AS IS

愛倍中のキバナノセッコクをマイペースに紹介するブログ

キロスキスタ(Chiloschista parishii)

2023年05月29日 | その他植物


我が家で唯一の洋ラン
キロスキスタChiloschista parishii)

日本のクモランと同様
無葉蘭に分類され葉がありません
その代わり根に持つ葉緑体で光合成を行います



奇妙な姿と、似つかわしくない可憐な花が
大変魅力的なランです

花は日中になるとバニラのような
甘い芳香を漂わせます


日頃の管理も基本的に手がかからず
根腐れの心配がないため
他のランたちの水やりついでに
ザブザブ水をあげれば
基本的には大丈夫なようです


冬季のみ家の中に取り込み管理してます

年が明ける頃から軸元よりステムが伸び

GW明けるくらいまでステムが成長し
その先に花をつけます



咲いた花もかなり長持ちし
もう3週間ほど経過してますが
一向に落ちる様子がありません

このままだと株に負担がかかるので
もったいないけど切り落としました


小瓶に刺してもう少し
楽しみたいと思います

キバナノセッコク 新芽の様子 続編

2023年05月22日 | キバナノセッコク



このところ暑いくらいの日が続き
キバナたちの成長に勢いがついてきました

キバナの中には新芽の柄が本芸とは
別の芸を持ち合わせているものがあります

その代表が『土佐友禅』です
本芸は萌黄縞ですが
新芽はこのように散り斑であがってきます


夏頃には散り斑が暗み
暗む過程で縞が浮いてくるようです



こちらも縞芸の『大虹』
同様に新芽が散り斑で上がってきています


こちらも夏には暗み、縞に移行するため
散り斑の姿は今だけしか見れません



こちらは昨年棚入れした後冴え散り斑

キバナの芸として散り斑をもつ品種は
複数ありますが、その散り斑が
暗まずに最後まで残るのは私の知る限り
この品種だけです


派手ではないですが、新芽ですでに
散り斑がのっています


そして最後は素心の『深芳野』

古くからある品種で一般的
散り斑は出ませんが
途中で変化し、散り斑が出るように
なったものを棚入れしました


こちらも夏頃には暗むでしょう...


キバナノセッコク 新芽の状況

2023年05月13日 | キバナノセッコク


キバナノセッコクの新芽が
特徴が出るまで大きくなってきました

芽出しに芸がある品種もあり
これから楽しみな季節になります

気まぐれに目に止まった新芽を紹介

まずは『翠三蝶』から
準素心、散り斑、花変わり(三蝶咲き)
キバナノセッコク唯一の3芸品種です

入手した翌年に根腐れから
根を痛め瀕死状態でしたが
無事にここまで復活してくれました


今年はひときわ散り斑がよく冴えてます

次は長生蘭登録品種の『神衣』

散り斑、縞、覆輪、虎、季節冴え等
多種多様な芸を持っています

新芽はまるでらっきょうのような
色合いで全く紺が乗りません


こちらは別株


もう少ししたら少し暗むため
今が1番綺麗な時期です



続いてはこちらも長生蘭登録品種『舞鶴』


だいぶ姿の良い株立になってきました


今年は新芽が3つ上がってます


ばっちり決まった紺覆輪中透けが綺麗です
新芽が特徴的なわけではないですが...


このまま迫力ある株立を目指します