたいわ」 とよく言っていました。
母には似合わない景色だなと思って聞くと
「どんな人にも迷いや悩み、煩悩ってあるじゃない」
「それが遠くから押し寄せて来て砕け散る様って爽快じゃない ^-^」
そっかあ、そーなんだ
遥か沖の方で生まれた波が
押し寄せながらその勢いを増して
轟音と共に押し寄せ
砕け散る・・・・
うん、爽快ですね。
その日、朝日も撮れなかったことで
ずっと寄せては返す波を見ていました。
これがなかなか飽きないのですね。
同じ波って一つもないのですね。
砂浜に座ってその波音を聞いていると
眠くなってしまいそうな、まるでBGMです。
こんなひと時もいいな ^-^
つと、後ろでカンカンカンと踏切で警報の音がします。
ああ、電車がやってくるようですね。
ここは海岸に沿ってすぐ傍を電車が走っているので
電車好きにはありがたい所です。
振り向けば電車!!
この時は「べるもんた」でした~ 。
だんだんとお天気も回復してきて
気持ちのいい朝になりました。
波のシャワーで心の垢を洗い流したような
爽やかな気分で さあ、帰るとしますか ^-^
あいにくの曇天で2時間ほどの空きが出来てしまって
安曇野のアルプス公園に回ってみました。
アイスチューリップも終わり何もないかもと思いましたが
思いがけない出会いがありましたよ。
受付と改札の所で係りのお姉さんたちと談笑する女性の傍に
大きな白い犬が優しい顔で座っていました。
とても懐っこくて大人しいので思わず撫ぜてあげると
嬉しそうに体を寄せてきます。
「この犬、保護犬なんですよ」
もう常連さんになっているらしい飼い主さんがにこやかに話してくれました。
聞くと、10年以上一緒に暮らしていた犬が亡くなって
もう飼うのは辛くて無理だと思っていた時に
保護団体から、とてもかわいそうな子がいるので会ってみませんか と話があり
会うと優しい顔ですぐに懐いてくれて
「この子ね、10年間犬小屋の中で散歩もさせてもらえず閉じ込められて
何度も子供を産まされて病気になると飼育放棄されて保護されたんですよ」
「だから散歩の仕方も走り方も知らなくて未だにぎこちないの」
子犬を産ませるだけに飼われその都度取り上げられてきた母犬なんですね。
「そんなひどい目に遭って人間を恨んでいる様子がないですね」
「もともと温厚な犬種だけど、この子は誰も恨まず全部諦めているように見えて不憫でね」
「何歳ぐらいなんですか? 」
「今年で11歳みたい、せめて余生は幸せにしてやりたくて飼うことにしたの」
「名前はなんていうのですか?」
「くるみちゃんと言います」
「くるみちゃん、いい人に出会えてよかったね~ ほんとよかったね~ 」
くるみちゃんはただ人に優しくしてほしくて撫ぜてもらうのが好きだと言います。
足腰が弱っていて散歩もおぼつかないことから
月に何度か安曇野公園にやって来てゆっくり歩くのだとの事。
くるみちゃん、長い間虐待を受けて来たのにどうしてそんなに穏やかでいられるの ?
