遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

十五夜お月様

2018年09月24日 | 年中行事

おばんでがんす

今夜は十五夜だ、例年の様に年中行事だから淡々と踏襲している通りに催行する

此れが全体像だ、まだお手丸と、お饅頭ができていない

主神を先ず中央に飾る

貢物の数々だ、野菜七種類。果物七種類が決まりだ、奥から、サトイモ、南瓜、紅白山菜、薩摩芋。茄子

オクラ、だ、其の年により多少は違うが、自分の家で採れたものが原則だ

野菜が入っている器は「箕」と言うものだ。穀物を計ったり選別したり色色に使う

根曲がり竹の皮と藤の蔓の身で編んである、先端に山桜の皮が挟んで有り補強している

箕を身に語呂あわせで置き換えて寶(農産物)が身に入る、、、と言う縁起だ

果物は栗と柿と柘榴だ

梨と林檎と代代(橙)だ、あと一つ未だ到着しないが、葡萄が来る予定だ、そして七種に成る

「七つ何事ない様に」と言い無事に秋の実りが見られるようにという願いだ

今年も矢羽芒を従兄の家から取って来た

芒の葉縁はとても鋭く手など良く切るしたがって弓矢にして使うと、魔物を矢で退治できる、

魔物とは病気であり、大風で有り大雨で有り、農作物の収穫に仇為す者達だ

斑入り芒と言えばなんてことは無いのだが、「溺れる者は藁をもつかむ」の例えの様に自然相手の農家は藁

にも縋る想いで神頼みをし無事の収穫を願うのだ

漸くお手丸も出来て十五個お供えした

昔は茹で饅頭の炭酸饅頭を作って進ぜたものだが今年は菓子屋の紫蘇饅頭で済ませた

御指米(おさご)と浪の華を五合桝に入れて進ぜる、升双つで,益益栄えると意味だ

そして酒と水は御神酒鈴に入れて進ぜる、一年に一度の行事なので律儀にしている

此の安直、省略、の時代に、時代遅れとも時代錯誤とも、、、、、言いたいものには言わしておけばよい

心豊かに過ごしても、心貧しくキリキリ過ごしても、一生は一生だ

 

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子

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