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ユウキ的独白の時間

独白とは、毒吐くともいう(オイ)
見てってください

戦慄のブルー

2008年07月27日 | ガンプラ・ロボットアニメ

RX79 BD1 ブルーディスティニー1号機


<機体解説>
本機体は、1年戦争末期。ジオン公国のニュータイプ研究機関である、フラナガン機関にて、クルスト=モーゼス博士によって開発された新型モビルスーツOSシステムである「EXAM(エグザム)システム」を搭載させた、試作型モビルスーツである。

その大きな特徴であるEXAMシステムだが。
ニュータイプの驚異的な戦闘能力に目を付けたクルスト博士が、モビルスーツに擬似的にニュータイプと同じ動きをさせるオペレーションシステム(OS)として、このEXAMシステムを開発した。その大きな特徴は、機体性能を限界まで引き出すシステムであり、通常不可能な動きや戦闘を可能にするシステムである。
これはクルスト博士本人のみしか開発に関わっていないため、本人でないとシステムの構築はおろか、エミュレーターの作成も不可能だったと言われる。
ちなみにEXAMの語源は英語の「examine」=「裁く」からきている。

表向きEXAMシステムは先述のようなOSだが、その裏側にはクルスト博士の妄執とも言うべき恐るべき側面があった。

このシステムの作られた真の目的は、ニュータイプの戦闘能力の高さに恐怖し、いつかはニュータイプがオールドタイプである自分たちを皆殺しにするという異常な強迫観念に駆られたクルスト博士が、ニュータイプに対抗し殲滅させるために作り出したシステム。
つまり、ニュータイプを「裁く」。これがEXAMの本当の姿である。

EXAMは、交戦機にニュータイプが搭乗していると判断するとその真価を発揮する。圧倒的な反応速度・戦闘プログラムを見せ、単機で複数の敵機を殲滅することが可能である。しかし、そのためにシステムに耐えうるには、元となる機体に高いスペックが要求された。
クルスト博士はジオンにてこのシステムの実用化に向けて、既に「MS-08TX[EXAM]イフリート改」とその専属パイロットである「ニムバス・シュターゼン」大尉と共に実用テストを開始していた。
圧倒的な性能を見せ付けるもリミッターをかけなければ機体の冷却等が追いつかず、100パーセントの能力を出せるとは言いがたかった。
当時のジオンのモビルスーツにはこのシステムに耐えうるほどのモビルスーツがなく、クルスト博士はEXAMのデータを手土産に連邦に亡命。今度は連邦側でEXAMの開発をしていくこととなる。
クルスト博士にしてみれば、EXAMでニュータイプを滅ぼすことが第一義であったが故、連邦だろうとジオンだろうとEXAMに耐えうる機体をもつのであればどちらでも構わなかったのだろう。

連邦にて、RGM-79(G)陸戦型ジムにEXAMを搭載しテストを開始するものの、やはり機体スペックが追いつかずに頓挫。そこで次はEXAMを搭載した陸戦型ジムの頭部を、機体スペックで陸戦型ジムにに勝るRX-79(G)陸戦型ガンダムに移植しするがそれでもまだ求めるスペックには足りず、ジェネレーター出力の強化や武装の強化。それに各関節にマグネットコーティングを施し、機体の追従性を上げることでようやく一つの完成を見ることとなる。機体カラーもクルスト博士の意向により「蒼」に塗られ、ここに「RX-79 BD-1 ブルーディスティニー1号機」が完成することになる。

だが、その実用には大きな問題があった。

まずEXAMを起動させその能力を遺憾なく機体が発揮できたとしても、操縦するパイロットがそのあまりの人間離れした動きに体が追いつかず、再起不能あるいは最悪死亡してしまうケースが多々起きたことだ。
加えて、EXAMシステムそのものにも、相手がニュータイプであった場合のみ発動するはずのEXAMが、戦場では周囲で当たり前に持っている相手の殺気や恐怖心にも反応し、殲滅を開始し、あたかも「暴走」したような殺戮を繰り返す危険性を孕んでもいた。
そのため、パイロットとなる人間には強靭な精神力・肉体そして高い操縦技術が求められるが、なかなかそのような資質を持っているパイロットはおらず。テストを請け負ったパイロットはほぼ再起不能になったためいつしかこの機体を、その圧倒的な機体性能の高さの意味も込めて「蒼い死神」と呼ばれるようになっていく。


