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腐女子の ゆゆ
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智子「モテないし、弟の部屋でも漁るか」 その1

2013-07-24 07:02:51 | 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:22:51.53 ID:91eKn/aD0

智子「今現在、弟は部活にて不在」

智子「リア充生活を満喫しているアイツのこと、どうせ帰る時も寄り道するだろう」

智子「イコール、今から好き勝手やって元通りにする程度の時間は十分あるということ」

智子「ふふふ……、弱みを握ってやる、姉の怖さを思い知れっ!」







11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:26:51.99 ID:P8KR2JAP0

>>1
代行ありがとうございます



智子「とはいえ、どこを探すか……、うーん……」

智子「やはり王道はベッドの下だが」ゴソゴソ

智子「チッ、ここではないか、流石に王道過ぎたか……」

智子「王道だということは見つかりやすいということだからな」

智子「この時代にベッドの下に隠すやつなんていないだろう、時間の無駄だった」




12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:28:16.84 ID:P8KR2JAP0

智子「しかしベッドの下じゃないとすればどこだろうか?」

智子「存在しないということはありえない、だって中学生だぞ!」

智子「中学と言えば性の目覚め、そういうことに最も興味のある年頃!!」

智子「間違いなく一つや二つ、いや、十や二十は持っている筈だ」

智子「なんたってこの私の弟なんだからな!」

智子「……いや、今のは撤回しよう、なんか虚しくなってきた」ゴソゴソ




14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:30:07.42 ID:P8KR2JAP0

智子「本当に見つからない、何故だ!? 弟に性欲は無いのか!?」

智子「聖人君子か!? それともまさか起たないのか!? イ○ポなのか!?」

智子「テレビの裏、本棚の下、机のデッドスペース」

智子「探せそうな場所は大概……、ハッ、もしかして棚の上!?」

智子「……かなり高いが、ハイスペックの弟ならギリギリ届く高さだろう……」

智子「確認する価値はあるな、椅子を持ってこよう」




16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:31:04.28 ID:P8KR2JAP0

智子「くっ、も、もう少し……、伸びろ私の腕、ゴムゴムになれ……!」プルプル

智子「あと少し私に身長があれば……!!」プルプル

智子「そうだ、ジャンプすれば届く、か……?」

智子「いや、それは危ないだろう、でもこれは生意気な弟の弱みを握るチャンス」

智子「充分に実行する価値は…… ある!!」ダッ




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:32:05.16 ID:P8KR2JAP0

智子「届いた! あ、あとは、頭を持ち上げるだけ……」プルプル

智子「……これだけ頑張ったのに何もないのかよ……!!」

智子「これは何かある展開だと……、ってあれ」


椅子「」コロコロ


智子「い、椅子蹴り飛ばしちまった!? や、こ、これちょっとやばっ」プルプル

智子「もう腕が限界……、ふきゃぁっ!?」ズルッ

 ドシャッ! ガラガラガラッ!!

