ゆうむつ船長の航海日記

宮古島の離島、伊良部島で話題の青の洞窟ツアーや地元での釣りのことなど、海に関する情報発信。島を満喫する方法など。

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珊瑚の日に伝えたいこと

2021-03-05 | 思うこと
【3月5日】
皆さんは、本物の珊瑚礁を見たことがありますか?

テレビやインターネットからではなく、自分の目で見たことがありますか?
たまに真面目なお話がしたくなる。
伊良部島の海好きオジサンの独り言を聞いて欲しい。

僕らの住む地球の70%は海です。
海には約50万種類の生き物が生息していて、その約4分の1は珊瑚に依存して生きていると言われています。
※肉眼では見えない生物を含むと1000万種類を超えるそうです。




その珊瑚が今、危機的状況にあるお話です。
オジサンがまだ子供だった頃、島の周りには素晴らしい珊瑚礁が広がっていました。
その珊瑚礁がなくなっていった原因を知ることで、少しでも珊瑚の保全に繋げて欲しい。
強く、願います。
 .
珊瑚は植物であり、動物です。
簡単に言うと、植物のように光合成を行い、動物のように産卵もする不思議な生き物です。
珊瑚が生きるためには快適な環境が必要です。
そのひとつが海水の温度です。
人が快適に過ごせる気温があるように、海水温が25~28℃くらいが珊瑚にとっては快適温度です。
我が家のエアコンの設定温度は26℃(風量自動)なので、人間も珊瑚も快適温度は似てるのかもしれません。(※人の快適温度は湿度でも変わります)
地球温暖化による海水温の上昇で、夏場になると海水温が上昇し、珊瑚はストレスによって死んでしまいます。
人間で言うところの熱中症です。
珊瑚は海水温が30℃を超えたあたりから瀕死の状態になり、その高海水温が続くと、弱い珊瑚から順に死んでしまいます。
メカニズムはもっと複雑なので、詳しくは「珊瑚の白化」で調べてみて下さい。
その時、南西諸島近海の夏場の海水温も調べてみると、今よりも少し、環境に優しくなれるかもしれません。







水質も珊瑚にとっては重要です。
沿岸部の開発により赤土などが海に流出しています。
その中には、大量の化学物質を含む農薬が混ざっていることがあります。
農薬に限らず、沖縄では生活排水による海洋汚染が7割を占めるとも言われています。
人が便利になるほど、生活排水に含まれる化学物質はより強いものになります。
一滴で油汚れが落ちたり、置くだけで洗浄できるものなど、昔はなかったものを昔と同じように海へ流すことがどれほど海洋を汚染し、破壊しているのか、もっと多くの人が知る必要があります。
その海から獲った魚や貝、海藻などを食べているのが人間です。




沿岸部の埋め立てや掘削では、工事の大小に関わらず、必ず潮の流れが変わります。
潮の流れが変わることで、砂などの軽いものは別の場所へ移動します。
流される砂の量は、時に人間の想像を遥かに超えることがあります。
潮流に乗った砂や砂利はやがて、沖合にある浅瀬の珊瑚礁を覆い、珊瑚は生き埋めになってしまいます。
例えば、伊良部大橋から南南東側にある通称「ゆにの浜」は、沿岸部の工事で変化した潮流によって、珊瑚礁に砂が集まり、干潮時に現れる幻のビーチになりました。
今では巨大なビーチへと成長を続けています。
一方で、沿岸部にあったビーチの砂は激減していることを忘れてはいけません。
※東洋一と言われる某ビーチの砂はドンドン沖合へ流れています。

その昔、佐良浜と呼ばれる綺麗なビーチは埋め立てられ、とても立派な漁港になりました。
結果として海洋汚染や破壊をまねいてしまいましたが、それは人の利便性や生活向上を追求する上で必要だったものであり、否定されるものではないと思っています。
漁港があることで、僕自身、安全に船を係留することが出来ています。
本当に有り難い。

