ロングドライブ

「VW PASSAT VARIANT」と「PEUGEOT 3008」でのロングドライブ記録です。(2019/09/11)

紀伊半島1周

2019年09月28日 | ドライブ

2019年9月25-27日

三重県、和歌山県を廻る紀伊半島1周ドライブを敢行。三重県では、主に伊勢国、志摩国の一之宮4ヶ所を目指し、更に南下して熊野(三重県)、新宮(和歌山県)では徐福(じょふく)関係の場所に行くことにした。

今回は久々にPASSATの出動とした。


9月25日(水)

いつもよりかなり遅い午前9:00頃、自宅を出発して中央道に入った。平日のこの時間帯は通勤ラッシュはピークを過ぎていたものの、お急ぎの車は多いように思われた。特に急ぎの旅(?)ではない私は、走行車線をACC(アダプティブクルーズコントロール)をセットして走ることにした。

私の自宅から大阪の息子宅までは、およそ休憩タイム込みで6時間と言う所で計算上15:00頃には息子宅についてしまう。少々早過ぎると言うこともあり、途中で下道を走ることにした。中央道を岡谷JCTから長野道に入ると塩尻ICで一般道に出て、R153を名古屋方向に進んだ。実は昔からこのR153に興味があったのだが、なかなかチャンスがなく実現できずにいた。

R153は、基本的には対面2車線の道路で、長野県の農村部を走る形を取っていたが、実際走って見ると想像よりも交通量が多く、地域の主要幹線と言う感じの道路だった。山間の道を進む形になるこの道路だが、比較的アップダウンが少なく、60km/L定置走行になっているようで高速道を降りてからも燃費は殆ど変わらなかった。

この日の天気は秋晴れを思わすような気持ちの良い天気で、山々の緑も綺麗に映えて見えた。

当初は岐阜県の中津川IC辺りまで下道で行き、残りをまた中央道、名神道で行くつもりだったが、思ったよりR153は時間がかかり中津川ICまで進むと、大阪に着くのが22:00を回りそうなので、手前の園原ICで中央道に戻ることにした。中央道、名神道と進み、大阪の息子宅には19:00頃到着することができた。

走行距離:511.4km
給油量:27.5L
燃費:18.6km/L


9月26日(木)

今回の目的は上述の通り1.三重県の一之宮4ヶ所を廻る。2.三重県、和歌山県の徐福ゆかりの地を廻る。だったが、折角なので、紀伊半島を1周して来ることにした。

朝6:00に大阪の息子宅を出発すると、一路名神道を目指した。名神道から新名神道に入り、亀山JCTから東名阪道に入り鈴鹿ICで下道に降りた。本当は亀山西JCTから新しくできた新名神道を行き、鈴鹿PAのスマートICを出るつもりだったのだが、PASSATのナビは新しい新名神道の地図更新ができていない(地図更新期間終了のため)ため、亀山西JCTを誤って従来のルートに進んでしまったのだった。
目指した第1の目的地は、伊勢国一之宮椿大神社である。伊勢国(いせのくに)と言えば伊勢神宮のお膝元であることは直ぐに思いつくところである。私も最初は伊勢の一之宮と言えば伊勢神宮だろうと思ったのだが、2つある伊勢の一之宮は何れも別にあった。

朝7:45頃椿大神社の駐車場に着くと、早速神社に向かった。鳥居を潜って本殿に向かって進むと直ぐの所に、神社の解説板があり、椿大神社の読みを「つばきおおかみやしろ」とふってあった。そういえば、出雲大社も「いずもおおやしろ」と言うのが正式な読みと言うのをTVでやっていたのを思い出した。
主祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)とされていて相殿には瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、栲幡千千姫命(たくはたちちひめのみこと)とされていた。当社は全国の猿田彦を祀る2,000余社の本宮なのだそうである。

続いては第2の目的地、伊勢国一之宮都波岐神社・奈加等神社(つばきじんじゃ・なかとじんじゃ)である。椿大神社から約30分の距離だった。PASSATの純正ナビの指示に従って走ったが、結構マニアックな道を走らされた。
当社は名前からも分かる通り2つの神社が合併して今の地に祀られている。Wikiによれば、明治時代に合併されたとしている。
神社は平地にあり、境内もさほど広い感じではなかった。拝殿はモルタル造りのようで新しいものと思われた。

次は志摩国一之宮2ヶ所に移った。
志摩国の第1は皇大神宮別宮伊雑宮(こうだいじんぐうべつぐういざわのみや)で、都波岐神社・奈加等神社からは伊勢道を使っておよそ1時間半の距離だった。

伊雑宮はその名の通り皇大神宮(こうだいじんぐう)、つまり伊勢神宮の別宮であることを謳っているため、一之宮であることは境内にも由緒書にも触れていない。

境内に入ると伊勢神宮の縮小版のような光景が見えて来た。写真のように伊雑宮本殿(?)の手前に遷宮の跡地(?)と思われる空き地が目に入った。本殿は無垢の木造で伊勢神宮(の縮小版)と同じ感じだった。
伊勢神宮の別宮なので、当たり前ではあるが祭神は天照大神(あまてらすおおみかみ)だそうである。