その専属パイロットを勤めることになるのが、地球連邦軍、第11独立機械化混成部隊所属の「ユウ=カジマ」少尉(後に中尉)である。
彼の所属していた部隊は新型モビルスーツの試験運用を目的にした部隊で、同部隊のフィリップ・ヒューズ少尉とサマナ・フュリス准尉と共に新型モビルスーツ(ジム・コマンド)のテスト運用中に、同じくテスト運用中で、中のパイロットが制御不能になり暴走したブルーディスティニー1号機(以下、BD1と略す)と交戦し、ニュータイプでないにもかかわらず、且つ機体性能の大幅に劣るジムコマンドでBD1を退けた。

その戦闘を見たクルスト博士は、ユウ少尉にBD1の専属パイロットを依頼。
クルスト博士に機体の整備を任されている地球連邦軍技術仕官の「アルフ・カムラ」はEXAMにリミッターをかけることで暴走を抑えるようにデチューンし、
以後、BD1はモルモット隊に配備され各地でテストおよび実戦を繰り返すことになる。

ユウ少尉の操縦技術の高さと相まってBD1は鬼神のごとき戦果を上げるも、同じくEXAMを搭載するイフリート改と遭遇。お互いのEXAMが互いの機体をニュータイプの機体であるという判断し壮絶な戦闘を展開。
結果、BD1はEXAMを積んだ頭部を破壊され沈黙。イフリートも大破するという相打ちに近い形で戦いは終わる。

しかし、EXAMを巡るユウ少尉とイフリート改のパイロットであるニムバスの戦いが終わったわけではなかった・・・・・・

武装は、基本的には陸戦型ガンダムに準拠する。
固定装備にビームサーベルを脚部に装備。胸部の60mmバルカンは陸戦型ガンダムでは1門だったが2門に変更。その代わりにマルチプルランチャーは排除された。
さらに腹部にミノフスキー粒子下でも安定した命中が可能な優先制御式ミサイルを2門装備している。
その他に携行武装は、100mmマシンガンに陸戦型ガンダム等と同じ小型シールドを装備。しかしながら陸戦型ガンダムをベースにしているので理屈の上では同じ武装も装備可能であると考えられる。


<プラモ解説>
この機体、初出展が私が高校時代にやったセガサターンのゲーム。
「機動戦士ガンダム外伝 戦慄のブルー」というゲームなんですが。
あれから10年経って、よもやキット化されるとは・・・
涙で前が見えませんwww
最初は敵で出てくるのですが、それがまた鬼のように強くて。
倒せなくて、コントローラー放り投げてヤキモキした思い出がありますww

キットの出来はかなり優秀。小型の1/144ながらかなり細かいところまで手が行き届いている感じ。稼動範囲も広く申し分なし。
頭部のカメラアイ部分はクリアーパーツ成型。
シールを貼ることで通常の緑色。暴走状態の赤色をチョイスできます。
が、それだと折角の内部メカのディディールが見えなくなってしまうので、できればこの部分は塗装で行きたいところ。ガンダムマーカーでチョチョっと塗るだけで見栄えがグッと上がります。その際内部メカはメタリックで縫ってあげるとクリアーパーツ越しでも内部メカが目立ちリアル感が増します。
上半身の可動が広い反面、若干下半身。特に足首周りの可動が狭いかな、という感じもしますが許容範囲内!
全体のフォルムですが。若干線が細いかな、と。
もう少しマッシブかつゴツゴツしたラインでもよかったのかもしれませんがここは個人の好みにもよるでしょう。
色分けは少し物足りませんが1/144では仕方なしでしょうか。
成型色のままの青だと、若干イメージよりも明るいかなぁと言う感じなんで、こだわりあるなら塗装は必須。ちなみに私は時間がなかなかないので出来そうにないです。

今度は1/100で出たら・・・・いいなぁwwwwwwwww

ってかMGの陸戦型ガンダムと陸戦型ジムでセミスクラッチもありかなw


ガンダム祭り~コズミックイラ最強の剣~

2007年02月06日 | ガンプラ・ロボットアニメ


ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム

<機体解説>

本機体は、ZGMF-X10Aフリーダムガンダムとほぼ同時に建造されたものの、先進的な性能の為に開発が中断されていた。その後に何らかの形で製造が再開され、完成に至った経緯がある。そのため、フリーダムとは兄弟機としての側面がある。

