いと小さく見ゆるは…
額に汗して一生懸命働いても
食べるのに精一杯の生活。
プライドなど捨てて
どんな仕事でもするさ。
上意下達よ
己の意見など持たぬが良いのさ。
いと小さく見ゆるは…
この世の底辺の最下層に住まう人々
仕事がない人の気持ちが分かるか？
能力主義・自己責任の刃で
弱者を切り捨ててきた人間社会よ。
いと小さく見ゆる…ものたちよ。
遠き高き遙かな空の果てから
この世の人間たちの姿を見ればよい。
金の亡者が
不気味な濁り腐った腐敗色の煙に巻かれて
蠢いているのが見えるだろう
知の愚者が
虚ろな自己よがりの権威色の泡に飲まれて
浮き沈みしているのが見えるだろう
魂の弄者が
この世の灰汁を抜くと言いながら
その灰汁に染まりゆくのが見えるだろう
それらが
権力主導のメディアと重なり合って
けたたましく轟音をあげて
いと小さく見ゆるは…χψω達を
これ見よがしに蹴散らしていく様は
ああ恐ろしいこと。
いと小さく見ゆる…存在よ。
時空を超え、次元を超えた大切な存在を見ましょう。
自らの中に
それぞれが大切なものを
抱え愛おしみ育んで生きていきましょう。
誰かが
そう、権力権威志向の人間もどきたちが
「それは神だからお前等ごときが持つことなど不遜極まりない。」と
おとしめようとするでしょう。
決して
自らの小さく見ゆる…現象を卑下することはありません。
自らのなかの大切なものに気付くことができるのは
自らが小さく見ゆる…存在だと知っている人たちです。
胸を張って頭を立て自らの大切なものを信じていきましょう。
やがて
小さく見ゆる…ものたちの
それぞれの大切なものたちが
幾重にも連なり響き合い
凛々と舞い踊り合う時空が拡がりゆくことでしょう。
