うめがいなくなってしまいました。
もう2ヶ月になりますが帰って来ません。
10月4日、湯河原病院に入院していた伯母が亡くなりました。
じじの姉にあたる人で、結婚していなかったため親族は私の家族だけです。
お墓もこちらにあり、盆正月お彼岸には私とおとんがお墓参りをしています。
菩提寺もこちらのため、とりあえずは伯母を荼毘に付して連れて帰らなければいけないので急遽、おとんと二人で行くことにしました。
色々な手続きなどを考えると、何日滞在することになるのかわからないので、おとんはうめを裏に繋いでおこうと言ったのですが、繋ぎっぱなしはかわいそうなので私がじじに『午前と午後の2回くらい放してやってね、山で遊んでくるだろうから』と頼みました。
じじは日頃から退屈そうにしているうめを放しては遊ばせていたので大丈夫、と勝手に思っていました。
4日の夜に湯河原に着き伯母に会い、5日は友引だったため、6日に荼毘に付して、伯母を連れて帰りました。
午後7時半ごろ家に着くと、じじが『うめはおらんか?』
『まだ遊んでるんやろ、そのうち帰ってくるよ』と、私。
でも、それっきりうめの姿はありません。
4日、5日、6日の午前中まではいつも通り。
6日の午後4時ごろ放して1時間後に呼んでもいなかったそうです。
すぐに保健所、市役所、警察、動物管理所に連絡しましたがそれらしい届けはないとのこと。
何かあったらすぐにお知らせしますから、との返事をもらいましたがやっぱり心配。
我が家は小さい山の中の1軒や、うめはいつも山で遊んでました。
8日になっても帰ってこないので、迷子犬のポスターを作ってスーパーや動物病院に貼ってもらいました。
15日すぎても帰って来ません。
新聞折り込みを入れてもらうことにし、知り合いの販売店へ行くと、読売新聞が月1で出している広告紙に載せてもらえることになりました。が、
それは月末なので、とりあえず折り込みだけは急遽入れてもらいました。
保健所や警察から『黒い犬が保護されました』と電話もありましたが、残念ながら違うワンコばかりです。
でも、ちゃんと連絡してくれるんだ!ということがわかったのでちょっとほっとしました。
こちらから連絡がなければ黒い犬が保護されるたびに連絡してくれるそうです。
でも、とっても心配な情報もありました。
9日の夜、ななの学校の役員会があり、その時も迷子犬の紙を持って行って、もし見かけたら連絡してね、と頼んだのですが、役員の1人、Kさんが『6日の夕方国道で大きな犬が死んでるのを見た』というのです。
その国道は家から1キロ弱のところで片道2車線の広い道です。
当然ですが、うめをつれていったことはありませんし、おとんの散歩コースとは全く反対側です。
もともと散歩嫌いなうめなのでそんなところへ行くとは考えにくかったのですが、すぐに調べてみると、国道だったために国交省が片付けたとのこと。
担当した人にうめの特徴を伝えると『長毛の犬で本当に大きくて鎖の首輪もしていませんでした。探されてる犬とは違います。僕は犬好きなので違いはわかります。』との返事。
その時は良かった、と思ったのですが、こんなに帰ってこないと、もしかしたらやっぱりあの時の犬がうめかも・・・とも思ってしまいます。
先月半ばにはおみやげやさんをしている友人が別の友人と店先で立ち話をしていると年配のご夫婦が黒い犬を連れて散歩されていたそうですが、『うめそっくり』だというんです。首輪も写真と同じ鎖の首輪。
でも、もし、そのご夫婦の飼い犬だったら失礼かな・・・と思ったら声を掛けれなかったそうです。
もし、またそのご夫婦が犬を連れているところを見かけたらすぐに連絡してくれることにはなっていますが・・・・そのワンコ、繋がれていたわけじゃなく、ご夫婦の後ろを飼い犬のように歩いていたそうです。
うめはとっても人懐っこくておいしいものにとっても弱い。
もしかしたら山で迷子になってそのままどこかのお家に居候してるのかな、そうだといいな・・・
うめも心配でしたが、伯母の葬儀、四十九日までの七日ごとの法要もあり、納骨まではホントに落ち着かない日々でした。
こんなことがあったから気持ちが落ち込んでブログを見る気にならなかったの。
でも、グジグジしてても仕方ないし、家を覚えてくれてたらきっと帰ってくると思って待つことにしました。