まず、その大きな特徴として、背中の機動兵装ウイングがある。
フリーダムではこのウイングは高速機動戦を想定したウイングの側面が強かったが、(バラエーナが装備されていたので一概にそうとも言えないのだが)本機体においては遠隔操作機動兵器「スーパードラグーン」が8機装備されている。
これは、超絶的な空間認識能力が必要だった「ドラグーンシステム」に改良が加えられたもので、扱いがいくらか容易になっている。
この兵装が取り入れられたことで、本機体はフリーダムのさらに上を行く同時ロックオン数を可能にしており、さらなる攻撃力の増加が図られた。
それに、このウイングは最初の目的道りに高出力スラスターとしての側面も併せ持ち。これは「ヴォワチュール・リュミエール」と呼ばれる惑星間航行用のスラスターが参考になっている。

武装面でも、フリーダムガンダムよりもさらに発展した武装が装備されている。
腰部のクスィフィアスレール砲は、従来の3つ折から2つ折に簡略され取り回しのよくなったクスィフィアス3レール砲が採用された。
ルプスビームライフルも、高エネルギービームライフルが2丁装備されている。
このライフルは連結することで長距離射撃も可能となるロングビームライフルとしての運用も可能であり、戦略的な幅を広げている。
ラケルタ・ビームサーベルもシュペールラケルタとなり出力も上昇している。
また腹部にカリドゥス 複相ビーム砲が装備されて総合的な火力の向上に貢献している。

防御面では、手持ちのシールドが廃止され、新機軸のビームシールドが搭載された。それにより、片腕がシールドで塞がることが無く、両手で武器の運用が可能である。

パイロットはスーパーコーディネーターのキラ=ヤマト。
シン=アスカの手によって愛機フリーダムを失ったキラの新たなる愛機として戦場に舞い降りた。
その圧倒的な性能とキラ自身の高い能力のためはっきり言って無敵とも言える性能を示した。

<プラモデル解説>

いやはや。ここまで手の加える所が少ないプラモも珍しいですな。
全くの素組でこの見栄えです。
細かい部分で色をつけてますが。間接部分が金色の劇中のイメージ通りにはいかないようで黄土色っぽくなっているのが格好悪いので金色に塗りなおしています。
ただ、ABS樹脂という性質上割れやすいそうです。幸い、俺のは割れませんでしたが。
これ、初回限定版で「フルバーストVer」というのも出てたそうで、ドラグーンのエフェクトパーツが付いてくるそうですが、俺の購入したのは通常版。
したがって、エフェクトパーツが無いのでフルバースト状態を再現するためにはこうするしかありませんでしたww



針金で簡易スタンドを作って浮かせてみましたwwww
雰囲気は・・・出てると思うんですが・・・・

でもこのプラモはすごく良い出来ですねぇ。組み立てもスムーズですし、初心者さんにも持って来いですね。
さらに動きも付けやすい。



こ~んなダイナミックな動きをしても自立できるからすごいw

難点は、スタンドが付いてはきますが、このスタンドの軸がすごくヘタリやすいので注意が必要です。
木工用ボンドなんかで少し補強してあげると良いようです。



ではおなじみのこのポーズで締めてみます



難点は、スタンドが付いてはきますがすごくヘタリやすいので注意が必要です。
木工用ボンドなんかで少し補強してあげると良いようです。



空はぁ~~飛べないけどぉ~♪


種関連のガンダムって格好いいんだけどなぁ・・・・兵器としての格好良さといわれればかなり微妙。
正に「正義の味方」「ヒーローっぽい」機体としてはアリなんだけど、モビルスーツらしいかといわれると甚だ微妙w

期待のマスターグレード・・・・だったんだがなぁ。

2007年01月25日 | ガンプラ・ロボットアニメ
こんばんわ、ユウキです。

久々にプラモ話でも。

バンダイが展開しているマスターグレードシリーズ。いよいよ、多くのファンが待っていたあの機体が発売になるそうです。

そうそれは、アムロ・レイのもう一つの最後の乗機。
小説版の逆襲のシャアでのνガンダム。最近は、Hi-νガンダムとかと区別されて呼ばれてるモビルスーツがいよいよ発売になるそうです。

