今回は、今も実際に聴くコトの出来る「善き牧者の声」をフィーチャーしたいと思います。
このジョン・レノンの「キリスト発言」は有名ですが、曲解されている向きもあるので、ぜひコラムをチェックしてみて下さい。
ここでは英国教会が堕落して世間から見放されてしまった経緯が書かれており、ある意味イギリスでは日本よりも宗教離れが進んでいる様です。
しかしそれでもレノンの「自分はキリストよりも人気がある」との発言にはバッシングが集まり、そんな軽口を記事にしたモーリーンにも問題はあります。
しかし彼女はレノンの善き理解者でもあり、ジョンが「わたしはタダの自然界の子供だ」と詠っているコトも一緒にフィーチャーしていました。
因みにこれは「ホワイト・アルバム・デラックス・エディション」にのみ収録されている弾き語り曲「チャイルド・オブ・ネイチャー」で詠われ、このビートルズからソロへと移行する辺りのジョンの声は特に善いと思います。
「自然の子」と言えばジョン・デンバーもそれを善く詠っており、彼はアメリカではカレン・カーペンターと並ぶ人気を保持しております。
レノンも含めてこの3人は、同時代に彗星の如く現れて早逝しましたが、彼等の「善き牧者の声」は今でも地球上の全ての地で愛聴され続けています。
その「声」はイランや中国の様な独裁国家にあっても人々に愛聴され、そうした閉鎖的な国々ではかえってその「声」が、人々に強い希望を抱かせています。
ここで「カントリーの王」とされるジョン・デンバーについて語りますと、それは「120の妙なる法」シリーズの「46. 田舎道」(2022年1月)でも語ったとおり、彼ほど明るい未来を信じたアーティストは他に居ないと言えます。
そんな「善き牧者の声」はわたしを「田舎道」に導いてくれ、この道は「都会道」なんかよりもずっと探究する価値があると思えます。
わたしにとって「都会道」というのは、単に酔っ払って遊ぶだけの遊園地で、そこに「真の動物福祉」は無いような気がしています。
カレン・カーペンターも若くしてそれに気付いていた様で、その都会と田舎とのギャップに苦しんで拒食症になってしまったのかと思われます。
やはり極めるならば「都会道」よりも「田舎道」で、それを追い求めた「善き牧者の声」を、みなさんもぜひ愛聴してみて下さい。