真の動物福祉牧場を目指して

兵士から話を聞く

 中南海は謎のヴェールに包まれており、wikipedia で調べる限り一般人が立ち入れるのは、特別な懸案で懲罰を受ける時だけのようです。(「中南海の実情」より)

 このディズニーランド2個分の広さ(紫禁城と天安門広場を合わせた広さも同じ)の政府中枢区には3つのゲートがあり、内部の人間が総員退避してからも、ゲートにはそれぞれ見張りの兵士達が残されます。

 しかし誰も、核ミサイルが近くに着弾すると分かっているのに踏みとどまりたい者はおらず、下っ端の兵士一人だけを残して他はみんな逃げ出します。 残された兵士には無理やり酒を大量に飲ませ、人事不詳で恐怖心をなくさせました。

 ローラ率いる北京大学生の一団は、3つのゲートで酔いつぶれている兵士3人を秦正堂(ホワイトハウスに相当する)に集めて、何があったのかを聞き出そうとします。

 初めは大学生達が高圧的に尋問したので、兵士達は反感を抱いて口を開きませんでした。 こうした下っ端の兵士達はみんな貧しい農村の出で、北京大学の学生などとは住む世界が違いますが、それでも同年代なので負けん気を発揮して、「軍事機密なので一般人には話せない」と突っぱねます。

 そこでローラが話を聞くコトにし、彼女はアメリカから持って来たスマホで、チベット蜂起軍がンガパ県の核ミサイル基地を占拠した時の動画を兵士達に見せます。 その他にも、最期までウラン鉱山に踏みとどまったカーリーが撮った動画などもスマホに記録しており、彼等よりも遥かに軍事機密を知っているコトを示します。

 ローラは兵士達に優しく「なんで酔い潰れて寝てたの?」と問いかけ、これには兵士達も憤りを持っていたので、他の兵士達が任務を放棄して逃げ出したコトをありのままに話します。

 ローラが聞き出したかったのはそれで、市民達の中には兵士の一団が大急ぎで駅に殺到し、兵士特権で並ばずに電車に飛び乗っているのを目にしており、兵士達はダイヤまで変更させて早く出発させたので、電車に乗りそびれた一般市民も多くいました。

 こうした行為は共産党員も行っており、特別列車を緊急で発車させたのでダイヤが乱れて、一般の列車の発車が1時間ほど遅れました。 これは後に市民達から「人の命を犠牲にして助かろうとした」と非難され、共産党員への支持率は著しく下がりました。

 ローラは兵士達に「何も心配せず話していい」と語り、もうすぐ「話をしたコト」によって罰せられるような世の中ではなくなると勇気付けます。

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