このHi-νガンダム。なんでも最近じゃ、見た目の格好良さとその名前から、νガンダムの上位機種という認識が生まれてきているようで、各種ゲーム等でもアムロ最強の機体という認識が一般的になりつつあるようです。

本当は・・・・違うんだけどな。

というのも、このHi-νガンダム。小説版のνガンダムというだけであって、映画版のνガンダムと機体スペック的に変わりない機体のはずなんです。
しかも機体が確認できるのが、小説の登場人物紹介の後ろにある、登場モビルスーツ紹介の挿絵でしか確認できない、まぁ、いわばマニアックな機体だったんです。

しかし、その挿絵の格好良さといったら。もうそれは相当なもので。
(個人的にはこの挿絵のリガズィもかなり格好イイ)
そこから、模型ファンはこぞってこの挿絵を元にHi-νの製作に躍起になりました。
事実、ガレージキットやレジンキットを用いた改造パーツで様々なHi-νが世に送り出されてきましたが、ガレージキットならではのとっつきにくさと価格帯の問題で万人が手に入れられるというものでもありませんでした。

その夢のHi-νがマスターグレードでついに手に入る!!
これが喜ばずにいられましょうかw

さて早速、テストショットを見てみましょう!!




!!???

これは・・・・


一体・・・・・・・・・


何ガンダムですか??


あまりに想像と違うもの出されて、これがHi-νです!と出されたって、満足するか!いいか!バンダイ!!


いますぐ作り直せ!


重ねて言う


一から作り直せ!


ちなみに、参考画像がこちら。これがイメージに最も近いんですが・・・



どーよ。

この見事なまでの違いっぷりはよ!

いやね。確かにゴテゴテしすぎかもしれません。重そうな機体外見は、昨今のモデル体型のマスターグレードにはそぐわないかもしれません。

でも、ですね。

俺らがHI-νと思ってたものと全く違うものを出されたって嬉しくはありません。

まぁ、HI-νみたいなマイナー機体のプラモデル化自体は喜ぶべきなんでしょうが、ここまでイメージと違うもの出されてもなんか喜び半減って感じで素直に喜べない。しかも価格が7000円。
どーよ、この微妙な価格。マスターグレードのνガンダムより明らかにボリュームダウンしてて価格は2000円アップ?もう何が何だかわかりません。

バンダイ、最後にもう一度言う。

発売はどんどん先延ばしにして構わん。このまま2月に出すくらいなら


いつになってもいいから、もっと練り直して作り直せ!

うう・・・裏切られてばっかりだ。

R3の最新ラインナップが「強化型レイズナー」ってのもさらにがっかりだ。
ギャリア・・・とは言わないけど、もっと新作出してよ。例えば「ドラグナー」とかさぁ。いきなりレイズナーの金型使った強化型出されたって食指が動きませんぜ。レイズナーMk-Ⅱならまだしも。それに、強化バックパックが付くとかならまだ考えてもいいけどさぁ。

こう、見事に的外れなラインナップですな。

とりあえず、エルガイムMK-Ⅱに期待するしかないみたいですね・・・

海賊王に、俺はなる!?~ガンダム祭~

2006年11月18日 | ガンプラ・ロボットアニメ


クロスボーンガンダムX1形式番号F-97(偽装番号としてXM-X1)

<機体解説>

本機体は、宇宙世紀133年、木星帝国の地球侵略をいち早く察知した新生クロスボーンバンガードによって運用された、サナリィ開発の試作型モビルスーツである。
その開発は多数の高性能モビルスーツを生み出したサナリィの「フォーミュラプロジェクト」の延長線上にある機体で、サナリィでの開発コードは「F-97」だが、宇宙海賊であるクロスボーンバンガードへ譲渡された際に、製造元を晦ますために「XM-X1」というコードに書き換えられた。