智子「いたた……、うぅ、骨折り損だ……、いや、折れてはいないが」

智子「……とりあえず本と椅子を元の場所に戻すか……」




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:35:24.92 ID:P8KR2JAP0

智子「しかしここまで見つからないとは……、本当に存在しないのだろうか」

智子「思えばアイツはサッカー部のFWでレギュラーというより取り見取りなポジション」

智子「わざわざ疑似体験に頼る必要なんてないのかもしれない……」

智子「……はぁ、片付けて帰ろうかな……、……ん?」

智子「待てよ、まだ探していない場所があったな」

智子「そう、それは」




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:37:29.81 ID:P8KR2JAP0

智子「ウイイレの入っていた棚だ」

智子「こんな正面から堂々と見えてわかりやすい場所、普通隠さないが」

~~回想~~

智貴『漁ってんじゃねー! 死ね!!』

~~終了~~

智子「あそこまで必死になるんだ、怪しいことこの上ない」

智子「漁ってみるか」ニヤッ




24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:40:55.54 ID:P8KR2JAP0

智子「……まあ、無いよなー、期待はしてなかった」ゴソゴソ

智子「はー、ここまで来て収穫なしか、無駄な時間を過ごしたな」

智子「ネットでもしていたほうがまだマシだった……、……あれ」

智子「この棚ってこんなに浅かったか? もっと奥行きがあったような」

智子「というかこの壁外れそうじゃないか? ……一度中の物を全部出してっと」ゴソゴソ

智子「あ、外れた、すげーなこの構造デスノートかよ」ガタッ




28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:44:37.72 ID:P8KR2JAP0

智子「……って、これは……!?」

智子「やった、ついに、ついに弟のエロ本とAVを発見したぞ!!」

智子「しかも思ってたよりいっぱいある! 隠し棚の裏側全部これかよすげー!!」

智子「流石私の弟だ、信じてた!!」




30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:45:46.58 ID:P8KR2JAP0

智子「……それにしても……」パラパラ

智貴「あー、今日も疲れ」ガチャッ

智子「健全な部活で健全な生活を送ってるわりには……、うわー……」パラパラ

智貴「」

智子「あ」




32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:48:56.00 ID:P8KR2JAP0

智貴「正座」

智子「やだよ足痺れるもん」

智貴「……、人って何秒絞めれば死ぬんだっけ」

智子「(こやつ……人殺しの目をしている!?)」ピシッ

智貴「本当何やってんだよ、マジで馬鹿だろ、やっていいことと悪いことがあるだろ」

智子「ね、姉ちゃんだって内心悪いかなって思ってたよ」

智子「だからちゃんと寸分違わず元通りにするつもりだったし……」

智貴「全然悪いって思ってないだろ」




33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:50:30.89 ID:P8KR2JAP0

智子「だ、だいたい、こっちにも言いたいことがあるんだからな!」

智貴「言うだけ言って死ね」

智子「じゃあ言わせてもらうけど、女の趣味悪すぎだ!!」

智貴「お前にだけは言われたくねーよ!!」

智子「お姉ちゃんね、心の中で思ってたんだ……」

智子「弟は高ポテンシャルなわりに浮いた話を聞かないなとか」

智貴「………」

智子「一人に決めずヤリ捨てまくってるのか最低のクズだな我が弟ながら、とか」

智貴「(コイツが姉じゃなく兄だったら力の限りぶん殴ってるのに!!)」




36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:53:54.03 ID:P8KR2JAP0

智子「でもね智貴、お姉ちゃんこの趣味は無いと思うんだ、マジで」

智貴「一日中ヤンデレなんちゃらのCD聞いてる奴に言われたくねぇ」

智子「調教系ばっかじゃん……、しかも結構ドギツイやつ、何なの? ドSなの?」

智貴「うっせーよどうでもいいだろ」

智子「今時は優しい男がモテるんだから、鬼畜系男子は二次元だけだよ」

智貴「黙って出ていけ」

智子「む、人の善意を踏みにじって」

智貴「悪意しか感じねぇ」




38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:57:28.12 ID:P8KR2JAP0

智子「しかし、まさか私の弟でありながらドSだったとは……、私ドMなのに」

智貴「聞いてねぇし聞きたくもなかったよ」

智子「まー聞いてよ、本題はここからなんだけどさ」

智貴「(にしても、見られた本がこれだけで良かった)」

智貴「(いや良くはねぇけど、これはまだマシな奴だ)」

智貴「(言わば万が一場所がバレた時最低限のダメージで済ませるカモフラージュ――)」




44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 19:59:30.36 ID:P8KR2JAP0

智子「わざわざ隠し棚二段にしてまで封印してたこれ、なんなの?」バラバラ

智貴「」

智子「ドSはまだ一部とはいえ需要あるからいいよ?」

智貴「」

智子「追い込まれるとハァハァしちゃう雌豚ビッチ大喜びだし」

智貴「」

智子「でもね……」




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:01:11.65 ID:P8KR2JAP0

智子「いくらなんでも『姉モノ』はないと思う」

智貴「(終わった)」




50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:05:25.96 ID:P8KR2JAP0

智子「ナースとかさ、女医とかさ、……いや、同じか、そういうのはわかる」

智子「健全な男子として極普通だと思うよ、あとは婦警さんとか?」

