二・二六事件と日本

二・二六事件を書きます

末期の酒

2020-11-19 18:34:00 | 二・二六事件

【いよいよ決起の日がくるわけですが、常盤さんは何か失敗をやらかしたそうで・・・。】


常盤:いや、失敗というのかどうか。(笑)いよいよやるというので、末期の酒をのみにいっていたのですよ。酒好きなものですからね。(笑)それで、つい過ごしてね。帰ったらもう整列していました。あと十数分ものんでいたら、高田馬場に間に合わなかった堀部安兵衛か、赤穂浪士の小山田庄左衛門になるところでした。「こんな大事なときに遅れるとは何事か」と野中さんから怒られましたが、「末期の酒ですから」といったら、「ああ、そうか」ということで許してもらいました。



文藝春秋 座談会より一部抜粋



常盤少尉らしい可笑しなエピソード。
常盤少尉はその親しみやすさから、兵達からの信頼も厚かった。



背面から見た歩三兵舎





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