和貴の『 以 和 為 貴 』

論語:148日目 礼を以てせば畔かざるべし


礼を以てせば畔かざるべし


「子 曰(のたま)わく、博(ひろ)く文(ぶん)を学びて、之を約(やく)するに礼を以てせば、亦(また)以て畔(そむ)かざるべし。」


■その意味は?

孔子(先生)が答えられた。
『広く文物を学んで知見を豊かにするとともに、礼〔の実践〕で引き締めていけば、それで道に背かないだろう。』

※ 約には、しめ括(くく)る意味がある。博学多識は雑識に陥り易い。これをしめ括るに、敬虔と秩序を重んずる礼の心を以てすれば、見識を生じ、正しい判断が下るようになる。

(「論語」一日一言より)


■感想

いくら先進的な科学技術の進歩があろうとも、そこに倫理的欠陥が伴えば、やがては人類にとって "負" の遺産となるだろう。

人間の叡智といえども完全無欠なものなどは存在するはずもない、とする謙虚な心と、それにも増して、世のため人のため、とする真心や思いやりの心を育む教育こそが、何より大切なことであるように思うと同時に、今後、より一層の科学技術の進歩も期待するところでもある。


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