すぐにでも汚染や破壊を止めたいけれど、それを実現することはとても困難だと、多くの人がわかっています。
その理由について考え、気づいたことがあります。
それは、「当たり前」や「(間違った)常識」です。

戦後の日本は経済成長期にあり、多くのものが作られ、生活はとても豊かになりました。
その反面、「ゴミは海へ」が当たり前であり、それが常識だった島では、海岸線はゴミ捨て場となりました。
足の踏み場もないほどに、ゴミが溜まる海岸もあったそうです。
中には魚や動物の死骸もあり、あたりは想像を絶する悪臭でした。
それから時が流れ、観光ブームの到来です。
当たり前であった海岸線へのゴミ捨て行為は、次第に非常識になっていきました。
まだ平気でポイ捨てや意図的に不法投棄をする非常識な人間がいることも事実ですが、行政が中心となって衛生面は大きく改善され、今では多くの観光客が訪れる魅力的な島になっています。
悪臭から常識を疑い、常識を変えた結果です。
その恩恵にあずかり、僕は今、海を主体とするマリン業を営んでいます。



こうして海岸線はキレイになったけれど、珊瑚は破壊され続け、今も悲鳴をあげています。
過去30年間で地球上の珊瑚の30~35%が死滅したとされます。
伊良部島周辺の浅瀬では、少なくとも70%は実際に死滅しています。
これらは人目につかないこともあり、多くの人間にとっては興味のないことだと思います。
数字を聞いて驚いても、過去の珊瑚礁を知らないので、激減した実感はないでしょう。
今も珊瑚礁は、沖縄の海に当たり前にあるものだと思われています。
しかし、実際は珊瑚(単体)はあっても、珊瑚礁(集合体)を探すのは大変なほど、珊瑚礁はとても貴重なのです。

僕らは海に入るとき、お客様を珊瑚礁エリアへ案内するとき、珊瑚に触れないように細心の注意を払います。
珊瑚は触れられることへのストレスや、衝撃によって破壊されてしまうことがあるからです。
珊瑚にアンカーを投下し、船を錨泊することはしません。
珊瑚を破壊してしまうからです。
珊瑚礁の海へ案内するときは、海へ潜り、珊瑚のない岩などにロープやアンカーをくくり、船を固定しています。



珊瑚は貴重なものになってしまったからです。
子供の頃、大潮の干潮になると、近所の海で珊瑚の上を歩き、珊瑚を破壊しながら、サザエやタコなどを獲っていました。
その当時、それが当たり前だったのです。
珊瑚を破壊することに、何のタメライもありませんでした。
今ではその海に珊瑚はほとんどありません。
当たり前にあった珊瑚は、もう当たり前じゃない。
失って気付きました。

批判を恐れずに言うならば、漁船による珊瑚礁へのアンカーの投下は、貴重な珊瑚を破壊している要因のひとつです。
けれど多くの漁業者は、珊瑚にアンカーを投下することにタメライはありません。
船の錨泊は、昔からアンカーを落とすことが当たり前で、今でもそれが常識だからです。
陸上や船上までは珊瑚の悲鳴は届かないかもしれませんが、珊瑚が危機的な状況にある今、珊瑚の破壊はもう終わりにして欲しい。
強く願います。
僕は海に携わるものとして、島の海を生きてきた先人たちを心から尊敬しています。
羅針盤ひとつで海を渡り、異国の海で、珊瑚礁域に網を張り、生き餌を確保してカツオの一本釣りをすることがどれほどの技術なのか、その功績は今の僕ら世代には計り知れないものだと思っています。
海に生き、海に生かされて、海によって発展してきた歴史があるからこそ、漁業者含め、一丸となって珊瑚保全について考え、改善していきたい。
島では漁船による珊瑚へのアンカー投下はOKで、マリンレジャーではNGという矛盾があります。
そのことで弊害が起きています。
それは、漁船を利用したマリンレジャーです。
漁船なのでアンカーを投下しますが、そこはマリンレジャーを行う珊瑚礁です。
それにより、珊瑚がどのようなダメージを受けるのか、添付写真を参考にして下さい。




