極秘にされていた聖火の最終点火者は、カナダ・スポーツ界のスーパースター4人だった。
会場のBCプレース内に持ち込まれた聖火は、パラリンピック車いすマラソン金メダリスト、リック・ハンセンさんから最終点火を担う4人に引き継がれた。 まずスピードスケート女子五百メートルで98年長野、02年ソルトレークシティー両五輪を制したカトリオナ・ルメイ・ドーンさんが受け取り、地元ブリティッシュコロンビア州育ちで米プロバスケットボール協会(NBA)のサンズに所属するスティーブ・ナッシュ選手、68年グルノーブル五輪のアルペンスキー女子で金メダルを獲得したナンシー・グリーンさん、そして北米アイスホッケーリーグ(NHL)の元スター選手で、カナダの国民的英雄でもあるウェイン・グレツキーさんへ。
ドーンさんら3人は、ステージ中央にせり上がった雪の結晶と氷柱をイメージした巨大な聖火台の土台にそれぞれ点火。 3方向から集まった炎は中央で一つとなり、大きく燃え上がった。 また、グレツキーさんは市内中心部にある聖火台に向かった。 開会式のテーマである「氷の中の炎」を表現した演出だった。
(Yahoo!スポーツより)