
赤ちゃんから、幼児へ、普段、一緒に居ないので会う度に、目につくのが、外見的な体の大きさである。
一方では急速な成長ぶりが知的面でも現れ、喋る言葉に代表される。
廻りを意識せず、規制のかからない豊かな発想は時として、周囲の大人を笑わせてしまう、天性の特技がある。
かってのカリン姫も、同じ頃は「にこにこ!!美味しい」なんて言葉が自然と生れ、皆が集まる閉じられた世界ではあるが、正に流行語大賞であった。
しかし、成長と共に、すっかり大人の対話に、そんな言葉は既に卒業してしまった。
その先輩の後を追う様にアカリ姫が、そんな世代になってきた。
「じいじ」に贈り物と言って、メモ紙に書いてくれたのが、この絵である。
「えねるぎーじいじ」の名誉あるネーミングは既に遠ざかった名前であったが、アカリ姫の中にはしっかりと残っていた。
その命名の由縁は家庭ゲームで熱くなった、その姿に 「えねるぎーじいじ」になってしまった。
その「えねるぎーじいじ」も、年不相応に、良く、食うわ、飲むはで家族から馬鹿者(若者)並と言われているが、軽年劣化で、あちこちで機械疲労を起こしている。
すり切れた機関に燃費が悪く騙し騙し走り続ける、時代遅れの蒸気機関車のようである。
早朝歩きに、体に鞭打ち、近くの平山の多摩丘陵越えは、かっての信越線の碓井越えの66.7パーミル凌駕するものである。
流石の蒸気機関車も頂上付近近くでは、息も絶え絶え、足元も怪しく、亀の如くよれよれの歩きで、頂上付近の交差点を究める。
何時まで走り続けられるか、貰ったメモ紙は守り神として、頑張りたい。