真の動物福祉牧場を目指して

幸せの歌

 歌はすべて人を幸せにする目的で作られたモノで、「不幸の歌」というは無い気がします。
 しかし、ただ「幸せだ~」と歌ってもあまり人を感動させられず、不幸を乗り越えて幸せに辿り着くコトを謳ってこそ芸術作品と言えます。

 今回はそうした歌を紹介しようと思い、まずはこの不幸から幸福へのジャンプをアクロバティックに歌ったビートルズの「Happiness is a warm gun」を挙げます。
 この「温かい注射」を謳った問題作を「幸せの歌」とするのは議論を呼びそうですが、その「空(くう)の幸」を体験した方は納得されるコトでしょう。

 そこまで激しくロックせずとも、マイルドに「草」で幸せに成れると歌った「If it makes you happy」(シェリル・クロー)も挙げて置きます。
 これも世界的に議論を巻き起こしましたが、人は何かを食べなければ生きられず、ならば幸せに成れる「草料理」を食べても罪に問う必要は無いという流れに成って来ました。

 この世界的な潮流を作るのに貢献したアーティストでは、ボブ・マーリーが代表格と言えます。
 彼の歌はどれも解りやすい「幸せの歌」ですが、1つ挙げるならば「三羽の小鳥」でしょう。
 ここでは「すべての小さな心配事は解決されるよ」と唄われ、楽天的に生きるコトを讚美しております。

 日本でここまで楽天的な歌は有りませんが、五輪真弓の「鳥になれ」も美しい「幸せの歌」です。
 ここでは「今時は 流れて謳う 愛こそ 全て」と唄われ、とてもシンプルでカラオケでも楽に唄えました。

 シンプルな「幸せの歌」と言えば、北海道民としては松山千春の「大空と大地の中で」も外せません。
 これもカラオケで何度か唄い、みんなで合唱にもなりました。 それほど北海道ではこの歌が浸透しており、「いつの日か 幸せを 自分の腕で つかむよう」に生きる逞しい人々へのエールです。

 続けて日本から、中島みゆき「永遠の嘘をついてくれ」を挙げます。
 ここでは最初のビートルズのに負けない位、不幸から幸福への大きな跳躍が謳われており、「永遠の嘘」こそが人を幸せにするとしています。
 考えてみれば文学というのはみんな一種の「嘘」で、ノンフィクションも真実だけを描くのは不可能でしょう... 時は流れて元に戻らず、過去の全てを知るコトは人間にはムリだからです。
 しかしそれでも人は物語を必要とし、「永遠の嘘」を求め続ける生き物なのでしょう。

 最後にノーベル文学賞の受賞に寄与した名曲「フォーエバー・ヤング」(ボブ・ディラン)で締めます。
 ここでは「永遠の若さ」を得る為の道が謳われ、それは即ち「幸せへの道」と取れます。
 私的には「あなたの手がずっと忙しく働きますように」という歌詞に一番共感し、老人施設ではそれを一番の課題にするべきだと思います。
 既に麻雀や折り紙などは一般的に行われていますが、より生産的な「ボカシ作り」や野菜の選別などをやっている施設もあります。(EMボカシネットワーク)

 話がそれましたが、「永遠の若さ」が入っているアルバム「Planet Wave (星の波動)」はマスターピース(傑作)で、同じく The Band とタッグを組んだアルバム「地下室」にも味わい深い「幸せの歌」が沢山あるのでお勧めします。

 

 
 
 

 

 

 
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「農業」カテゴリーもっと見る