和貴の『 以 和 為 貴 』

国難のときに「利権」の争奪戦に明け暮れる者たち


詐欺などの罪で起訴された学校法人森友学園の前理事長・籠池泰典被告と妻諄子被告が25日、大阪拘置所から保釈されてすぐに記者会見に臨まれました。



その会見内容についてですが、記者からの質問には多くを応えることもなく、独自の"国家"に対する想いというものについて、熱く語られていたのではないでしょうか。

さらには、御夫婦ともどもが300日間の拘留という、一般国民ならば通常経験しないことを体験され、その想いはひとしおだったのではなかろうか、とまあ、そんな風な想いの下に、今回の籠池夫妻の記者会見を眺めておりました。

そんな中、籠池氏の皇室に対するの想いを述べられているところで、不快感を覚えさせられてしまったのです。

その発言内容、「今上天皇は、憲法改正を望んでおられないと思いますから・・・云々」と、記者から聞かれてもいないことを、相変わらずの籠池節で恥ずかしげもなく述べている姿をみて、「不敬な!!」と、呟いてしまいました。

以前、「リテラ」という新聞社か週刊誌だかの記事のなかで、「護憲の天皇」という不敬表現に対し、当ブログ内であれこれ反論する記事を綴ったのですが、今回もまた「籠池さん、あんたもか・・・」と落胆させられたと同時に、籠池氏がいこれまで語ってきた、瑞穂の国記念小学校創設への想いすべてが、虚偽であったということを認識することができたのです。

「不敬」という意味においては、皇族継承の男系・女系を巡る政府与党の決定事項にも同じことがいえるわけでありますが、もはやこの国の中枢の日本人には、皇室に対して真の忠誠を誓う者がいないということを認識できた想いであります。

然るに、なにを以て理想の世の中といえるのかを深く考えていただきものでありますが、兎にも角にもまだしばらくは、わが国の「政」だけでなく、あらゆる面において"正常化されることはない”ということを実感させられました。

そしてその元凶こそが、現行憲法の条文であることを忘れてしまうほどに、利権という甘い蜜は心地良いものなんでありましょう。


この国家一大事のときに・・・

まさに国益を無視した、利権を奪い合う者たちのお馬鹿さんショー!


筆者の目にはそう写った、今回の記者会見でした。


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