遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

樫ぐね

2010年05月07日 | その他
お晩でがんす
連休の一日を利用して、樫ぐね、の剪定をした
以前に咲いとで話題になった事が有るが、上州の空っ風を防ぐには格好の防風帯だ
そして防火帯でもある
此の「くね」のおかげで類焼をまぬがれた例は数多ある
半分木が焼けて黒焦げになっても半分で生きている、忽ち復活して元の「くね」になるのにそう幾年もかからない、まことに丈夫で辛抱強い木だ
我が家の「くね」はH4000と決めてある、H*10=風除け長さであるからして
南側40mは有効で有るはずだが、それでも冬の風は大変である
百樹園の周りを囲んでいる
20年近くたって漸く「くね」らしくなった
この辺では「樫ぐね」は一つのステイタスである、毎年此の手入れができないと
経済的にゆとりがが無いのではと思われるからだろう
我が家はゆとりがなくても自分で出来るから何とか面目を保っている



今は光ファイバーで見る、垂直を測る機械もあるが我が家では旧態然として、手ばさみの刈り込みばさみではぎる
此れが中中垂直に刈り込めない熟練を要する仕事だ
百樹園の裏口は会社の作業場や工場に繋がり近道だがここに「くね潜り」を作ってある



昔は「くね潜り」を隣との境に作ると信頼と親交のあかしであった
又無断で入れる他人の庭で子供たちの大切な遊び場でもあった
「くねっ潜りの仲」とは幼馴染よりもう少し深い付き合いの仲と言う風にとらえていた
其の「樫ぐね」が防火と言うもう一つの役目から、蔵の周りにもあった
其の残骸がまだあるが、伐るのも可哀相なので植え木の仲間に入れやった物もある



人生と同じで色色な風雪を耐え忍び、櫂潜って来た「樫ぐね」にも歴史が有り変遷が有るものだ、だから明日が愉しみなのだろう

そんじゃあまたはなすべえ
遊童子






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4 コメント

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忙しいね~ (チョキ・チョキ)
2010-05-08 14:38:07
今日も暑いです
師匠も休み無く、色々仕事がありますね
確かに樫ぐねが伸び放題は頂けない
綺麗に刈り上げた樫ぐねは綺麗ですが、それを保つようにしているのには頭が下がります
趣味に忙しく、家周りの管理、百花園の管理、蜂の世話、時間がいくらあっても足りないでしょう
老体も鍛えれば持つと思われ・・・頑張って下さい


なまこ壁の蔵に樫の木がマッチした写真が
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東京でも生垣 ()
2010-05-08 20:45:38
「くね」というのは初めて聞きました 防風林としていろいろな樹木を植えるようですが 樫の木の40m生垣とはすごいですね 上州名物の空っ風除けなのですね

東京でも一時流行ったブロック塀ですが今では耐震基準やらで低くして上部をアルミや鉄柵にするか生垣が多くなってきました これも時代の流れなのですね 昔はコンクリートの万年塀なども多かったですが…

生垣は手間や維持費がかかりますからなかなか生垣だけにするところは少ないようです しかし建売の物件などではフェンスに替えて生垣だけのところも多くなりつつあるようです 緑化の指導もあるのでしょうね
<橙>
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樫ぐね (遊童子)
2010-05-08 22:30:35
チョキチョキ様、コメントありがとう
老体も鍛えれば持つものなんです!
又古傷をブラシで、、、、、痛い多々
たまの休みは忙しいものです
あれもこれもとしたい事が山ほどあります
植え木の移動も3,4、本あるのだが明日できればしたいが
所属の協会の総会の準備もしなくては
又忙しい日曜日が来た
明日は又法事が二つある
どうしてこんなに用事が有るのだろうか

苧環の花を描こうと思っているうちに散り始めた、、「当てと天秤棒は先から外れる」

蜂蜜のラベル貼りも残っているし、、、、、
明日も風は吹くから
ではまた
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生垣? (遊童子)
2010-05-08 22:45:25
橙さんへ
コメントありがとうございます
草ですね。ブロック塀よりはどんな木であろうと生垣の方が良い
今は色色な生垣を作っていますね
何処ぞの国の真似をしてカーデニングなどと言っていますが、なぜ外国のまねをするのが好きなのでしょうね?
日本にも「五木七石」と言う奥ゆかしいそして
とてもエコなそして幽玄のわびさびの世界が有るのにね
ところで「樫ぐね」は生垣とは少々趣を異にしていると思っています
境にする塀や生垣の機能ももちろんありますが
防風と防火とが最大の眼目ですから
屋敷の中間でも端っこでも、防風、防火の必要なところに作ります
だから綺麗に見せると言うより、より頑丈で
葉の重なりの暑さや密度を高めるように剪定やはぎりこみをします
ときには枝を逆方向に撓めて結わえることもやります、風の方向を変えて少しでも空きがないようにするのです
だから上州では必需品名のです
でも風も大人しくなったがそういう風習も大人しくなって郷土色が薄れたのが残念です

少し長くなりましたね
ではまた









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