あなたはいい子だから、これからきっと幸せを呼び寄せられるよ・・・
私が撮るものがなくてどうしようかと思ってると話すと
飼い主さんが「福寿草が咲いてますよ」と教えてくれました。
なんならくるみちゃんと案内しましょうと有り難い申し出。
案内してもらうと、にょきにょきとたくさん顔を出していました。
福寿草は古くから福を招く植物として知られていて
江戸時代から春を一番に知らせる花ということで「福告ぐ草」と呼ばれました。
1月から3月に見られ3月が見頃ですね。
花は主に黄色、白や緑、赤い色もあります。
意外にも毒草なんですね。
花言葉は日本では、幸せを招く、永久の幸福など
意外にも西洋では、悲しい思い出 とあります。
これはギリシャ神話でイノシシに殺された美少年の血で
真っ赤な花が咲いたことから由来しているそうですね。
寒く厳しい冬も
乗り越えれば春がやってくるのですね。
くるみちゃんのように心をニュートラルにしていれば
どんなことでも上手く受け止められるのでしょうか。
どうぞあの子に平穏な日々を・・・
ふたりと別れてふとみると
遠くをくるみちゃんが先になってゆっくりと歩いています。
道路では車やほかの犬で危ないけれど
ここは安心して散歩できるね。よかったね~ 。
また一つ、旅先で拾った思い出は
切ないけれどほっこりとした感慨に包まれることでしたよ。
1月末、諏訪湖は凍りかけていました。
この時期、諏訪湖には御神渡りという氷の隆起が走ります。
もうすぐ湖全体が凍るのですね。
凍っていく湖を見ながら
ふっと数日前にみたリアルな夢を思い浮かべ
少しご紹介しますね。
去年の秋ごろからprimeビデオで繰り返しみているドキュメンタリーがあります。
すっかりはまってしまって何度も繰り返し見ています。
それは「 Rife Below Zero゜」という
日本の題名は、「氷点下で生きるということ」です。
厳しいアラスカの各地で自給自足の生活を送る人々の物語です。
その中のひとり、アンディは当時60歳前で
アラスカのイーグルで12頭のハスキー犬と暮らしています。
冬はマイナス40度を超えるような過酷な気候の中
犬ぞりは重要な移動手段になります。
アンディには犬の居ない生活は考えられないのですね。
アンディは多才な人で建築から電気、菜園、狩猟までプロ顔負けにこなすのです。
冬が近づき400m離れたユーコン川に
まだリーダー犬見習いのトパーズをクマよけに伴い
川の氷り具合を一歩一歩確認して歩いていた時
突き刺した氷の薄い部分が割れてアンディは川にはまってしまいます。
川は冷たく氷下の流れは速い、早くしないと命はありません。
命綱を腰に巻いていたものの岸でくくっていた綱が外れてしまいました。
トパーズがアンディの周りをぐるぐるとまわり吠え続けます。
「 トパーズ、この綱を引っ張るんだ!! 」
まだ若いトパーズはどうしていいか分からずにただ吠えます。
「 だめだ、トパーズ、すぐにアイスバーグを呼んでくるんだ。アイスバーグだ」
理解したトパーズは家の方へと走りだし
アイスバーグを呼んできます。
アイスバーグは生まれた時からアンディーに愛情深く育てられ
成犬になってからはリーダー犬のそのまたリーダーとして
皆をまとめて、アンディが相棒とも親友とも思う絶対的に信頼を寄せる犬です。
現場に駆け付けたアイスバーグは一瞬で状況を理解し
「 アイスバーグ、この綱を引っ張るんだ 」
差し出された綱を加え必死に引っ張り始めます。
見ていたトパーズも同じように真似てくわえると
合計100キロの犬たちはぐいぐいとアンディを引き上げました。
「 アイスバーグ、やっぱりお前だな~ よくやった」
「トパーズ、いい仕事をしてくれたよ、助かった」
ハスキー犬は忠誠心が強く甘えん坊で褒められる事を特に喜びます。
こうやって犬たちは先輩から多くを学んでいくのですね。
夢にしてはリアルすぎるお話でしたが
ほとんど中毒な程みてきたドキュメンタリーが
脳裏に焼き付いていたのでしょうね。
わたしには本当の出来事のように納得できる夢でしたよ。
いよいよ、2022年の最後の日ですね。
世界でも日本でもそして私にとっても
困難なことの多い1年だったように思います。
何度もトンネルに入っては出る繰り返しでしたね。