本機体は「接近戦への特化」という一つのコンセプトで固められ、その傾向は主に装備面に見られる。
というのも。このU.C133年という時代にもなると、「ビームシールド」というものが防御の主流になりつつあり、このビームシールドは従来までのシールドとは比べ物にならないほどの防御力・利便性を実現しており、それゆえにモビルスーツ同士の射撃戦は、ビームシールドで防がれることが多数で決定力に欠けるものになっていた。そのため、このクロスボーンガンダムでは決定打になりにくい中距離~長距離戦に比重を置かずに、ダメージの大きい接近戦に特化した調整がされている。
それ故、このクロスボーンガンダムは、射撃用の兵装も備えはているが、その真価は接近戦において遺憾なく発揮される。
従来のビームサーベルの出力を大きく上回る「ビームザンバー」をはじめ、ビームシールド兼ビームナックルにもなる「ブランド・マーカー」。多目的に使用できるチェーン型アンカー「シザーアンカー」。さらにそれぞれ2本ずつ装備されたヒートダガーとビームサーベルと接近戦用の武装が豊富である。

さらに注目すべきは、「コア・ブロックシステム」の採用と、特徴的なX字型のスラスターである。
コアブロックシステムを採用したことでパイロットの生存率は上昇した、
またスラスターは破格の運動性をもたらす事になった。その運動性の高さをいかして、敵の懐に素早く入り込み、強力な接近兵装で致命的なダメージを与える戦法を得意としていた。
さらに、その戦法をより生かすためにビームシールドを使うことで片手が塞がってしまう不便さを補うために「ABCマント」(Anti-Beam-Coating マントの略)と呼ばれる対ビーム兵器用のリアクティブアーマーの装備が可能であり、両手が塞がっていてもある程度の防御力が期待できるようになっている。

しかし、このように搭乗するパイロットの技量が高くないとその真価を発揮できないため、この機体は都合3体しか製造されておらず、高性能な実験機という扱いになっている。

全部で3機製造されたうち、写真のX-1号機(通称X1)は白と黒を基調に塗られたパターンで、X-2号機(通称X2)は黒と紫を基調にされている。X1、X2共に装備は基本的に同じだが、X2に関しては搭乗者の戦闘スタイルに合わせてショトランサーやバスターランチャーといったものを愛用していた。もっとも、カラーリングや細部のデザインが違うだけで中身はほぼ一緒のX1とX2なので、X1でもショットランサーやバスターランチャーは使用できたものと思われる。
また、最後の1機。X-3号機(通称X3)だけは少々仕様が変わり、カラーリングはライトブルーと白を基調とするカラーリングで、ブランドマーカーの代わりに「I・フィールド・バリア」が装備され、武装もビームサーベルとビームライフルを一体化させたマルチウェポン「ムラマサ・ブラスター」が装備されている。この武器は最大14本のビームサーベルを同時に作動させるサーベルモードでの使用は凄まじいまでの破壊力があり、Iフィールドが「最強の楯」、ムラマサ・ブラスターが「最強の矛」として盛り込まれた意欲的な実験機になっていた。

搭乗者はクロスボーンバンガードのエースパイロット「キンケドゥ・ナウ」。しかしその名前は偽名であり、その正体はかつて「コスモ・バビロニア戦争」において当時連邦軍の最新鋭機である「ガンダムF-91」に搭乗し、戦争終結に尽力した「シーブック=アノー」である。

木星帝国との戦闘において、敵の新型モビルスーツに対抗するためにマイナーチェンジを行っており、シザーアンカーの代わりにリアアーマーに鞭状のドリル兵装である「スクリューウィップ」が追加装備されて、中距離での戦闘にさらに幅が出た。しかしこの装備を追加したことで、フロントアーマー部分の「シザーアンカー」はチェーンのクリアランスの問題で使用不可になっている。
また、このマイナーチェンジが行われた状態を「X-1・改」と呼び差別化しているが、基本性能と外観上の変更は特にはない。

木星帝国手との戦闘が終了した後はキンケドゥはこのモビルスーツを降りており、その後は同じクロスボーンバンガードの「トビア=アロナクス」に譲渡されており再び宇宙海賊として宇宙に向かったトビアの新たなる愛機として使用された。その際にはまたもマイナーチェンジが行われておりその状態を「X-1・改・改」と呼ばれている。これも外観上の変更は胸部にドクロのレリーフがあしらわれただけで、装備面でスクリューウィップとシザーアンカーを片側ずつ使えるようにしただけで、基本的な性能は変わっていない。



