連休中、午後はまったりゴロゴロと




その炭酸ガスでイーハトーブの気温は上がり
里の稲は黄金色に実り

たくさんの家族が普通の秋の実りを得られ

自宅で配信映画など観ていました
アマプラでグスコーブドリの伝記を見つけたので観てみました、2012年のものだそうです
宮沢賢治か
スタッフは銀河鉄道の夜と同じなのですね
グスコーブドリは読んだ事ないのですが
可愛いから観てみようっと(*´ω`*)
(原作は古いものなのでネタバレです)
イーハトーブの山の中
木こりの父と母と妹と住むブドリ君

4人家族で楽しく暮らしていましたが

この年から大冷害に見舞われ

この年から大冷害に見舞われ
仕事も食べるものもない年が続き
寒い冬に
父は口減らしのため山へ蒸発し
母も父を探すと言って山へ入り
妹はさらわれ
ひとりになってしまったブドリ君
春になって山を降りてみると
里では次の年の稲を植える前でした
春になって山を降りてみると
里では次の年の稲を植える前でした
ある農家に引き取られ
亡くなった息子さんの代わりに働くブドリ君


たくさん育ってるぞ!と喜んだのも束の間
植えた稲は病で全滅してしまい

植えた稲は病で全滅してしまい

その年は変わりに蕎麦を植えて冬を凌ぎます
冬の間に農業本を勉強したブドリ君は
翌年、その知識を役立てて
たくさんの実りをもたらします




しかし次は日照りがやってきて
何年も続いて田んぼはカラカラになってしまい
農家はブドリ君を食べさせていく事はできないと、新しい服と少しのお金を渡して、どこか別の働き口を見つけておくれと送り出します
(宮沢賢治の話なので、ちょいちょい現実と夢の境が曖昧なファンタジーが入ります)
(夢の中?で大正十二階みたいなのが出てきた)
イーハトーブの大都市にやってきたブドリ君


あら、ヨーロッパの大きな駅みたいですね(*´ω`*)
(イーハトーブとは岩手のことです)
(えっ、これもしやファンタジー盛岡?)
(えっ、これもしやファンタジー盛岡?)

農家で読んだ本を書いた教授がいる大学へ


そこで火山局を紹介してもらい
勉強しながら働きます


火山の多いイーハトーブ
火山活動を記録したり
噴火でマグマが流れる方向を街から逸らしたり


ブドリ君は多くの人々を助ける仕事に感動し
この勉強と仕事を続けていきます
ある年、
また大冷害がやってくる事がわかりました
もうあんな悲しい思いは誰にもさせたくないと
ブドリ君は
調査中の活火山が噴火で出す炭酸ガスで
大冷害をなんとかできないかと考えます
(元は童話なので、噴火したら降灰と日照減でさらに冷害になるんじゃ?とかはまた別なようです)
ある夜、
妹を攫ったファンタジー人さらいがやってきて
お前が本気なら火山へ連れてってやると言います
ブドリ君は
たくさんの人に生かされてきた自分の命を
たくさんの人々のために役立てられるなら
自分はどうなっても構わないと考え
人さらいに火山へ運んでもらいます
そして火山は噴火し(・・・どうやって??)

その炭酸ガスでイーハトーブの気温は上がり
里の稲は黄金色に実り

たくさんの家族が普通の秋の実りを得られ

たくさんの家族が温かい食べ物と暖かい薪で冬を越せました


おわり
、、、という
童話としては可愛い哀しいおはなしなのですが
大事な部分が原作と違っていたとかで
映画の評判はとても低かったようです
原作では
妹は、実は別の農家に引き取られていて
働きながら育ち
そこの息子と結婚して家庭をもち
幸せに暮らしていたのでした
そしてふとした新聞記事でブドリが生きているのを知り、大学へ訪ねてきて、ブドリと再会を果たし
ブドリ君はその後
妹を訪ねたり
妹の子供と交流したり
以前世話になった農家を訪ねたり
充実した幸せな数年間を過ごし
そうして、また大冷害がやってくる事を知り
妹一家が
里のみんなが
またあんな哀しい思いをしないように
でも火山を噴火させるためには
現地にひとり、どうしても残らなくてはいけない
家族のために、みんなのために、
ブドリ君はそのひとりに志願するのです
そして火山局チームはその火山を噴火させる事に成功し、ブドリ君はみんなのさいわいのために犠牲になりました
イーハトーブの気温は上がり
みんなしあわせに暮らしましたとさ
というお話だったのですね、本当は(´Д` )
確かに、妹と再会して
楽しそうに暮らすブドリ君も見たかったなぁ
宮沢賢治は妹をとても大事に思っていたから
きっとあたたかな幸せなシーンだったろうに
(すっごくよくわかるよ!!!それが彼自身のほんとうのさいわいなんだ)
(弟と弟一家の幸せのためなら何でもしてあげられるんだ)
それが見られなかったのは残念ですが
風景がとっても!!!美しかったので
観て良かったと思います(*´ω`*)
そもそも読んだ事なかったんだしさ( ̄▽ ̄)