僕は、漁船によるアンカー投下を否定するつもりは全くありません。
実際に漁の経験があり、漁のために必要である行為だとわかっています。
しかし、漁業対象魚の住処である珊瑚礁を破壊し続けることが、果たして持続可能な漁業なのか、珊瑚がとても貴重になった今、より真剣に考えて頂きたい。
海底形状を考えない、無差別的なアンカーの投下が当たり前であることに、危機感を持たなければならないと思っています。
海に囲まれた島国で漁獲量が下がり、後継者がいない現状は何だろうか。
昔とは違い、珊瑚は激減しています。
昔とは違い、産卵場所が激減しています。
昔とは違い、魚介類の隠れる場所が激減しています。
珊瑚の悲鳴に、海の悲鳴に耳を傾けて下さい。
昔とは違い、今サンゴは再生より、破壊の方が圧倒的に早いのです。

歴史ある漁法を否定するつもりは全くありません。
歴史ある漁を守るために珊瑚を守るのです。
人間には考える力や知恵があります。
ほんの少しの工夫で、珊瑚を守ることはできるのです。

例えば、珊瑚を含めた生き物を休ませてあげることを目的に、一定期間、一定の珊瑚礁エリアへの人の立ち入りを禁止する。
それだけでも回復は見込めると思います。
貝類や甲殻類に禁漁期間があるように、エリア別で立ち入り制限をすることも効果的だと思います。
コロナで自粛期間があったことで、全体的な海の活性が上がったことも実体験としてあるので、実験的に行うことも良いでしょう。
その他の案として、区画を分け、アンカーや漁網などで珊瑚を破壊してはいけないエリアを設けることはできないでしょうか?
珊瑚を破壊してはいけないエリア内での漁を禁止するわけではなく、珊瑚の破壊を禁止することが目的です。
予め水中にブイ(固定ロープ)を設置することで、船の錨泊は可能です。
今より少しでも多くの珊瑚が残れば、珊瑚は必ず産卵し、必ず増えていきます。
珊瑚が増えることで、珊瑚を住処とする生き物は確実に増えます。
漁獲量も増え、持続可能な安定した漁業に繋がると思いませんか?
食物の連鎖、珊瑚を含めて、生き物はみんな繋がています。





皆さんは、本物の珊瑚礁を見たことがありますか?
サンゴの日をきっかけに、少しだけでもサンゴについて考え、出来ることから始めよう。

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ココまで読んでくれて有難うございます。
今年は冬の海水温が比較的に高いので、少し早めにウエットスーツが脱げそうです。
その反面、夏場の高海水温が今からとても気になっています。
食物連鎖の1番下にある珊瑚を少しでも多く残していけるよう、今こそ官民一丸となった取り組みが必要かと思い、僕の思いとして綴りました。
論文なみの長文になり、少し反省してますが、読んでもらえて本当に嬉しいです。
ありがとうございました。


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感染症対策しっかりしながら、3月よりマリンツアー再開!

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シーズン突入!?

