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国益

2022-08-28 | Weblog
ロシアがウクライナに「侵略戦争」仕掛けて半年経ったよ。ウクライナの犠牲者に黙祷。ロシア人が死んだのは別にどうでもいいや。

21世紀のいまどき、他国のやることが面白くないからって軍事力で侵略戦争仕掛けるなんてあり得ない、って世界中がロシア排除に動くかと思ったら、意外とロシアの肩を持つ国、そこまでいかなくてもロシアを非難しない国、ロシアから資源を輸入し続ける国があるそうで。そういう国って何考えてるんだろと思ったら、自国の「国益」優先らしくて。電力不足の中でロシアから「安く」石油やガスを買えるなら買っちゃう、食料不足で自国内が騒いでるんでロシアから「安く」食料買えるなら買っちゃう、みたいな。

でもさ。エネルギーとか食料とかをロシアから買うってことは、ロシアに「依存」するってことだよね。ロシア抜きじゃやってけない体制になるってことだよね。そんな風に固定されちゃった後で、ロシアが自国の国益に「反する」ようなことし始めたら、どーすんだろ。ロシアが自国の領土に親ロ派独立政府を勝手に作ったとか、ロシアが自国内の反政府運動を支援し始めたとか、いろいろありそうじゃない?

だったらロシアを非難する、ロシアを排除するのが自国の国益になると思っても、もうその時はロシアの資源や食糧に「どっぷり」頼ってるわけでしょ。薬物中毒みたいなもんで、ロシアから足抜けできなくなってるわけでしょ。つまりは、ロシアが自国の国益に反することをいくらやっても、それに逆らえない、反対できない、ってことになるわけでしょ。

目の前の小さいことだけで自国の国益だとか言って、独裁者が独裁してるロシアみたいな国と付き合い続けるってことは、結局、「長い目」で考えた自国の国益を捨ててるようなもんだ、ということ。
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