真の動物福祉牧場を目指して

インターミッション (三題)

この「120の妙なる法」シリーズでは、10本ごとにインターミッションで物語に戻っております。

ここではその三本をまとめて、まずは「Kinder Murder」(もっと優しい殺し方)と題した回から復元します。

これは最近ハマっているエルビス-コステロの、中期の代表作「Brutal Youth」からの曲で、この回は音楽の紹介に終始しました。
コステロとマーク-リボーのコラボ作品についても紹介し、リボーはギターの鬼才と謳われ「キューバとの絆」が一押しです。

物語との絡みでは、チベットの「絶滅収容所」で殺される2万人もの人々に、如何に優しさを表せるかを追求しており、そのアイデアを読者の方々にも求めました。

次の「過去に目を向けると片目が飛び出す」と題した回では、この格言を冒頭に挙げているソルジェニーツィンの「収容所群島」を紹介しました。

このロシアの格言は、「しかし過去に目をつぶると両目が飛び出す」と結んでおり、ロシア人が歴史に対して「盲目」になるコトを防ぐ為に「収容所群島」を書いたと記しています。

この大著はソ連の鉄のカーテン(情報統制)を突き破ったとされ、ソルジェニーツィンはノーベル文学賞と共に、宗教界の最高栄誉とされるテンプル賞にも輝きました。

三題目は「労働改造所」とし、ハリー-ウーの命がけの労著である「労改」を紹介しました。
これは著者の19年間の労改での経験を語った、前著「ビター ウインズ」を読んでいるとより感動的に読めるのですが、ドンの隠蔽を暴こうと立ち向かう1人の男の逞しい軌跡には心を打たれます。

著者はアメリカで支援を獲得し、アメリカ人女性と共に中国へ潜入しますが、捕まって大変な苦労をされます。
その女性が著者の拘留を政治問題化して、ヒラリー-クリントンなども非難声明を出したのでハリー氏は助かりますが、こんなリアルな著書を読んだらもう創作のスパイ物など読む気が無くなるかと思います。



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