真の動物福祉牧場を目指して

Forever Young その二

 「永遠に若く」という歌は幾つかあり、ボブ-ディランだけで終わってはディープな洋楽ファンから叱られそうなので、ジャニス-イアンの「Forever Young」も紹介します。
 
 これは後期イアンの名盤「Billie's Bones」の中でも特に光っている曲で、ギター弾き語りでここまで深い味わいを出せる女性アーティストは稀だと思います。
 
 歌の詞は男性的でストレートなディランのとは対照的で、女性的な情感の豊かさが善く表れています。
 それは男の私には些か理解しがたい程なのですが、ラストにリフレインで唄われている「He will never no more see the sun, And she will be forever young」というのはなんとなく解る気がします。

 これは複雑な男女関係を歌ったモノで、「永遠の若さ」を手にする女性の恋人は、どうやら終身刑で監獄に入れられた様で、「決してもう太陽を見ない」とまで唄われているコトから、生きては居ないのかも知れません。

 しかしこの男性を真に愛する女性にとって彼は生き続け、それは彼女の魂を「永遠に若く」保ちます。
 イアンが歌ったのは恐らくこうした愛の物語で、これはシバジーとトゥルクにも被るので挿入歌として使いたいと思っています。

 因みにジャニス-イアンは椎名林檎がデビュー作「無罪モラトリアム」の中で、「ジャニス-イアンを自らと思い込んでた、現実には本物がいると解ってた」と謳っています。
 「無罪モラトリアム」は私が二十歳の時に流行り、バラナシの久美子ハウス(有名なヒッピー宿です)の屋上で毎晩開かれるパーティーで十数回は聴きました。

 しかしイアンの善さが解って聴くように成ったのは30代に入ってからで、女性の感覚を前面の出した軽いノリのフォークソングは心を明るくしてくれます。
 
 
 
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