1月末、諏訪湖は凍りかけていました。
この時期、諏訪湖には御神渡りという氷の隆起が走ります。
もうすぐ湖全体が凍るのですね。
凍っていく湖を見ながら
ふっと数日前にみたリアルな夢を思い浮かべ
少しご紹介しますね。
去年の秋ごろからprimeビデオで繰り返しみているドキュメンタリーがあります。
すっかりはまってしまって何度も繰り返し見ています。
それは「 Rife Below Zero゜」という
日本の題名は、「氷点下で生きるということ」です。
厳しいアラスカの各地で自給自足の生活を送る人々の物語です。
その中のひとり、アンディは当時60歳前で
アラスカのイーグルで12頭のハスキー犬と暮らしています。
冬はマイナス40度を超えるような過酷な気候の中
犬ぞりは重要な移動手段になります。
アンディには犬の居ない生活は考えられないのですね。
アンディは多才な人で建築から電気、菜園、狩猟までプロ顔負けにこなすのです。
冬が近づき400m離れたユーコン川に
まだリーダー犬見習いのトパーズをクマよけに伴い
川の氷り具合を一歩一歩確認して歩いていた時
突き刺した氷の薄い部分が割れてアンディは川にはまってしまいます。
川は冷たく氷下の流れは速い、早くしないと命はありません。
命綱を腰に巻いていたものの岸でくくっていた綱が外れてしまいました。
トパーズがアンディの周りをぐるぐるとまわり吠え続けます。
「 トパーズ、この綱を引っ張るんだ!! 」
まだ若いトパーズはどうしていいか分からずにただ吠えます。
「 だめだ、トパーズ、すぐにアイスバーグを呼んでくるんだ。アイスバーグだ」
理解したトパーズは家の方へと走りだし
アイスバーグを呼んできます。
アイスバーグは生まれた時からアンディーに愛情深く育てられ
成犬になってからはリーダー犬のそのまたリーダーとして
皆をまとめて、アンディが相棒とも親友とも思う絶対的に信頼を寄せる犬です。
現場に駆け付けたアイスバーグは一瞬で状況を理解し
「 アイスバーグ、この綱を引っ張るんだ 」
差し出された綱を加え必死に引っ張り始めます。
見ていたトパーズも同じように真似てくわえると
合計100キロの犬たちはぐいぐいとアンディを引き上げました。
「 アイスバーグ、やっぱりお前だな~ よくやった」
「トパーズ、いい仕事をしてくれたよ、助かった」
ハスキー犬は忠誠心が強く甘えん坊で褒められる事を特に喜びます。
こうやって犬たちは先輩から多くを学んでいくのですね。
夢にしてはリアルすぎるお話でしたが
ほとんど中毒な程みてきたドキュメンタリーが
脳裏に焼き付いていたのでしょうね。
わたしには本当の出来事のように納得できる夢でしたよ。