ヤ○ザの正体は…？

秋ですねぇ…秋です。
いや、秋を楽しむ間もなく
終わりつつある感漂いますが。



通勤路にさびれた喫茶店がある。

そこを通る度に
朝から優雅にモーニングを食べてる
おっちゃんやおばあさんを見ながら
羨ましくて仕方なかった。

明らかに、これから出勤！な
イケメンサラリーマンはおらず
定年後的な人や、あなたは…働いてるの？
的な人しかいないのがミソ。

その中でも、いつも…って毎日そこは通らないけど
通る時は百発百中必ずいる！
しかも窓からよく見える席に必ずいる！
ヤ○ザなオッサン二人組がいる！

いや、アレ絶対ヤ○ザだよ！と
期待を裏切らない見た目(笑)
ハイ、多分読んでるアナタが想像している通りの(笑)

毎回決まって同じ時間にそこにいるので
気になって気になって仕方が無かった。


あまりに気になったので…

お休みだけど、今朝７時過ぎに起きて
髪も化粧もちゃんとしてないけど行ってみたっ！！


通りかかると…


やっぱりいた！いた！！
今日もいつものヤ○ザっぷり全開っ(笑)


その喫茶店のその時間帯には
明らかに浮いた存在らしく
客の何人かが『ん？珍しいな？』
的な目で自分をみる。
もちろん、ヤ○ザ二人組も例外ではナイ。


でも…
お得意の「さも慣れた」風を装い
新聞と雑誌を手にとり
入り口メニューをチラ見して記憶したばかりの
『トーストのモーニング』を注文した。

残念ながら飲み物を指定し忘れたせいで自動的に
苦手なコーヒーになってしまったけど(泣)


ヤ○ザ二人組の側に席を陣取り
モーニングがくるのを待つ。
二人組の会話に聞き耳を立てながら。

『頭が…』とか『チャカが』とか言わないかと
ウズウズしていたけど
聞こえてくるのは政治への鬱憤ばかり。

ならば左翼的な意見かと言えばそうでは無く
なかなかまっとうなご意見ばかり。

まぁまぁ、場所を考えてるのね…と
読んでいるフリの広げた新聞紙の上から
二人組を見ていたら片方のオッサンが
こっちを向き目が合ってしまった！！

すぐに新聞に目を戻し
読んでる「フリ」を続ける。

そうこうしているうちに
憧れのモーニングが運ばれてきた。

さびれた喫茶店にはピッタリの
しがないモーニングで
すべてが期待通りの味ではあったが
それはそれで充分に美味しかった。


半分食べ終えたところで
二人組の片方の携帯が鳴った。

キターッ(@_@)！舎弟からなのか！？

勝手にドキドキどよめく私。

しかし聞こえてきたのは…
『今年のリンゴは…』
『リンゴはキロ○○円』とか。

このヤ○ザは青果業界にまで
手を出すのかと頭ん中に？マークを散りばめていたら
いつの間にかオッサンが上着を脱いでいた。


そしたら…！！！！！



明日の最終回につづく(笑)