雪姫鳥の独り語

雪姫鳥の山暮らし、日常に感じる事。
雪姫鳥のニットの紹介、旅した国の回想。
食べ物や子育て、雪姫鳥のエコライフ。

母の遺言

2009-06-03 17:02:19 | 記憶
六月は記憶に残る事が何かとある月です。生涯で一度の体験、息子をカナダで出産したのも六月。母の最期を看病し、命月も六月です。十津川へ来て、間もなく病になり、予定していた十津川へ来る事はありませんでしたが、母は夢で十津川へ行ったからいい、と言いました。現実も過ぎてしまえば、夢のようなものです。

‘拾った物を食べても生きていけるから、お金の為に働くな’と言い残して、旅立ちました。思えば、東南アジアを一年旅して、バリ島から、オーストラリアのパースに着き、YHホステルに滞在していた頃、キッチンが使えるので、スーパーに買い物に行くと、裏手に積まれた野菜を手にしている、普通の人がいて、聞くと、‘○時になると、業者が持って行くから、それまではフリー’との事。つまり、鮮度が落ちた野菜は無料。みると、ルバーブが一株、さっそく拾って、YHのキッチンでジャムにした。

母さん、私は大丈夫、サバイバル出来る精神力は持ってます。紫陽花の咲く頃になると、亡き母を思い出します。
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