へるしーな日々

            やーやの日記
             折々に、思いつくままに・・・
     

桜(四月の歌)

2013-04-03 20:47:26 | 短歌

                日本古謡さくらを歌って送りませう
                              春に婚く(ゆく)子にいちばん似合う

                                            河野裕子「蝉声」より

 

 

             河野裕子さんの歌集「蝉声」のなかにみつけた、この歌 、なぜか惹かれる。

             女の子のいなかった境遇のやーやだが、娘を嫁がせる気持ちが、この歌から想像できる。
             さくら  ~ さくら  ~ の、メロディにのって伝わってくる・・・

             三十一文字の短歌は、文字通り、短い歌だけれども 読む人それぞれに想像をめぐらすことができる。
             一様の解釈でなくて、読む人により違う受け取り方も自由である・・・こんなところがいいですね~~

             河野裕子さんは、実際に娘さん(永田紅さん)を嫁がせるときに、この歌を作られたようです。
             

             好きな歌のひとつです。

 

             日記@BlogRanking  おいでいただきありがとうございます


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6 コメント

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Unknown (のん太)
2013-04-04 17:22:07
同じく、娘を持ちません。
昔のように、お嬢さんを頂くという感じはなく、
二人で新しい家庭を築いていく、その門出を祝うという感じの息子の結婚式でした。
お父様は感動の涙(淋しさだったのでしょうか?)
お母様は、終始笑顔でした。
私は、この歌で美しく育った娘を誇らしく思う
親心を感じました。
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青空に桜 (sazae3)
2013-04-05 10:41:54
良い写真ですね。私はまだ今年の桜で青空のバックは撮れていません。
短歌に付いていろいろ学ばせて頂きました。
「一様の解釈でなくてよい」と言う事が魅力です。どうしても自分の思いを伝えたくて、説明文を追加したりしたくなりますが、そういう意味ではもっと気楽にでもいい訳ですね。ありがとうございます。
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Unknown (ひまわり)
2013-04-05 16:40:53
やーやさん のん太さん同様に娘が居ません
孫にも居ません 何だか寂しい気がします

嫁二人は良くしてくれますが やはり実家のお母さんには敵いません
やはり血のつながりだな~を感じる事がありますね

とてもいい詩ですね
母親の優しさがにじみ出ています
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のん太さんへ (yumemiru)
2013-04-05 21:42:27
のん太さん こんばんは、
娘を嫁がせるとき、父親は泣き母親は笑顔・・・というパターンは
多いですね。
娘がいないので、あくまで想像ですが。

この歌から、娘を誇らしく思う親心を感じられた、のん太さん。
いいですね~
私も慶び・安堵・寂しさなど、いろんなことを想像しました。
短歌には、おのおのが自由に想像できる楽しさがある気がしています。

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sazae3へ  (yumemiru)
2013-04-05 21:51:51
sazae3 こんばんは、
短歌って、奥深いけれど自分流で楽しんでいます。
自分の思いを伝えたいとき、ありますよね~私もそう思う
ことはしばしばあります。
でも、最近では発表したら、もう自分をはなれて読んでくださる人に
おまかせ~~
相手にゆだねて、ご自由に・・・という気持ちに変わってきました。

お互い、楽しみながら学んでいきましょう!
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ひまわりさんへ (yumemiru)
2013-04-05 22:01:56
ひまわりさん こんばんは、
三人とも、娘がいない、つながりですね。
うちでも、孫は同居ではありませんので、たまに会うだけです。
いろんなところで、ご同様の思いをしているようですね。

一つの歌から、いろんなことが感じられるのが短歌のおもしろさ
でしょうか。
自分でも作りますが、人様の歌を読むことが特に好きなのです。

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