真の動物福祉牧場を目指して

旅聖ウィリーの軌跡 (reprise)

 今回の「銀河鉄道」には、秀祥と人生の旅を供にした「12使徒」の内、既に亡くなっている8人にも乗って貰います。

 こういうのを英語では「アッディング カラー」と言いますが、その「色を加える」役割では旅聖ウィリーが特に重要かと思います。

 この「イロコイ連邦」出身のネイティブ-アメリカンは、国民的カントリー歌手ウィリー-ネルソンと同じ三つ編みの長髪を持ち(300万円で落札された)、その色も同じ白とします。
 
 死後の魂の旅を描く上では、亡くなった時よりも若返って一番元気だった頃に還る手法もありますが、わたしは敢えて死んだ時の年齢で通そうと思います。
 それは、人間誰もが「永遠の若さ」に憧れるモノですが、ブッタはそうした「執着」は捨てるべきと説いているからです。

 ウィリーは善く執着を捨てたので「旅聖」と呼ばれ、アメリカ社会では非常に目立つ男性の三つ編みも、ウィリーには自然にそうあるべきと映りました。
 
 晩年の彼はヒゲも伸ばし、これは昔の中国人が蓄えていた様な「仙人髭」とします。
 ウィリーは最期までトラベル-ヘルパーとして働きますが、拠点とした日本とイロコイ連邦の他には、シャングリラ地方(ヒマラヤ西麓)とカリブ海の島々を好んでガイドしました。

 この2つの地域では、共に男性が髪とヒゲを伸ばすのは自然なコトとされ、「ヒゲを剃るなんて神の意図に反する」とまでされています。
 一方こうした「自然さ」は中国では反文明的とされて、イスラム教徒でも強制的にヒゲを剃られ、髪を伸ばすコトも許されません。

 髪とヒゲは些細なコトかも知れませんが、そこに自然な個性が宿るのか、画一的に統制されるのかでは、社会の様相が大きく異なって来ると言えます。
 ウィリーはあくまでも自然な社会を愛し、アサ酔いも愛してリルケ(代表作「若き詩人への手紙」)の様な自然讃美の詩を多く詠みます...

 旅聖ウィリーには、地球文明を代表して宇宙文明と詩的な魂の交流をして貰い、銀河鉄道の旅団を先導するガイドとしても活躍して貰おうと思っています。
 
 

 
 

 
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