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真の動物福祉牧場を目指して

中国近現代史の闇 Ⅱ

 この「闇」については、数多くの研究が成されているので今回はそれを紹介します。

 こうした研究は史上最大の虐殺とされる「大躍進政策」についても成されていますが、そちらは文革よりも深く闇に葬られており、中国本土では口に出すコトすら許されません。

 大躍進での数千万人の餓死者は農村部に限られており、海外からの目が届く都市部では飢餓は発生しませんでした。
 これは都市による農村の搾取と言え、人口の大部分を占める農民の力によって政権を握った共産党は、その恩を虐殺で返したコトになります。

 農村では未だにこの「闇」を引きずっており、そんな農村に光を当てようとした閻連科の小説は、当然本土では発禁ですが日本では数多く読めます。
 
 そこでは毛沢東によって「共産革命」の根拠地が、井岡山という僻地の農村に築かれた過程が描かれていますが、これは「地獄の黙示録」と言った感があります…

 毛は裕福な農家を軍隊によって略奪し、抵抗した者を公開処刑しました。
 当時の共産党軍は敗戦を重ねて消滅の危機にあり、マトモな兵士はみんな脱走していて、毛の元に残ったのは他に行き場のないゴロツキばかりでした。
 こうした軍隊が行う略奪は最悪で、公開処刑も最も残虐な方法で行われました…

 こうした「闇」によって農村を支配した共産党は、「農村から都市を包囲する作戦」で国民党に勝利しますが、この国共内戦の死者数は史上最悪の内戦と呼ばれる「太平天国の乱」と同じく、膨大すぎてカウントすらされていません。

 国共内戦の天王山とされる「長春包囲戦」では、1年以上に渡って兵糧攻めが行われ、当時満洲国の首都として栄えていた長春には出稼ぎ労働者も多く居り、およそ50万人が餓死したとされます。

 しかしそんな「闇」の歴史は、党(ドン)によって綺麗サッパリと消し去られており、中国人民は何も知らずにドンは常に人民の見方だったと信じ込まされています。

 果たして歴史の闇に向き合うコトが出来ないドンに、将来性などあり得るのでしょうか?
 人類の歴史を通して見ても、そんなアホな政党が独裁を永く続けられた例は無いので、「やがて中国の崩壊がはじまる」のは確実に思えます。
 
 
 

 
 
 

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