2009年8月15日
コース:民宿みかみ荘~R5~八雲IC~道央道~道東道~夕張IC~R274~R38~ホテル日航ノースランド帯広
天気は朝の内曇っていたが、次第に陽が差すようになって行った。
北海道2日目のこの日は帯広に移動しなければならなかった。距離にして約460kmの道程である。
朝8:00頃宿を後にすると、一路道央道の八雲ICを目指し、先ずR5を北上したのだった。
R5は函館から大沼を越え、JR桂川駅付近で海岸縁に出る。ここから海岸縁を北上し八雲大橋を渡って直ぐにR277に入ると間もなく八雲ICがある。
写真は海岸縁を走行中に発見したひまわり畑である。
八雲ICから千歳恵庭JCT迄は「道央道」を走ることになる。
その後今度は夕張ICまで「道東道」を走り、夕張ICからR274で日勝峠を越え、十勝清水ICから再び高速に入るルートを取る予定だったが、十勝清水IC手前で気が変わり、そのまま下道R38で帯広に入ることにした。
所でこの日、路肩に生える大きなフキ科植物が良く目に付いた。この巨大な”フキ”は一体何者なのか、非常に興味をそそられた。 後で嫁様が調べた所、「ワランブキ」なる北海道では一般的な日本最大の「フキ」と分かった。大きいだけに味も大雑把なのかと思いきや、これが美味しいとのことである。正直、私は内地の「フキ」も余り得意ではないので、試してみようとも思わなかったが、嫁様はかなり興味を示していた。。。と言うより嫁様の旺盛な好奇心をくすぐられたようである。
夕張ICを降りると「夕張メロン」の看板が目に付くようになり、北海道の土産に夕張メロンを送ろうと言うことになった。
路肩の売店や道の駅、お土産センターのような場所を見て回ったが、結局大きさと価格、セットに入る個数などが上手くなく、夕張メロンは見送ることになってしまった。
この日、北海道に入って初めてのSAABと遭遇した。丁度十勝清水IC付近を走行中の出来事である。ナンバーは道外ナンバー。黄色のc9-3 Cabrioletであった。
こういう光景を見てしまうと、愛車SAABでの北海道ドライブも良かったのかなぁ。。。などと思ってしまうのでが、この後の知床を始めとする道東ドライブでは、やはり不安(特にクマとの遭遇)が付きまとうと同時に、嫁様がSAABは運転し辛い点を考えるとPTの選択は止む無しと思い直すのだった。
帯広の街に入ると、取り合えずこの日宿泊予定の「ホテル日航ノースランド帯広」を目指した。
ホテルは帯広駅ビルに隣接する造りになっていた。
ホテルにチェックインすると、一休みして夕飯に出かけることにした。この日の夕飯は、嫁様が探し出して来たラーメンとなっていた。
「麺武 ざぼん」がそれである。帯広駅から西に真っ直ぐの所。車で10分かかるかどうかの距離だった。
私は「味噌ラーメン」、嫁様は名物(?)「えびすの涙」をオーダー。インターネットの口コミでは、スープは良いが麺が固いとあったが、私は特に気にならなかった。嫁様も機嫌良く完食したのだった。我が夫婦の総合評価は”合格”である。
食事が終って、次は風呂と言うことになった。
インターネットで温泉を検索しているうちに、ホテルに近い所で普通の銭湯ながらお湯は天然温泉と言う「ローマノ福の湯」と言う所を発見し、面白そうなのでそこに行って見ることにした。後で分かったことだが、帯広の殆どの銭湯は基本的に天然温泉だと言うことだった。
1階が駐車場で2階が銭湯と言う作りで、銭湯に入ると男女の真ん中に番台があり、おばちゃんが座っていた。昔、何十年も前に偶に行った街の銭湯が21世紀の現代に蘇ったような錯覚に陥った気分だった。
温泉は弱アルカリで、軽いヌルヌル感がある紅茶色の温泉だ。温度も熱くなく温くなくの適当な温度だった。しかし、10分ほど浸かっていただけで身体は十分に温まってしまい、銭湯から出てもかなりの間ポカポカ感が抜けなかった。
東京近郊の温泉では味わったことの無い本当に質の濃い温泉と言う感じだった。
銭湯を後にして帯広の駅前まで戻って来ると、駅前の大通りでは夏祭りが行われていた。町内会の山車といった感じの現代風山車が通りの中央を幾つも練っていた。山車の前後で音楽に合わせて踊る若者たちが、お揃いの衣装、化粧で次々にやって来た。
この祭りは地元では大きな祭りらしく、地元の放送局もリポートをしていたのであった。
パレードと屋台の道が分かれて設定されていて、1本隣の道に屋台のストリートができていた。我々夫婦はパレードの道から屋台の道に向い、駅に戻るルートで一通り見て歩いた。
走行距離: 493.4km
給油量: 40.0L(レギュラー(R):40.0L)
燃費: 12.3km/L