智貴「(なんで男のオカズ事情に詳しいんだよ)」

智子「でも姉って……、妹ならまだ一般的だけど、姉ってさ……、年上趣味なの?」

智子「しかも姉調教って何、あまりにもレアだよこれ、女の子ドン引きだよ痴漢モノレベルで引くよ」

智貴「(触れるのは危険だ、ここは言わせるだけ言わせて出ていくのを待つしか……)」




52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:07:36.93 ID:P8KR2JAP0

智子「というかこのエロ同人の女の子どっかで見たことあるような」

智貴「」ビクッ

智子「うーん……、どこだろ、思い出せそうだけど思い出したくない……」

智貴「(気づくな、死んでも気づくなよ)」

智子「思い出そうとしたら胃から何かがこみ上げてきそう……」




53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:10:09.82 ID:P8KR2JAP0

智子「このボサボサ髪で目付き悪くてチビでド貧乳の喪女っぽい女……」

智貴「(気づくな気づくな気づくな気づくな気づくなつーかもう答えだろそれ)」

智子「あっ」

智貴「(コイツ殺して俺も死ぬか)」

智子「もしかしてお前喪女フェチか!? なんつーレアな!!」

智貴「(馬鹿で良かったぁ!!)」




54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:13:36.27 ID:P8KR2JAP0

智子「喪女はやめとけ、あんなモテない奴ら性格にも顔にも問題あるクズだぞ」

智貴「言ってて悲しくならないか?」

智子「私はちげーし! 消しゴム落としたら拾ってもらえるし、そもそもブスじゃねーし!!」

智貴「(変顔さえしなければな)」

智子「というかこんな根暗が可愛いと思えるのなんて二次元だけだぜ?」




56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:17:40.73 ID:P8KR2JAP0

智子「現実だったら絶対ロクでもないやつだからな、きっと友達さえいないだろうし」

智子「いざオシャレしようとしたけど流行がわからず意味の解らない着崩しとかやっちゃったり」

智貴「………」

智子「……、ね、ネットの情報を鵜呑みにして、モテる方法を勘違いしたりするんだよっ……!」ジワッ

智子「(おかしい、何故涙が出てくるんだ、私はあんな奴等とは違うのに……)」グスッ

智貴「(こういう顔は可愛いんだよな……、大人しくしてればいいのに)」




57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:21:14.07 ID:P8KR2JAP0

智子「弟が変な本見せるから、なんだか鬱々としてきたじゃないか……」ズーン

智貴「見せてねーよお前が勝手に見たんだろ!!」

智子「ぶっちゃけ、言うまいと思ってたけどこの女私に似すぎだろ……」

智子「何を思ってこんなのセレクトしたんだよ……、」

智貴「え、いや、……それは……」

智子「!!」

智子「も、もしかして……、お前……」ジリッ

智貴「」




58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:24:43.61 ID:P8KR2JAP0

智子「私がこうして本を漁ることを予測して精神にクるトラップを!?」

智貴「セーーーーフッ!!」バッ

智子「ファッ!?」

智貴「そ、そうだ、姉ちゃんの行動は予測しやすいからな」

智子「いや、でもいまセーフって」

智貴「これに懲りたらもう二度と漁るんじゃねぇぞ、いいか、二度とだ」

智子「………」

智子「なにかもっと大切なことを隠してるな?」

智貴「」




63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:28:44.82 ID:P8KR2JAP0

智子「あの発言がセーフってことはだ、なにか深い裏があるんだろ?」フフン

智貴「(クソッ、こんな時だけ無駄な頭脳を発揮しやがって……)」

智子「例えば実はもっと変態的な性的趣向を持っているとか……」

智貴「………」

智子「言ってみろよ、ん? お前のオカズはなんだ? 姉だからその程度のトーク大丈夫だろ?」

智貴「(実姉で抜いてましたとか言えるわけねーだろ!!)」




65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:32:00.86 ID:P8KR2JAP0

智子「なかなか口が堅いな……、むぅ、女に共通点は感じるんだが」

智貴「姉ちゃんには関係ないだろ出てけよもう!!」

智子「やだ」

智貴「死ね!!」カッ

智子「生きる!!」クワッ

智貴「なんで今日に限ってポジティブなんだよ!!」

智子「弟の弱みを握れるチャンスだから、かな……」フフ

智貴「(駄目だコイツ早くなんとかしないと)」




80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:00:22.20 ID:P8KR2JAP0

智子「なーなー、言ってみろよ、いいだろ、な? な?」

智貴「絶対に嫌だ」

智子「公平さを求めるというなら姉ちゃん秘蔵のアレとかアレ見せてやるからさー」

智貴「そういう問題じゃねぇ」

智子「ねーってばー」

智貴「寄るなうぜぇ!」




82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:04:57.54 ID:P8KR2JAP0

智子「あ、そういえばこれの主人公ともくんって呼ばれてるな」

智子「自分と似た名前のキャラが出るものを探すとこ、私そっくりだぞ」

智貴「(何でちょっと嬉しそうなんだよ)」

智子「褒美に読み上げてやろう」パラッ

智貴「やめろいつまで持ってんだ返せ!!」バッ




83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:08:39.14 ID:P8KR2JAP0

智子「甘いな、もう既に暗記した、私の暗記力を舐めるなよ」

智子「ちょっと勉強すればテストで上位入るのくらい余裕だからな」

智貴「純粋に疑問なんだけどなんでお前頭良いのに馬鹿なんだ?」

智子「矛盾してるし私は馬鹿じゃない」キリッ