<プラモ解説>
いい時代になったものです。
模型化は流石にされないだろうと思っていたクロスボーンがこうして立体化されるとは。
このクロスボーンガンダムってアニメ化されたわけでもなく、漫画版があるだけのいわば超マイナーガンダムwまさかこれがこのような形で手に入るとは・・・感慨も一入でございますw

ジャンルはMG(マスターグレード)ですが、元のデザインが「カトキ・ハジメ」というわけで「Ver.Ka」としての発売。このシリーズなぁ・・・説明書の機体解説とかが極端に少なくってその辺りが面白みに欠けるなぁと思います。

キットの出来自体は良好・・・じゃないかなぁ。格好いいですね!
ただ、致命的な問題が3つ。

①武器の保持力
最近流行の、手の平にピンがあって、武器側にそれに対応した穴が明いていて武器の保持はそれでやるんで、保持力は高いはずなんですが・・・・・

ピンが短い!穴が浅い!

つまぁり!

保持力弱っ!!
ってわけなんです。特に、このクロスボーン最大の特徴的な兵装であるビームザンバーが酷い。ビーム刃をつけるとその重さも相まってまともに手に持たせることができません。こだわるなら要改修です。致命的だろ、これ。設計した時点でだれか気付けって・・・・

②コアファイターが外れない
これもねぇ。ゆるゆる過ぎてもストレスだけど、クリアランスが無さ過ぎて1回きちんとはめ込むとうんともすんとも動きゃしない。飾っておくだけならまぁ別にいいんでしょうが、ガシガシ動かしたい人にとってはストレスの元ですよね。

③ABCマントがショボイ
これね・・ナイロン製の生地の布ががマントとして付いてくるんですが。質感がイメージと違いすぎて違和感アリアリ。もうちょっとなんとかできなかったんかなぁ・・・。
例えば、前に出てた「1/100 ガンダムサンドロックカスタム」に付属していた麻製のマント。あれは質感的にも良かったんだからあれじゃまずかったのかなぁとも思います。ともかくこのマントを格好よく見せるには、アイロン用の洗濯のりでしわを付けたり、線香や煙草で着弾イメージを追加するとか、切込みをいれて使用感をだすとかして見栄えをあげないと使い物になりません。

まぁ、不満と言えばこの辺りになるでしょうかね。ダイナミックなアクションが魅力のクロスボーンだけに展示スタンドが無いのは痛すぎますが、まぁ、我慢するしかありませんね。MGのF-91のものとフレームが共有なので、F-91に付いてきたあの「ラフレシアスタンド」が使えるので、やりようによってはパーツ複製していけばスタンド作成も可能ですが、現実的じゃないなぁ・・・。

というわけで、以下武器紹介と出来上がり参考写真を列挙!



バスターガン&ビームザンバー
中世の海賊が持ってそうな意匠の兵器ですね。文句無く格好いい。ビームザンバーがまともに握れないのが痛すぎますが。



ザンバスター
上のバスターガンとビームザンバーの柄の部分を組み合わせて出来上がる高出力ビームライフル。これも格好いい!



ブランドマーカー&ビームサーベル
ビームナックルであるブランドマーカーに予備兵装として装備されたビームサーベル。これはそれぞれ2組あります。



スクリューウィップ
先端にドリルが付いた鞭。鞭の紐はリード線で表情が豊かにつけられます。



シザーアンカー
フロントアーマーがそのまま鉤爪になるというアイデア武器。鎖部分はプラ成型。キーホルダー用のチェーン置き換えてみてもアリかも。




ヒートダガー
劇中でもやった足の裏にダガーを仕込んで蹴りつけるという荒業も再現可能。
ダガーっぽくギザギザをいれてみてもいいかもしれません。



ABCマント
洗濯のりは無いので、とりあえず煙草で着弾模様を追加してみました。あとは適度に切込みを入れてそれっぽくしてみましたが・・・イマイチかなぁ。



フェイスオープン
コォォォォォ!という音と共に印象的なフェイスオープンも再現。中はゴールドで塗ってあります。雰囲気出てるかなぁ・・


では最後にもう一枚


新旧シーブックの愛用機体そろい踏み

同じ開発系列の機体とは思えないほど印象が違いますね、この2体は。


蒼き流星になって・・・・後編(3Rレイズナー)

