真の動物福祉牧場を目指して

宇宙文明から学ぶ 「参」

 このシリーズのラストでは、思いっきりぶっ飛んだ「スペース-ショー」の「闇の左手」をフィーチャーします。

『ル・グウィン 闇の左手』

今日はSF読書会に参加しました。課題本は、アーシュラ・K・ル=グウィン 闇の左手 ハヤカワ闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF 252)Amazon(アマゾン)21…

翡翠のブログ

 
 この名作SFの主題はボーダーを超えるコトで、光と闇、男と女、宗教と科学、といったニ極対立を乗り越えて、星の文明が宇宙に開かれた1つの国家に統一される課程を描いています。

 前世紀の60年代に書かれたこの本は、当時の地球の情勢を惑星「冬」に投影しており、そこでは冷戦のような二極対立が戦われています。
 そこへ遥かに文明の進んだ未来の地球人である主人公が派遣され、黒人の彼は「冬」の文明を救おうと四苦八苦します...

 ここで、今世紀の60年代に突入した「Sun」の物語に移りますと、そこでは民主国家と独裁国家の二極対立がいよいよ決着の時を迎えようとしています。
 地球文明が救われるタメには、まず世界大戦を回避するコトが必要で、宇宙に開かれた1つの国家に統一される必要性があると言えます。
 
 それを指導する、超進化を遂げた未来人を描くコトは出来ませんが、「銀河鉄道の旅」ではそうした超文明と経(つな)がって、彼等の星と地球とが相互に転生の絆で結ばれる課程を描こうと思っています。

 これは些か遠回しなので、「そんな精神主義だけで地球は救えるの?」といった疑問を持たれる向きもあるでしょう。
 そこで現実的な「地球を救う大変革」(サンマーク出版)も描こうと思うのですが、この微生物系、植物系、動物系のバイオーム(共生系)進化によって文明が救われるというシナリオは、超進化を遂げた宇宙文明から学ぶという姿勢を取った方が善いかと思います。

 そんなワケで次回から、地球よりも遥かに進化した天の川の惑星の上で、いよいよ「銀河鉄道の朝」を迎えるコトと致します。

 

 

 
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