智貴「いや、お前は馬鹿だ、認めろ」ガシッ




84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:12:55.28 ID:P8KR2JAP0

智貴「(よし、とりあえず流れで肩を掴むところまで行けた)」

智貴「(ちょっと強引だがこのまま放り出して鍵を掛ければ俺の勝ちだ)」

智子「ともくん……、やめようよ、私達、姉弟だよっ……?」ウルッ

智貴「」ムクリ

智子「今の我ながら迫真だった気がするな、どうだ? こう、湧き起こるものがあったか?」ニヤニヤ




100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:21:33.30 ID:P8KR2JAP0

智貴「ッ、んなわけねーだろ死ねッ!!」

智子「いつも以上に口悪いな、図星か?」

智貴「ふざけんな!」

智貴「(ああ迫真だったよこんな時に限ってな!!)」

智子「(仏頂面+不愛想でググったら名前が出てきそうな弟が動揺してる、楽しい……!)」キラキラ




102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:26:10.94 ID:P8KR2JAP0

智子「………」ニヤニヤ

智貴「うぜぇ顔してんじゃねぇよ……」

智貴「(……静まれッ、静まれ俺の魂ッ……!!)」

智子「(次はどこのシーンを演じてやろうか)」

智貴「(幸いあの馬鹿は今俺をからかうことに夢中、今のうちに収まりやがれ……!!)」




103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:29:53.78 ID:P8KR2JAP0

智子「はぁ、はぁっ……、と、ともくぅん……」

智貴「(よりによって俺が昨日オカズにしたページ……だと……!?)」

智子「わたしたちっ、姉弟だけど……、と、ともくんなら……」ハァハァ

智貴「馬鹿ッ、お前今何口走ってるのかわかってんのか!?」




104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:33:06.89 ID:P8KR2JAP0

智子「なんだよ演技だろ、つれないな」パッ

智貴「(やめてくれたか……、正直今のはヤバかった)」

智貴「(あのままだったら俺のシュートがオウンゴールを)」

智子「もしかしてお前のボールをシュートしそうになったのか?」

智貴「(下ネタのセンスが被った最悪だ)」




106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:38:13.85 ID:P8KR2JAP0

智貴「なあ、頼むからもう出ていってくれよ……」

智子「私がこんなに面白い状況で頼まれて出ていくなんて思いますか」

智貴「(なんで敬語なんだよ!)」

智子「ふ、いつもいつも弄ばれる私じゃないということだ」ポスッ

智貴「うおっ、馬鹿くっつくな!!(やべぇ!!)」




109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:42:36.07 ID:P8KR2JAP0

智貴「(今ならまだ間に合う)」

智子「……あれ?」

智貴「(静まれ、何か急速に萎えるものを思い浮かべるんだ)」

智子「………」

智貴「(そうだ、家帰っていきなり目の当たりにしたすっげーブスの顔を……)」




110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:47:19.56 ID:P8KR2JAP0

~~回想~~

智子『え、えーっと……』ゴソゴソ

智貴『漁ってんじゃねー! 死ね!!』

~~終了~~

智貴「(あの時いいケツだったな……)」ムクムク




113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:51:55.74 ID:P8KR2JAP0

智貴「(ってこの記憶じゃねぇぇ!!)」

智子「あの……、なんか当たってるんだけど……」

智貴「そういえばアレだ、俺今日ポケットにボール入れっぱなしだった!」

智子「そ、そう……(いや、その位置にポケット無くない……?)」

智貴「(苦しいッ、自分で言っといてなんだがこの言い訳はあまりにもッ!!)」




115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:56:43.60 ID:P8KR2JAP0

智子「いや、サッカーボールってどう足掻いてもポケット入んねーし物理的に……」

智貴「………」

智子「サッカーボール以外のボールを弟が持ち歩く理由も無いし……」

智子「……ねえ、あの、もしかして今」

智貴「知らん」

智子「で、でもこれ……」

智貴「言うな」




116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:01:17.59 ID:P8KR2JAP0

智子「お前まさか、私で勃起して――」

智貴「黙れ!!」

 バッ!

智子「――むぐっ!?」ドサッ

智貴「(しまった流れで押し倒しちまった!!)」

智子「……ッ!? な、やっ――」スゥッ




120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:05:49.36 ID:P8KR2JAP0

智貴「(ここで叫ばれて親来たら死ぬッ! あらゆる意味で!!)」

智貴「静かにしろ!!」ギュッ

智子「むー!? んむぅぅぅっ!?」バタバタ

智貴「暴れるな、大人しくしやがれ!!」

智子「!?!?!?」ビクッ

智貴「(これ状況悪化してねぇ!?)」




122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:09:49.57 ID:P8KR2JAP0

智子「んぅぅっ! む、むーーーっ!!」ジタバタ

智貴「お、落ち着け! いいから暴れんな!!」

智子「……ん……、……ふ、ぅ……!」モゾッ…

智貴「(大人しくなってきたな……、体力が尽きたか?)」

智貴「(そりゃ口元抑えられてる状況で大暴れしたらバテるか、姉ちゃん小さいし)」




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