2006年09月29日 | ガンプラ・ロボットアニメ
こんにちわ、ユウキです。

さて、一応完成しました3Rシリーズ第1弾。レイズナー。
今回も御馴染み機体解説と写真、キットレビューを中心にお届けします。



SPT LZ-00X レイズナー

<機体解説>
まず、「SPT」という機体についてだが、TV作品「蒼き流星 SPT レイズナー」(1985年~1986年放映)という作品に登場する人型機動兵器がこのSPTである。正確にはSpacePoweredTracerと呼ばれる作中の敵「グラドス星」で使用されている宇宙用強化服である。その全長は平均約5mという大きさで、これは「ガンダム」が平均約17mくらいと考えれば2回りも小型であり、ロボットアニメの中でも極めて小さい部類に入る。
機動性に富んでおり、グラドス軍との戦争状態が始まった状態での地球の兵器では命中させることすらできない。ちなみに、この番組の設定では地球とグラドスが戦争に入ったのが西暦1996年という設定なので、劇中に登場する兵器は現実で使用されてる兵器と同レベルであると考えられる。
よって、仮に今SPTが襲来してきたらもちろん地球は征服・滅亡されることは明らかだろう。

さて、機体の解説に入る。

本機はSPTの軍事活用の一翼を担った、地球からの漂流民ケン=アスカ博士によって製作されたSPT最新鋭機である。汎用目的で製作されているので、大気圏内、宇宙と活動範囲を選ばない。
これはSPTすべてに言えることだが、操縦のサポートにはAIが使用されており、音声による指令が可能である。また逆にAIからの操作指示もされる。そのため全くの素人でもある程度の操縦は可能である。
グラドス軍はこれらのSPTを使用して地球を支配しようと、軍を進めるが、地球とグラドス星の戦争を良しとしないケン=アスカの息子「アルバトロ=ナル=エイジ=アスカ」によって、同時期に開発された「SPT-BB-02U ベイブル 」「SPT-BD-03U バルディ 」と共に強奪され、地球にグラドスの進攻を伝え、防衛措置を取るよう勧告するため、そしてグラドスと地球の友好を築くために地球へ飛び立った

エイジはレイズナーのサポートAIを「レイ」と呼称し、操縦をしている。
しかし、この「レイ」とは別のAIがこのレイズナーには搭載されている。それが「フォロン」である。このフォロンはレイズナーの機体損傷が限界に達すると、レイに切り替わり機体管制を受け持つようになり、機体の存続を最優先する作戦行動を取り始める。そのため、操縦者であるエイジの操縦すら受けつけず、周囲の危険要素をすべて排除する行動を取る。
エイジは地球人もグラドス人も「殺さず」に戦闘を常にしてきた。エイジの目的が地球人とグラドス人との友好だったためである。
しかし、エイジの姉の婚約者でもあり、エイジ自身もグラドス軍の仕官学校時代の先輩にあたる「アーマス=ゲイル」との戦闘において、レイズナーは大きな損害を受け、システムがフォロンに切り替わり緊急システムである「V-MAX」(後に説明)が発動。エイジはゲイルを自らの意思に反し「殺して」しまう。

固定兵装は
ナックルショット×2
(両手に装備されてるナックルガード型電磁発生装置。装着し殴りつけることで同時に電磁を叩き込み、外装・内装を砕く兵器)
カーフミサイル×2
(ふくらはぎ、つまり「Carf」に装備されている有翼自己知能搭載型ミサイル。)

携行兵器は速射型レーザードライフルで、メインにはこれを使用した高速戦闘を得意とする。

そして武装として定義するかは曖昧だが、「V-MAX」という装備がある。これは先述のフォロンが管制する一種のオーバードライブ装置で、発動と同時に蒼いバリアフィールド(LCMパウダーと電磁波がその正体だが)が機体を包み、機体の大幅な運動性の向上により、あたかも「流星」の如く敵に対して体当たりを加えるというものである。さらに、高速戦闘により自身の打ち出したカーフミサイルを追い抜き敵機に突撃するという離れ業や、接近してのナックルショットでの攻撃など常軌を逸した行動も可能になる。
このV-MAXの威力は絶大で、すべての危険要素を排除し尽す。
もちろん、弱点が無いわけではない。
使用には莫大なエネルギーを使用し、使用後は各部内蔵メカの急速冷却が必要となる。その際、一切のコントロールが出来ない棒立ち状態になる。さらに冷却後も、一定時間は70%の能力でしか活動できなくなる。
当初はフォロンにより発動が制限されていたが、後にフォロンと和解したエイジは自身の意思でこの装備を発動させることが可能になった。その際はレイにより管制が行われるようになった。

