雪姫鳥の独り語

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Aではない君と 心を殺しても罪にならない

2018-10-08 10:15:28 | 子育て、教育

佐藤浩市さん主演のドラマ、「Aではない君と」

離婚はしたけれど、中2の息子が同級生への殺人で犯罪者になり、

仕事も日常の生活も失いながら、子供と向き合うドラマでした。

作家・薬丸岳原作の「Aではない君と」のドラマ化でした。

犯罪者となった中学2年生の台詞の中で、

心を殺しても罪にはならないのに、身体を殺したら罪になるのか?

虐められていた子が、逆に相手を殺してしまう事件はあります。

このドラマは虐めの内容は出て来ても、実際の殺人描写はありませんでした。


事件の動機の推理を通して、子育て、教育の現実が問われているようでした。

加害者も被害者も両親が離婚していて、その共通心理から仲良くなり、

ある日、被害者が加害者と父親が仲良くしている現場を目撃してから、虐めが始まる。

殺人の動機は、可愛がっていた猫を殺せと言われて、加害者本人が猫を殺してしまう事から。


被害者が虐めをしていた現実を知ると、被害者の父親(弁護士)は、

被害者の人権を守る為、虐めの詳細は公にしないという約束で、賠償責任は問わないと言う。

心は再生できても、身体は再生できない現実を被害者も理解し始めて、ドラマは終わる。


とても考えさせられる、ドラマでした。

枠の中に閉じ込めてしまえば、伸びしろのない画一的な人が増え、洗脳されやすくなる。

子供が自立できるまで共に生きれる保証のない時代で、子育・教育は社会の課題。

子供は親のモノでは無いけれど、何か事が起きれば問われるのは親。

学校は卒業してしまえば、報道されても罪は問われない。

代々の家なら地域性もあるだろうけど、引っ越してしまえば、

噂も最小限だけれど、一生消えない印を押されたようなモノ。

 

親に焦点をあてての内容でしたが、虐めの体質は大人が作った社会現象。

総理自ら、放送局や報道に圧力かけて、自殺者が何人出ても報道されない。

教育勅語とか言い出した大臣、文部科学省の健全さが優先課題と思うけれど。


貧しい時代の犯罪と、豊かになってからの犯罪は質が違う。

子育て支援とか議論するより、現実をより深く知って欲しいと思う。


 

 


 


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