若者

日本の人口が減ってるそうだよ。特に、地方の人口が減ってるそうだよ。それで、なんとか人口を増やしたい地方の役所が、「若者」の意見を聞いたりアンケート調査したりして、それを政策に活かそうとしてるらしくて。

でもさ。意見やアンケートをする相手の若者って、「今」の若者なわけで。だから当然、「今」の自分のことや自分の考えをもとに答えるわけで。だけど、「今」の状態って、わりと早く変わっちゃうよね。

独身の若者が、娯楽とか遊ぶ場所とかが欲しいって答えて、それに合わせて地方が大型エンタメ施設とか作ったとして。そしたら、その同じ若者が結婚して子供が産まれて、今度は小児科、保育園、子供の公園とかが欲しいって意見を言って、そういう施設とかを作って。その次は、その子供が大きくなって進学就職の時期になるから、地方に進学先、就職先が欲しいって意見になって、またそれに合わせて政策する、と。ところで、最初に作った大型エンタメ施設って利用者いるの？維持費が赤字になってないの？ってのは、どーなってるんだろ。そもそも、「若者」の意見を聞いてるわけだから、子供が進学就職するような年齢になったら意見聞いてもらえない、ってことになってそうだし。

なんか、どこかに無理ありそう。