このV-MAXと機体本来の性能の高さ、エイジの操縦センスの高さから劇中ありとあらゆるSPTを戦闘不能に追い込む強さを見せる。
しかし、レイズナーを上回る性能を持つ新型SPT「SPT-ZK-53U ザカール 」を駆るグラドス軍地球占領部隊長の「ル=カイン」との戦闘で、「V-MAXスーパーチャージ(レッドパワー)」の前に大破してしまう。
その後、地球側で作ったレイズナーに大破した基のレイズナーのコンピューターを移植し、ル=カインと再戦している。この地球製新型レイズナーは区別するために「ニューレイズナー(強化型レイズナー)」と呼んでいる。
ニューレイズナーは従来の同機に比べ、各部に増設されたバーニヤやアポジモーターのお陰で、ザカールにも匹敵する運動性を手に入れ、同時にV-MAXも強化された。
また、この機体を基にした後継機「レイズナーMK-Ⅱ」というプランも考案されており、飛行形態への変形とV-MAXの強化発展装備「V-MAXIMUM」が装備された強力な機体だったが、実際には建造されず、実戦に投入されることはなかった。


<プラモ解説>

いやぁ。1/48というビッグサイズで作りではありましたw
大きいレイズナーがこうも簡単に手に入る時代になったのはいいことです。

まぁ、細かいことを言い出すとキリがないんですが、このキットの難点を以下に。

①スタンドがない
劇中では宇宙を飛んでいるか、空を飛んでるシーンが印象的なレイズナーだけにこれは痛い。スタンド買うか、自作しかないんですよね。俺も結局自作。あのスタンドって専門店とかでしか売ってないし、通販も面相臭いし何より金がない

②バランスが妙
うーん。これは設定画と実写で全く違うので意見が分かれる部分ですが、設定画は頭がデカくてもそれが格好いいデザインでした。一部では青と白のカラーリングに頭デカチンで「ドラ○もん」とか言われたくらいでしたが、逆に魅力であるとも言えます。
今回のこの3Rは最近流行の「小顔で手足長いモデル体型」になっていて、設定画はもちろん、作中絵とも微妙に違うなんともいえないデザインに。まぁ、これこれでアリですし、頭でデカくする自体は大した作業じゃないですし。(面倒なのはその後だし。表面処理とか塗装とか)

③案外狭い稼動範囲
ポーズとらせにくいです。動きません。最新のマスターグレードに比べると見劣りします。足首は意外と接地性低いし。ならスタンド付けろよ、という話になるわけです。



というわけでお値段の割にはおまけが少ないな、というキットです。
出来自体はいいんですが、実に惜しい。もう少しでグっとくるキットだったんだが。

以下写真で。


「レイ、地形分析!」「レディ」
とりあえずマスターグレード「エールストライクガンダム」のスタンドでこの時は代用してお約束の飛行ポーズ。



「レイ!ナックルにエネルギーを回せ!」「レディ」


「レイ!V-MAX!発動っ!」「レディ」
お約束のあのポーズ。


強制冷却と。せっかく内部メカも塗り分けたのに、いざハッチ展開しても見えにくいのが痛い。苦労したのに。


改修なんですが、下手に頭部バランスいじりだすと、おそらく他の部分も改修が必要になり結果的に大改修の恐れもあるので下手にバランスはいじらずに、エッジ立てや、スジ彫りでイメージアップする方向で。この辺は戦闘機をイメージしたっていうデザインが活きますね。
で青いパーツには極度に白で墨入れしてます。これはちょっとやり過ぎたかもしれないと反省。V-MAXのイメージを表現したかったんですが、ちょっとゴテゴテしすぎたかも。
旧キットの出来があまりにアレなので、レイズナー好きな方には是非。

ってか、デジカメ新しいの欲しいなぁ。今のは壊れて久しいし。携帯カメラじゃいかに300万素画素でも、接写できないからアップで撮った写真も掲載できない。

欲しいものは沢山あるんですが・・・・ねぇw