2018-03-29 | 伊良部島観光ガイドゆうむつ
はいさ〜い(^o^)/




冬眠から目覚めました👀

インスタとかFacebookでのサクッと更新ばかりで、長いことブログ放置し放題でゴメンなさい🙏

思い出したかのように久々に更新しようと思ったら、パスワードが思い出せなくて失敗すること3回目、やっと編集画面に移り少し焦りました😅💦





どうも、色んな登録とかでパスワード8つくらい掛け持ちの僕です。



何でも続けなきゃ忘れますね本当💦




さて、いよいよ宮古島は4月1日(日)海開き🌊




まぁ、ゆうむつさんはマリンショップなので年中海開きっ放しなんですが、いよいよ本格始動な感じで、海水温もだいぶ上がってきました👍





水着だけで泳ぐのはまだまだ気合いがいりますが、最近はこの時期でもビキニスタイルの女の子とかいて、凄いな〜なんて感心してます😊




今は海水温の方が気温より平均して高いので、入っちゃえば何とかなるのかなー、やらないけど😅笑


ポカポカ陽気の日も多くなり、いよいよ宮古島シーズン到来‼️
島が写真映えするシーズン突入です‼️😆


実は僕も久しぶりに一眼レフカメラなんか引っ張りだして、色々と撮ってるんですよ📸





こんな写真もサービスとして撮影していこうかと企んでます😁





島は綺麗な景色が多いので、空からの映像も最高ですね‼️👍


location:伊良部大橋📸



location:佐良浜港📸


動画もありますので、良かったら見て下さいね😊

ソラカライラブ
※少し長いです🙏



上空からの景色は見る機会がなかなかないと思うので、色んな場面を写真や動画に収めて、少しずつUPしていきますね📸

とは言ってもまたインスタとかFacebookがメインになると思いますので、是非ともフォローしてもらえると嬉しいです‼️🙏

ゆうむつFacebookページ click‼️

ゆうむつインスタ検索はyu_mutsuで🔍



今シーズンは、流行りのあのマリンアクティビティも本格導入していきますので、詳細が決まりましたらまたこちらでご案内していきますね‼️👍





それでは!


伊良部島観光ガイドゆうむつ
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冬の寒さ対策とボートメンテ

2017-11-18 | 近況
はいさ〜い(^o^)/



11月も後半になり、伊良部島も冬空の日が多くなりました。

今年も残すところあと僅か!


少しずつ下がりはじめた海水温に合わせ、冬用のアイテムを揃えましたよ!



それがコチラ!





全身をウエット生地で覆ったモジモジスタイル!


略して"モジスタ"です!笑


これで真冬の寒さ対策もバッチリ!


耳が保温されてるから、ほとんど寒さを感じないんだよねー



とは言っても、海水温はまだまだ25℃もあるので、シュノーケリング1本くらいならフードが無くても大丈夫かなー。

G.W頃の海水温が今と同じくらいなんで、フード付きの寒さ対策はやり過ぎなくらい!?^^

それでもやっぱり寒がりさんにはオススメなモジスタです!笑




曇り空だと海へのイメージがあまり湧かないと思いますが、寒さ対策バッチリであれば、冬の海も楽しく快適に過ごせますよ!






さて、慌しくも楽しく過ぎたトップシーズンも、今は少し落ち着きはじめ、今日はシーズン中にフル稼動で頑張ってくれたボートのエンジンメンテナンスです。


まずは陸揚げから




専門的なところで、今日はインペラーの交換です。

通常はプロにお任せする作業ですが、ゆうむつには海のことなら何でも自分でやってみたい派のスタッフが多いので、色々と道具をこさえ、あーでもない、こーでもないと、Google先生にお世話になりながらも試行錯誤しながらやってます!










定期的に交換が必要な消耗品などは、通常の交換時期7割程度の稼動で交換する。

これは宮古島と伊良部島を結ぶ離島フェリーの機関長だった父のやり方です。

特殊な部品で、ひとつひとつが高価なものなので、交換時期の前に取り替えることは、なんだか勿体ない気もしますが、通常のボートよりも稼動する割合が多いため消耗も早い。

何より、大切なお客様を運ぶボートだからこそ、万が一のトラブルが起きないよう、徹底してメンテナンスすることが大切だとの考えです。





備えあれば憂いなし



少し冷たくなった海風を感じながら、冬の海も快適に過ごせるよう、寒さ対策もボートメンテも万全に仕上げますよ!


