地震発生から５日目

夜、テレビをつけて驚いた。
『踊る！さんま御殿！！』をやっていた。
それだけじゃなくて、その後のバラエティも通常放送。

日本テレビ…
思い切ったなぁと思ってたら
フジテレビもドラマ放送を始めた。

他局はまだ震災特番ばかりで
唯一昨日からNHKが朝夕に子供向け番組を復活させたくらい。

通常放送をスタートさせるには
きっと局内にも賛否両論あったと思う。
もしかしたら放送をみた視聴者から
局にクレームもあったかもしれない。


でも、私はこれを支持したい。
震災が起こった日から
毎日朝から夜までテレビでは
被害の様子を伝えるばかりで
いつも画面をしかめっ面で見ていた。
ふと鏡を見たら眉間にシワが寄っていた。

悲しみが込み上げて胸が苦しかったり
家族が再会のシーンには涙したり。


だけど、久しぶりにテレビでバラエティをみて
さんちゃんのトークにちょっと笑って。
そしたら、ちょっと胸が軽くなった。
こんな時に不適切な言い方かもしれないけど
『笑い』はやっぱり必要なんだと思った。
被災地の方々が見ていらっしゃるかはわからない。
テレビがあってもバラエティを見れる
心の余裕はまだ無いかもしれないけど。

今朝みたツィッターの中に
こんな発言があった。
『毎日テレビを見ていて
心が苦しくなったらテレビを消して下さい。
そして好きな音楽を聞いて下さい。
あなた方(被災者でない人)には
正しい判断をしていただく為に
心の余裕をもつ事が必要です』

まさに、そうだなと。

苦しんでいる被災地の方々の様子や
救援物資が届かずに懸命に
助けを求める‘つぶやき’の声を見ると
本当に苦しいけれど
被災者ではない私たちは
次の為に正しい判断をしなきゃならない。
だから、その為に心に余裕を
もつ努力をすることが大切。


はじめのうちは、日本に起きた大きすぎる事件に
何も出来ないって思ってたけど
そうじゃないんだ…と
たくさんの‘つぶやき’に教えてもらった。

日々、働いて、購買消費をして
そして財布に余裕ができたら募金して。
日々、ちゃんと食べて栄養とって
体が大丈夫なら献血なりして。

この先の事を思うと
遠い広島にいたって不安だけれど
瓦礫の中から助け出された
初老の男性が笑顔で
『大丈夫、チリ津波も経験したし
また、再建しましょう！』と
言われる映像を見ていると
大丈夫なんだ！と思える。

こんな日本や、日本人を誇りに思います。

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