6/26(土) 晴れ。昨年5月に蔵王坊平高原を高山植物を期待して歩きましたが、早過ぎました。今回はツレアイと2人でリベンジです。高山植物の女王、コマクサに会いに行きます。蔵王の「お釜」から熊野岳、中丸山、そして仙人沢を下るコースです
サクランボのこの時期は新幹線が満席です。1本遅れの臨時「はやて」のグリーン車で、それでもツレアイと離れた席で行きました。かみのやま温泉駅に9:31着。バスで蔵王エコーラインを走り、刈田リフト(標高1,600m)から蔵王「お釜」に向かいます。山岳ガイドが一緒なので、後はもうお任せに歩くだけなので安心です。
珍しい虹が架かりました。空に向かって丸い虹とその下に平らな虹です。
リフトは宮城県側なんですね。途中から山形県になります。リフト駅にあの幻のヒマラヤの青いケシの花が咲いていました。
「お釜」はツレアイも私も初めて見ます。抹茶色かなぁ。火山特有の岩礫と残雪、そしてまわりの景色を堪能して、蔵王山頂(熊野岳:標高1841m)に登って行きます。
朝日岳が遠くに望めます。
蔵王は、迫力のある山です。
お釜から蔵王温泉方面を臨みます。ツレアイはここでスキーをしていたとか。右手奥が遠刈田温泉です。雪は7月まで残るそうです。
山頂に向かう岩礫に咲くイワカガミにはベニシジミが蜜を吸っていました。
岩礫帯にはアオノツガザクラも咲いていました。今年はみな遅いようです。
蔵王山頂(1841m)からは、月山もかなたに望めました。
タフな人が多いです。装備が違います。それに歩くのがみんな早いんです。写真を撮っているとすぐに置いてけぼりになります。山頂から200mくらい降りたコマクサの群生地で昼食休憩になりました。(おにぎり2個でがんばります)
高山植物の女王と呼ばれるコマクサにやっと会えました。爪の先くらいの小さな可憐な花です。でもずっと会えなくて、、、見たらもう、感激です。この花に会いたくて登って来たんです。
さて中丸山から仙人沢沿いに下って行くのです。思ったよりは、かなりハードです。
いろいろな花に会えました。ハクサンチドリとイワカガミが多かったです。白い小花はツマトリソウとゴゼンタチバナ。コケモモに似たアカモノ。可憐なマイズルソウ。でもイワカガミが一番さわやかに美しく見えました。
中丸山の山頂が標高1562mです。あとはもうずっときついくだりです、、、。
ムラサキヤシオツツジが咲いています。標高が下がると花が変わります。オオカメノキキは花から実になりかけています。ウラジオヨウラク、サラサドウダン、ナナカマドの花を見ながらブナ林に入って行くと、沢の音がしました。仙人の滝でした。
ギョリンソウは初めて見ました。不思議に美しい奇妙?な花です。
1時間以上も降り続けて、ようやくゴールのスキー場が見えてきました。吊り橋で仙人沢を渡ります。
仙人橋を渡ってから一気の登りはこたえました。15:10、ようやくゴールです。
梅雨のはざまの快晴で、すっかり日焼けしました。かみのやま温泉に泊まります。夕食は和風のあっさりしたもの。岩魚の骨酒をいただきました。
深夜を過ぎると、雨が降ってきました。