当宮は第11代垂仁天皇(すいにんてんのう)の第4皇女倭姫命(やまとひめのみこと)が伊勢神宮斎宮(さいぐう)になったことから非常に関係が深く、当宮の傍には「倭姫命𦾔蹟地(やまとひめのみこときゅうせきち)」と言う所もあった。

志摩国の第2は志摩国一之宮伊射波神社(いざわじんじゃ)に移動した。
ナビに設定し、指示に従って伊射波神社を目指したのだが残念ながら辿り着くことができなかった。後で分かったことだが、神社までの道は人も通るのに苦労するような山道で、片道20分ほどかかるということだった。この神社、全国の一之宮でも一、二を争う辺ぴな所にあるらしい。
取り敢えず今回はパスさせて頂き、またの機会にリベンジすることにした。

次に向かったのは三重県熊野市の波田須(はだす)にある徐福の宮徐福の墓徐福の杜である。徐福についての解説はリンクに譲る。
伊射波神社(の付近)から波田須の徐福の宮まではおよそ2時間の距離だった。熊野尾鷲道の熊野新鹿ICからR311で南に向かい、崖の上のような所から細い側道に入るナビの指示だったが、愛車PASSATでは無理と判断し、別の道から入ることにした。しかしこの道もギリギリの状態で、対向車が来たら全くお手上げになる道だった。ナビの案内が終了した所に駐車場らしき場所があったため、直ぐに停めさせて頂いた。

そこから数mほど村の道のような急勾配の坂道を登ると、徐福の宮(小さい神社のような所)が出現した。その祠(ほこら)の横には徐福の墓と称する石碑があった。

参拝を済ますと元のR311に戻り、徐福茶屋に行って見ることにした。かなり冷や汗をかきながら何とかR311に戻ると、尾鷲方向に戻った。徐福茶屋は先ほど最初に入ろうとした側道の入口にあった。

ここは徐福の名にちなんだ喫茶店のようだった。冷や汗をかいた後でもあったので、コーヒーを貰うことにした。マスターと徐福について話を始めると、色々な情報を貰うことができた。

当地区の名前「波田須」も「秦氏(はたしorはだうじ)が住んだ所」から来ているとのこと。

波田須を後にすると、次は和歌山県の新宮に移動した。
R42を新宮まで行くが時間はおよそ40~50分かかる。ほぼ海岸縁を走ることになるが、車の数は少な目で走り易かった。これで天気が良ければ最高だったが、この日の熊野-新宮は雲が空をしっかり覆っていて雨が降らないだけましと言う感じだった。

JR新宮駅脇の市営駐車場に車を置くと、先ず向かったのは徐福公園である。

ここにも徐福の墓があるのだが、これは不思議に思う必要はないと思われた。なぜなら、徐福の墓は全国彼方此方にあるからである。

徐福公園を後にすると世界遺産阿須賀神社(あすかじんじゃ)に移動した。ここにも徐福の宮があった。神社自体は左程大きな所ではなかったが、流石に世界遺産だけあり、きちっと整備されていた。徐福の宮は境内の隅の方にあったが、小さな祠であった。

新宮を後にすると帰路に着いたのだが、ナビの指示では元来たルートを戻るように示していた。しかし、折角紀伊半島を南端近くまで来たので、私としてはこのまま和歌山を縦断して大阪の息子宅に戻ることにしたかった。そこでR42を和歌山方向に進むことにした。とは言いながらR42を大阪まで走っては今日中に着くかどうかという不安もあり、途中の有料自動車道を積極的に利用することにした。
結局、大阪の息子宅には20:00頃着くことができた。

走行距離:674.7km
給油量:37.9L
燃費:17.8km/L


9月27日(金)

帰宅の日。嫁様の厳命により、帰宅前に京都の錦市場(にしきいちば)で買い物をして帰路に着くことにした。
帰りは下道の選択はせず、素直に京都東ICから名神高速-中央道のルートを取った。
東京の自宅には16:30頃着くことができたが、今回チョット驚くことが起こった。それは燃費である。下に燃費関係を記載する。

27日
走行距離:492.2km
給油量:25.0L
燃費:19.7km/L

<25-27日3日間の合計>
走行距離:1,678.3km
給油量:90.4L
燃費:18.6km/L

27日の燃費は19.7km/L(満タン法)と3日で最高の燃費となったが、途中、中央道走行中にはDiscover Pro上で20km/Lをオーバーしていることもあった。
過去、東京-大阪の燃費では往き(東京から大阪)の燃費の方が良い場合が多かったのだが、今回は過去最高燃費で帰路が良かった。
3日間の燃費も相当良い値を示していて、この高燃費(燃費の良さ)の原因は何に起因しているのか分っていない。



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