羽毛リフォーム

本日は新規のお客様から、羽毛リフォームのご依頼がありました。
昔、訪問販売でかなりの金額を出して購入されたそうですが破れた個所を確認した結果、残念ながら今回はリフォームするより買い替えをご提案させて頂きました。

羽毛ふとんとは『ダウン』を50％以上使用したお布団のことで、それ以下のものを羽根ふとんと分類しています
残念ながら購入されたのは見た目にもダウンの含有率が少ないもので、お金をかけてリフォームするに値しないようなものでした。
羽毛ふとんと羽根ふとんはどちらも素人目には同じに見えても、ダウンの含有率が異なる全く別物なんです。

ダウンとは水鳥の胸元に生えている毛のことで、羽軸がなく、ふわふわとした触り心地が特徴です。
ちょうどタンポポの綿毛のような見た目から、『ダウンボール』と呼ばれています。

そしてフェザーとは、真ん中に硬い羽軸があるものを言いい、ちょうど共同募金の赤い羽根を思い浮かべるといいと思います
フェザーにも２種類あり大きめの羽根を『フェザー』、小さめのものを『スモールフェザー』といいます。　　　　　（主に羽根枕やクッションに利用します。）
もちろん、ダウンの比率が高いほど良質な羽毛ふとんとなります。
ただ、皆さんもご存知の通り、羽毛ふとんにしろ羽根ふとんにしろ購入時には中を確認して見る事が出来ません。
その為、今回のお客さんも巧みなセールストークで購入を決めてしまったんでしょうね。

　　　　　　　　　　　　　　　

そして、もう一つ購入の決め手となってしまうのが価格です。
羽毛ふとんは高価だというイメージがあり、高価な物＝良い品と思う人間心理をうまく着いており、ある程度高額な金額が設定されていてもあまり不振がられません。
実際お客さんも
『高かったから、てっきり良いものだと思ってた。』　　　　　『実は同じものがもう一枚ある。』
との事。
一度検討してみますと言う事でしたが、羽毛ふとんにしろ何でもそうですが、これからはちゃんとしたお店から購入しましょうね。



良いお返事をお待ちしてますね。

さて、本日の一枚。



変に捻らなければ痛くはないんだけど、とにかく不便。
早く、ギブスが取れないかな～