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真の動物福祉牧場を目指して

バディ(アダム)の生涯

 前回、「アメリカの息子」の弟バディをアダムのモデルにするとしましたが、この物語でバディはまだ10才くらいの子供で、兄と母に支配されて「はい」としか答えられない少年でした。

 それでも、兄のビッガーはアメリカ文学史に遺る闘争を行い、彼は熾烈な法廷闘争の末に死刑とされたので、弟バディに大きな影響を与えたと思えます。
 
 そんなバディが成人した頃にベトナム戦争(’55〜’75)が起き、貧しい黒人達は強制的に戦争へ狩り出されました。
 この戦争にアメリカは、社会の不安定分子を排除する目的で介入した面があり、軍需産業を育てて景気対策とする目的もありました。

 これは言わば、アメリカの中産階級を育てるタメに下層階級が犠牲にされた構図で、そのタメにベトナム人達も犠牲とされ、基地の島沖縄にもその余波は及びました。

 米軍による沖縄統治は’72年まで続き、その間は治外法権で米兵によるレイプは裁かれませんでした。
 被害者の総数は76万人に達するとされ、20万人ものGIベビーが生まれました。
  
 ベトナム戦争で生死の境を彷徨った兵士達は、沖縄にもその狂気を持ち込み多くの島民が犠牲となりました。
 バディもそんな狂気に呑まれますが、彼には良心が残っていて沖縄の女性を真剣に愛します。

 そんなバディはとうとう軍隊から脱走して、沖縄女性と駆け落ちします。
 彼は名をアダムに変えて、沖縄の支援者の間を点々としますが、最終的には小さな離島に隠れ住み、天然ハーブと魚を食べて自然児を育て上げます。

 この「アダムの子孫」にも近未来の物語で活躍して貰おうと思い、日本人のアダムの孫は中国に留学して、そこで革命運動に参加するとします。
 
 彼は姪(めい)のローラとも連絡を取っており、彼女も留学生として中国に滞在していましたが、実は台湾の工作員として働いているという設定にします。

 彼の名前はまだ決めていませんが、アダムに因んで亜良夢(アラム)なんてどうかと思います。
 

 

 

 
 

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