冬季限定のアクティビティツアーもありますので、是非こちらもチェックしてみて下さい。

冬季限定ゆうむつツアー冬の伊良部島満喫コース


あと、ゆうむつ船長個人的なことなんですが、オフシーズンは時間があるので、釣りもやってます!

最近よくやってるのが、海底付近にいる旨いもの系のお魚をルアーを使って狙うやり方で、"ジギング"って釣り方です。





これから新しいポイントも少しずつ攻めていこうと思ってますので、興味のある方はお気軽に声かけて下さい!


釣り竿が多い方が釣れる確率も上がりますので。




はい!
ってことで、釣り友募集のお知らせでした!
(↑って何の話かよっ!w)





それでは!


伊良部島観光ガイドゆうむつ
青の洞窟スペシャルツアー
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メールでのお問合せ、返信について

2017-09-13 | 近況
台風の影響により、停電、またネット環境に不具合が生じてしまい、メールでのお問合せが確認、返信が出来ない状況にあります。

お急ぎの方は、直接お電話にてお問合せを下さい。

ご不便をおかけして申し訳ありませんが、完全な復旧まで、今しばらくお待ち頂きますよう、ご理解とご協力を宜しくお願い致します。


予想以上に強い台風でしたが、今のところ大きな被害はありません。

ラインや電話など、多くの心配のお言葉ありがとうございました。

スマホのバッテリーが非常に貴重で、返信もままならない状況ではありますが、復旧次第すぐにお返事させて頂きます。



台風での倒木は久しぶりです!





それでは!




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お客様、マリン業者のツアーだからって、安全だとは思わないで下さいね!

2017-07-30 | 伊良部島観光ガイドゆうむつ
台風連発で雨も降ってるので、ようやく海水温も少しは安定してくれるかな。




高波プラス大きなウネリで、全体的にまだ大荒れの伊良部島よりこんにちは。




どうも僕です。


皆さんも、マリン業者のツアーは絶対に安全だとは思わないで下さいね。

もっと細かくお伝えるするなら、

「マリン業者がツアーを開催しているからって、その海域が安全だとは思わないで下さいね」

台風9号が通過後、今度は台風10号が接近中の本日(2017.7.30)

風は、南南東の風6m



台風のウネリも残り南側エリアは非常に大荒れです。

そんな中、島の南側にある某有名ビーチで泳いでいる人がいるとの連絡が入ったので、注意喚起のために行ってきました。

連絡が入ったその時の写真はこちら



※写真提供:さしば〜の羽

そこにはマリン業者とそのお客さん、そして、一般のスノーケル目的の観光客が数人。


駐車場はご覧の通り




流石に危険なので、一般の観光客へは海に入らないよう、グループ毎に注意喚起を。

「今の海況は非常に危険なので、ここでは泳がないで下さい」

「海に入るなら、風裏(島の北側)のポイントの方が穏やかで、ココよりは安全なので、風裏でお願いします。まだ沖合いは流れもありますから、リーフの内側だけですよー」

潮の流れる方向など、素人には見極めが難しいので、こんな日はシッカリとしたプロのツアーに参加することがオススメなんだけどね。

でも皆さん、器材も準備して泳ぐ気満々なので、こんな大荒れの海に入って事故の危険にさらされるよりは、風裏で少しでも穏やかなエリアへ誘導する方が良いとの判断でご案内しました。

本日の風裏ポイント、実際の海況はこちら



※写真提供:さしば〜の羽


観光客の皆さんも納得してもらえて一安心です。





そしてツアー業者のガイドさんへも

「こんな状況ヤバくない?」

ガイドさん(以下、ガ)
「でも透明度はわりと良いですよ」

「いや、そんな問題じゃないだろ。一般の観光客が、ツアーやってるからココなら安全だと勘違いして海に入ったらどうするんだよ」

ガ「昨日も事故起きてますもんね」

(今日の宮古毎日新聞より)

「なんでわざわざココを選んだの?北側は穏やかなのに」

ガ「あそこは穏やかそうに見えるけど、逆に離岸流とかあってヤバいんですよ。ココだと上げ潮で沖に流される心配もないので」


って、そこーーーー!???