来年こそはウクライナの人々が安心して眠れますように、
岸田政権の迷走が止まり国民のための政治が行われますように
そして私は長らく会えなかった
京都女子会や仲間たちに会えますように・・・
色んな事が願われます。
とあるビルの中、
コロナ以前の姿は戻りつつありますが
安心できるところまでは行ってないのでしょうね。
私の周りでもコロナ陽性になる人たちが増えてきました。
都市部で医療崩壊に近い現実の声も耳にします。
関東のある国立病院での事、
独り暮らしのB氏が尋常でない高熱と意識に危険を感じて
夜中に自分で救急車を呼んで、発熱外来の有る国立病院に運ばれました。
プレハブ小屋のような所でコロナの検査を受け陽性でした。
部屋の中は暖房してあるとは言えどうにも寒くて
検査してから2時間以上医師も姿を見せることもなく
余りの寒さと高熱のため歯がガチガチなる程の震えに
毛布1枚借りれませんかと頼むと
コロナ陽性ですから貸せませんと断られたそうです。
このままここにいても何もしてもらえない、もっと悪くなる と
看護師たちの対応に診察も投薬も点滴もしてもらえないなら帰ろう・・・
家で暖かくして寝ている方がまだましだと
帰っていいかと尋ねたらご自身の判断ですねと念押しされて
どうやって帰ったらいいかと尋ねたら 知りませんとにべもない
仕方なく40度の体を引きづって歩いて帰ったと言います。
説明のつかない思いがこみ上げて涙が出たと・・・
確かに医療現場は大変なのはよくわかるのです。
それでもすがる思いでやって来ている人の不安は
出来ないことは出来ないで真摯な説明があると我慢もします。
突き放し放置するこの対応はどうなのでしょう。
どうか患者さんの立場に立ってみて欲しいと願います。
ひとりひとりの真心が
大切にひとりひとりに届く社会を早く取り戻して
2023年が少しでも明るくスタートしますように・・・
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいね。
健康が大切です。
ご自愛くださいますよう ^-^
迷ったときはね・・・
その時自分がしんどいなと思う方を選ぶと
後悔が少なくて済むと私は思うよ
ある時を境に
あなたがよく言ってたように
そうしてきましたよ
もっと早くそうしてたらよかったですね
今は、振り返ることも少なくなって
明日のことも
昨日のことも
気に掛けなくなりましたよ
今日をつつがなく過ごせたら
それで正解だ~ ^-^
国道から大原三千院への上り口は2か所あって
バスターミナルから道路を渡って上がる道と
少し京都よりに下ったところから上がる細い道です。
この時はより大原らしさが感じられるバスターミナル側から
車を置いてそぞろ歩いてみましたよ。
駐車場のお姉さんから
すぐそこの畑はコスモスが満開ですよ と教えられ
行くとほんと今がいちばん綺麗だろうなと思えるほどのコスモス。
向かいのお店のガラスにも綺麗に映っていました。
この日はふらっと何気に歩いて
いつものように「撮ろう! 」 というのではなくて
日記風にカメラに収めると言う感じでしょうか。
このロケーションでのお散歩は贅沢ですね。
京都大原はしっとりとした風情で
人出の少ない早朝は気持ちを遮るものがないですね。
三千院への階段も人はまだまばらです。
紅葉見ごろにはもう少しのようでした。
全国でコロナ制限が解除されてから
関を切ったように人が各地にあふれ出していますが
閑散としているのも寂しいけれど
ごった返す混雑は苦手なので、この日の丁度よさは感謝です。
三千院の門も独り占めのように撮れるなんて
ありがとうございます m(__)m
ただふらっと歩いてどこにも入らずに戻ってきましたが
帰り道、またコスモス畑に迎えられ
そのたおやかな姿に癒された大原路でした。^-^
まだ私が大阪で、新病院の検査室立ち上げ禍中だった頃
朝起きた時から寝るまで、分秒単位でのスケジュールに追われて
仕事漬けの日々を過ごしていました。
田舎では母が何度かの膝の手術を受けて正座が出来なくなり
長年続けていたお茶とお花の出稽古も家の稽古も
自分でもう限界と判断して退いていました。
父が亡くなって以来兄一家は近くにいるものの
