遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

神式地鎮祭

2010年03月30日 | 仕事
おはようがんす
最近何かと忙しくてブログを書いている間がない、今朝は少々早起きをして書いている
先日、氷雨降る、とても寒い日に,M様宅の地鎮祭をした
若しも雨がやまなければと前日の雨の中テントを建てておいた
私は、関東地方の一流派で有るが、「大和流」と言う「古式伝統保存会」に属している
色色な建築の一から十までのそれぞれの段階の古来のしきたりや意味を踏襲しながら伝統を細々と受け継いでいる
神式の地鎮祭の時迷いやすい幾つかを参考になるように簡略に流れを話そう



1、祭壇は斉主の地鎮祭の祝詞の中に有る言葉に従って行う
中央付近に土や砂利で作った小山を作るその上に三本の幣束を建てる
此の幣束は夫夫の神様を表している、また神檀の外にもう一つ中央より低い山を作る
此の小山には頂上に草を切りとって植えこんでおき刈り払ったときは引き抜いておく、  山野を平らにして家を建てると言う基本を表している
祝詞の中に「草刈り払い、土踏みならして,此の地を家居と定め、、、、」と有る 

    

2、竹は自然の山野を意味すると共に、親竹より子竹が必ず上に伸びる性質を其の家の繁栄を意味して目出度く、以って此れを使用する、従って竹のない地方では常緑の木を使用する
竹は上部4枝を残して後は切りとる、よく先端まで付けておくものが有るが此れは違う
4枝には夫夫その土地の神様(産泰様他土の神様方)がいて、4*4で16の神様が宿る
竹と竹の間は六尺八寸とする、八は末広がりで縁起が良いと言う意味もあるが
社寺を建立するときの基本寸法、柱内内六尺を表している、つまり祭壇は臨時の社であるからそれに従っている、また竹の四枝は柱上部の、セリ出し支えの「斗」(ます)を表す
そして注連縄は、二重廻りとし、片幣を一間に四枚垂らす
此の幣には建築の神様と四方を守護してくれる神様が、四面*四人で十六人の神様が居らっしゃる

    
   
3、奉献の台は有れば有った方が良いが、その時の状況に応じて、机でもなんでも台が有ればよい、奉献の品々は
山種八宝と言い八は末広がりで山種は、田畑や山で採れたもの八種類で酒はこのうちの一つに数える残り七種は其の時期にある丸い野菜果物などであるが必須は、米と紅白山菜と言う大根と人参各に本ずつである、、葉っぱが付いているものが望ましい
この二は夫婦を表し、葉っぱは「枝も栄えて葉も茂る、、、、」と言う意味である
其の意味から今の時期で有れば、菠薐草、の様な葉っぱの多い葉菜も進ぜる
又丸く収まるとか、柱の角が取れて丸くなる迄丈夫で使える家になる、、、などの意味合いから、丸い果物も必要である

海種七宝と水と塩を含めた海や川でとれた物七種を奉献することで、七福神が夫夫お持ちになっている七つの宝物を表している
「御頭付き」は清流魚が基本である、神に進ぜるものであるから清流の穢れの少ない魚で
海のものでは深海の魚、鯛などが良いが、これは適宜である
必ず腹を向き合わせ、東から或は南から来た事を意味するので頭は西か北を向く

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