離岸流だけ注意していれば、どんなに荒れた海でも、沖合いに流されることがなければ泳いで良いのーーー???
北側の風裏ポイントは比較にならないほど穏やかだよー。

なんて思いましたが、そこは特に重要なことではありませんので、それ以上は言いませんでした。

(※あくまで個人的な意見であり、該当するマリン業者の判断を批判するものではありませんので、誤解のないようお願い致します。)

重要なのは個人的にどう判断をするかです。

ツアー開催の有無を判断するのは、各ツアー業者であって、安全の基準も業者により異なり、様々です。
考え方や感じ方に個人差があるように、僕が、
「流石にコレは危険だろー」
って思うような海況でも、そのガイドや責任者の判断によっては「安全」なのです。
だから見た目が大荒れなところで、マリン業者がツアーを開催しても何も問題はありませんし、何か言うつもりはありません。

しかし、それを踏まえた上で言わせて下さい。

「マリン業者がツアーを開催してるからって、安全な海域という保証は何処にもありません!」

海に100%の安全はありませんが、少しでも100%の安全に近づけるようにすることが、プロの判断であり、プロの仕事だと思っています。

個人的に安全だと判断して海に入り、万が一、事故が起きても、誰も命の保証は出来ません。

命の保証をできる人間はいないのです。

責任は全て海に入ることを判断した個人にあります。
だから、もっと真剣に徹底的に考えて下さい。
危険予測を徹底して下さい。


大荒れの海は、波で岩に打ち上げられたり、あるいは叩きつけられたりで怪我をしたり、場合によっては打ち所が悪いと大変なことになります。

波やウネリでスノーケルの筒の先端から海水が入り、思ったように呼吸が出来なくて顔を海面から上げようにも何度も波が押し寄せて、大量の海水を飲み、それでパニックになって。。


僕は、そんなことを子供の頃に沢山経験しました。
無知って本当に怖いことだと、過去を振り返って改めて思います。

人は簡単に溺れる。

平常心を保つことが難しく、或いは平常心でいられないような状況になったとき、人はパニックを起こし、簡単に溺れることを肝に銘じて頂きたいです。


伊良部島のマリン組合メンバーも、悪天候時は定期的に海岸のパトロールを行い、危険(そう)なポイントでは海に入らないよう注意喚起をしています。

それでも最終的な判断は個人が行うものであり、海に入ることを強制的に止めることは出来ません。
判断は慎重に、無理のないよう、各々が責任をもってお願い致します。



重ねて、お客様からこのような意見を頂くことがあるので紹介します。

「以前、波が高いからツアーをキャンセルしようとしたら、キャンセル料金を請求されて仕方なくツアーに参加したけど、本当に怖い思いをして楽しめなかった」

大変な辛い思いをされたのだと思います。

それでも言わせて下さい。

「本当に怖いなら、キャンセル料金を払ってでも、自分が怖いと思う海況の中では、マリンツアーに参加しないで下さい」

自分を守るためには、それもひとつの選択肢です。

「そんなのひどい!」
なんて思うかもしれませんが、安全の基準が業者により異なりますので、それも仕方がないことだと予め思っておいた方が良いです。

それを踏まえた上で、マリン業者のツアーを申し込んで下さい。
マリン業者も遊びでやっているわけではありませんので、〈売り上げに繋がるなら頑張っちゃう判断〉をする業者もあります。
自然に対する人間の判断ですので、その判断が正しいなんて保証はありません。

最終的に自分の命を守るのは自分自身です。

荒れてるなら海に入ることを諦めて下さい。

風が落ち着き、波が穏やかになるまで待って下さい。

海は逃げません。




どうぞ最良の判断を。


これ以上、海難事故が起こらないよう、引き続きご理解とご協力をお願い致します。



それでは!



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