ゆめる樹

10年前の夢を覚えていますか?

黒革の手帖

2017-07-29 07:32:32 | 魔女のカフェ
『黒革の手帖』(松本清張著)がテレビ放映されている。
松本清張の原作をもう一度読んだ。
女主人公:元子は結局は抹殺されてしまうのだった。
結局は強いものが勝ち誇るのか?
テレビでは元子は派遣銀行社員や派遣ホステスとなっている。
現代世相をうまく反映して脚本されている。
彼女が掴んだ不毛な金と店は何だったのか?
何かを求めて這い上がろうとする彼女は消されてしまう。

社会の下層に沈んでいる元子は手帖に書き記した。
悪の社会の論理でその手帖を使って抹殺された。

今の社会も『黒革の手帖』の構造がそのままだ。
政治家も官僚も重要事項を書き残さなかったと隠蔽する。
悪事を何もなかったことにして幕引きにする社会だ。

だからこそ
私たちは書き残しておこう。
「黒革の手帖」ではなく
「青紙の手記」に
この社会に私たちが生きた証として書き残そう。
そして、それを拡散しよう。
なかったことにされる私たちだけれど
何かを残そう。

言っておりません?

2017-07-29 07:05:23 | 魔女のカフェ
「それは言っておりません。
 しかし、記録にはございません。」
「そんなことはないでしょ、聞きましたよ。
 しかし、記録にはございませんけれども。」
滑稽不合理な問答が続いている。
公共の電波を流し続けてている。
それぞれの都合の良い利益のある方向へ
発言を繰り返す。
それらの言動に記録がないとは不合理な話だ。
すべて記録録音すべきことであろう。
この不毛な発言の繰り返しがどこまで続くのか?
これらの発言の背景、背景の裏‥まで考え合わせると
不合理・疑問のみが残る。
国を挙げての茶番劇だ。

「政治は官僚を使いこなす?」
「官僚は政治家の指示する通りに働いてきたから
 経済成長があった?」
「政治トップの信頼を取り戻すために云々」

あらゆるものは記録しておくべきだ。
個人も含めて不都合なことも含めて
すべての事象は記録しておくべきだと痛感する。
私たちが体験することは
記録しその事実を熟考すれば
道も開けるだろう。

ほとんどの人が体験する不条理な事象を
記録しておきましょう。

ちよさんへ

2017-07-21 08:07:18 | 魔女のカフェ
ちよさんへ
あなたが書かれた御本を読みました。
ちよさんは
ずいぶん奔放きままな方だと思い込んでいました。
生き方についての知恵をいただきました。
著書名のとおり
『行動することが生きることである』(宇野千代著)
常識にとらわれず思うがままに生きた女性です。
この社会の暗黙の了解や忖度を無視して
わが道を歩きました。
ちよさんは桜が好きでした。
着物デザイナーとしても活躍した人でした。
未婚の女性だけが着るとした振袖を
数度の結婚歴を持つちよさんは
堂々と着こなしました。
黒地にしだれ桜の振袖が似合いました。
向日葵の絵柄の着物も似合いそうです。
ちよさんは作家です。
「決まった時間に机に向かうこと」と書くための極意を伝えてます。
直木賞芥川賞が決まる季節。
そんな賞を求めるのではなく
何か書き残しておきたい人にはお勧めです。

今日も暑いね。
何かを書いて
何かをやって
今日の風に乗っていきましょう。

いのち

2017-07-20 10:12:32 | 魔女のカフェ

7月18日 

日野原重明氏が永眠されました。 105歳でした。

生活習慣病の呼称を使い 生涯現役で医師として現場を歩き続けました。

「何歳になっても新しいことに挑戦し続けよう」 と呼びかけました。

ご自身も98歳で俳句を始め句集も出しました。

今年3月には食事することが難しくなりましたが

 継管栄養等の延命医療は望まず 自宅からあの世へ旅立ちました。

 医師というこの社会では優遇された特別な地位におられましたが 多くの人々が共鳴し勇気をいただきました。

まだまだ何か出来ると思います。 いのちの限り挑戦し続けましょう!


海の日

2017-07-17 09:53:13 | 魔女のカフェ
劉暁波氏が海葬された。
7月13日に死去した民主運動家は慌ただしく火葬され
15日にはその遺骨を入れた骨壷は海底へ沈められたという。
墓を造れば民主運動家らの拠点となることを
国家権力者が警戒したという見方もある。
彼の兄が海中に骨壷を葬るのを
髪をそり上げた妻は手を合わせて送った。
そんな写真が新聞記事に掲載される。
国家権力者が死亡すれば大々的に国葬し
大きな墓に葬られることだろう。
巨大墓へ詣でる事を人々に強制するかもしれない。

死ねば人もまた循環物質となって
地球の土となり海となり空となり巡りゆく。
彼の骨も波に乗って世界中を駆け巡ることだろう。

他国の話と関係ないことのように傍観していてはだめだよ。


pasokonn/sumaho/…情報

2017-07-13 10:02:06 | 魔女のカフェ
パソコンの調子が悪い。
「このパソコンを使い続けると危険」と警告が出る。
「もうスマホの時代だよ。」と誰もが言う。
街歩く人も電車の中でもどこでも
スマホを手放さず、目を離そうとしない。
その昔カルト宗教団体の信者が電極をつけていたが、
現代の私たちの姿にダブって見える。
カルト集団の信者は電極を付消させられて教祖階級に洗脳されていた。
現在の私たちも電極をつけてはいないけれど
カルト集団の電極の変化したものがスマホに見えてくる。
カルト集団のように
私たちの情報も共謀法施行により監視されていくのか。
私たちは委縮していくのか?
テレビ・新聞・雑誌党の情報メディアは
権力者に忖度して一方向の情報を流し続ける。
個人の情報も何かに忖度を求められ萎縮していく。

だからこそ
個人が個人の意見や思考や希望や諸々の考えを
発信し続けよう。
私も新しいパソコンを調達しよう。
スマホでなくパソコンだ。
スマホで移動経路や購入店や購入志向…の情報を把握され
それにふさわしいとされる消費行動まで提案されるのは御免だ。
さらにいえばスマホでブログに書き込んだ情報が監視されるのは拒否する。
だからといってパソコンも情報分析・監視の罠から逃れることはできない。
とりあえず自由な情報発信の手段を考えよう。

中国のノーベル平和賞受章者が亡くなった。
彼は母国では犯罪人として扱われ
その支援者は監視されているという。
彼は火葬され、
一部情報では国家によりその骨は海に散骨せよと言われているという。
彼の埋葬地が聖地とならないためという。