昔ながらの古くてだだっ広い家にひとりいることが心配で
月に1度は実家に帰っていたものです。
「 大阪で一緒に住もうよ。私も安心だし 」
どう見ても兄夫婦との同居はなさそうにみえて
娘と暮らす方が気楽でいいはずです。
何度そう話してみても
「 ひとりでやれるうちはここにいるわ。親しい人はみんなこのまわりにいるのだし 」
と、頑固に首を縦にふりません。その気持ちもわかるのです。
ある日、システムの都合で土曜日の作業が急に中止になりました。
連絡はしていないけど帰ってみようか・・・
思い立って実家に帰ってみると母は留守でした。
どこに行ったのだろう・・あの足では遠くへは行けないはずだし・・・
買い物は一人では行けないし、午後に病院ということはないだろう。
玄関の鍵も開いてたからすぐ戻るつもりだったのだろう。
取りあえず隣近所を探しても見当たらなくて
私は車で近くを走ってみることにしました。
母は携帯などは持たない人です。
お天気も良く日差しも暖かい午後です。
もしかしてゆっくりと散歩にでも出たのでしょうか。
家から700mほどの市役所の近くが公園になっていて
すぐそばの土手沿いは桜並木の美しい所です。
まさかとは思いつつゆっくり探していると
少年野球をやっているグランドでは家族も含めて
賑やかに応援していました。
ふとみると、すこし離れたベンチに座っている人の後姿が・・・
母だ・・・こんなところで何を・・
ひとりベンチに腰掛けて
白球や少年たちを目で追っているのかと思うと
目の前の少年野球を見ると言うより
ただ視線をそこに置いていると言った感じで
心はどこかへ飛んで行ってるようにみえ
その空間だけがやけに寂しそうでやるせなくなくなりました。
こんなところまで杖を頼りに休み休み歩いてきたんですね。
「 こんなところにいたの? あちこち探したよ 」
そっと声をかけると驚いて、それからぱあ~ と明るく笑いました。
「 どうしたの ? 急に 休みが取れたの ? 」
ふたりで腰かけて
「 少年野球もいいねえ 」 としばらく見ていました。
いつも家で習字の稽古やパズルなどしている姿に慣れていましたが
人には極力頼らない気丈な母の一面にうろたえて言葉も続かなくて
あなたはこんな午後を過ごすこともあったのですね。・・・
それから実家に帰るのは月に2度になりました。
もう遠い昔のひとコマのようになってしまいましたね。
今年の高校野球選手権大会も
智辯和歌山と智辯学園の兄弟校対決で幕を閉じ
戦ってきた他の高校球児たちの夏も終わりましたね。
何故こんな時期に無理やり開催するのかと
( 4年に一度の照準を定めて努力を重ねたアスリートたちに思いは飛ぶけれど )
開催自体がいぶかしく思えたオリンピックもありました。
背景に IOC や日本政府の利権がちらつく五輪とは違って
それこそ一心な姿に心鷲掴みの高校野球でした。
純粋な姿って、青春ていいなあ~ ~ o(*^▽^*)o~♪
心底お疲れさまでしたと拍手を送りたい気持ちになります。
夏休み最後の土日とあり
琵琶湖にも多くの水上バイクや泳ぐ人たちが
繰り出してきて賑わっています。
滋賀県も緊急事態宣言が発令されて
緊張感が増しているはずの時期ですが
目の前にはいつもの夏が広がっていているようです。
この夏は・・・
いろんな不安や心配事に包囲された夏だったかも・・
そしてそれはまだまだ出口の見えない錯綜が続いていて
私の周りでも新型コロナワクチンへの不信感から
ワクチン接種を受けないと決断する人もやや増えてきました。
接種することのリスクとしない事のリスクを
よく考えるように説得していますが
一部報道の接種への危険性にフォーカスした伝え方にも
問題があるようにも思えます。
打つ打たないは本人の自由意志ではあるけれど
全国民が集団免疫を獲得する方向性は他国の例からも
間違ってはいないと私は思うのですがどうなのでしょうね。
毎年のように湖岸の遊泳地域では水難事故が起きています。
今年も台風がやってこようとする白波の立つ時期に18歳の若者が
この写真の松林沖で死亡する事故がありました。
命は自分で守らなくてはいけない と
様々な場面で考えさせられる2021年の夏は
もうすぐ終わろうとしています。