7/18(日) 晴れ。今日は、前回増水のため歩けなかった湯檜曽川沿いの一ノ倉沢新道を歩きます。早朝にカメラ散歩に出たら宿のドアがロックされて戻れなくなりました。6:30に携帯でツレアイにSOS。無事救出?帰還できました。
湯檜曽の宿から8:33分のバスで谷川岳ロープウェイには10分ほどで着きます。登山者でいっぱいでした。今の時間からなら昼に谷川岳山頂に行けるかなぁと思うと、昨日の計画変更を改めて反省してしまいます。少し複雑な気持ちで土合橋までくだり、新道トレッキングコースに入ります。ま、いいか、一ノ倉沢が待ってる。途中の慰霊塔は今東光和尚の揮毫「寂静」です。
谷川岳で亡くなった登山者700有余名の名前が後ろの石碑に刻まれています。
土合橋から湯檜曽川に沿って上流に歩きます。道は一の倉沢出合(新道)まではほぼ平坦です。歩き始めのところには渓流釣りの人もいました。
ノリウツギ、サラシナショウマ、トリアシショウマ、ヤマブキショウマは今回いたるところで見られました。(でもツレアイから何度教えられても、あたしはトリアシとヤマブキショウマの区別がよくつきませんが、)
今日はほとんど人が歩いていません。なのでツレアイとゆっくり写真を撮りながら歩けました。3倍くらいの時間をかけて歩いたみたいです。昨夜の雨でできた水溜りに写る青空や、花や実やキノコ、それに蝶や虫を観察しました。
遠くから見るとヤマボウシの花と見間違えます。マタタビは葉が夏に白くお化粧?します。近づくとたくさんの花や、蝶の幼虫が見られます。
マチガ沢を渡ります。右手に白毛門、左手に谷川岳です。ブナ林を歩きます。
川辺にはクガイソウがたくさん咲いていました。トンボや蝶もいっぱいです。
そう、アカハナシモツケソウもマチガ沢で咲き始めていました。
黄色ですが、あの模様のホトトギスの花はタマガワホトトギスだと思います。この周辺で見たホトトギスの花はこれだけでした。(開花直前です)
さて一の倉沢(新道)出合まで歩いてきました。楽なコースでしたが、ここから一気に登ります。一の倉沢(旧道)出合まで、これが案外あなどれない。ずっと胸の高さの登りです。イヤになります。30分くらいだったと思いますが、途中、木を踏むような音がすると、ツレアイが「あれは熊だ」といいます。ゼッタイ熊除け鈴を5倍くらいの大きさにすると誓いながら、ツレアイに遅れないようについて登ります。ブナ林なのでキノコがたくさん出ていました。
そうして、登り上がって一の倉沢(旧道)出合まで来ました。感動の風景です。
娘と来た2年前と何も変わっていませんでした。一の倉岳はりりしく毅然としていて、谷川岳からの稜線はカミソリのようで、また雪渓は溶けることも流れることもありません。
昨日は、あの山の高みを歩きました。けれど、全く届きませんね。すごいところです。そう、思います。でも、いつか行きたいと思います。
山に登る人の視点からは、空はどう見えるのでしょうか?あたしには、分かりません。この山肌や稜線や尾根、そして岸壁が、山が大好きな人を魅了し、そして今も魅了し続けているのです。
軽い昼食(あたしは菓子パン2つ、ツレアイはカロリーメイト)をして旧道を帰りました。天気が良くて、白毛門の景色もずっと楽しめました。
旧道を歩いて帰ります。ゆるい下り、マチガ沢で山の景色にお別れです。
オオカメノキに花が満開でした。向こうに白毛門の山。
サワグルミの花も咲いていました。2年前は9月だったのでトチノミがごろごろ落ちていましたっけ。
14時のバスを意識したのか、ツレアイは早足で一の倉沢から歩き(走り)ました。まぁ充分に間に合ったのですけれどね。
さて谷川岳には、いつ登頂(リベンジ)できるのでしょう。
きのこもカサが大きくて立派だね~。
赤くて美味しそう…笑
でも、接写の虫さんはもちょっと練習が必要ですな。
谷川岳リベンジは是非ご一緒させて下さい☆
お手柔らかに~