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春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

立ちはだかる車運転

2019-06-25 17:25:00 | ライフワーク
逆走による暴走での正面衝突。集団登校の生徒の群れの中への突っ込み。道路に接する商店への突っ込み。
などなど運転当事者以外の第三者への捲き込みでる尊い命が一瞬にして失われ取り返しの出来ない、気の毒な変事の遭遇である。
そんな事故情報過多もあってか、世の中免許の返納を促進しているようだが、加齢に伴う層から、自然に先行き不安が過り、この機会に自主返上が多くなったのも自然の流れかもしれない。
我が家でもこうした報道に敏感に反応し、運転とり止めコールがこの機会に一気に上がっている。

◇車運転思考
そもそも車への取り込みは何で駆り立てられたのであろうか。車えの漠然とした取りかかりであったが、運転慣れから世界が広がった。、
車があるからこそ行けた未知の世界への挑戦は、若さから生まれる冒険欲や探究心がら、駆り立てられる。
せせこましい都会から離れ、徐々に行動半径が広がり、果てしない大地をぶっ飛ばし、地球の偉大さを感じた北海道まで取り込まれてしまった。

遥か水平線の彼方、駆け回った異境の世界は未だに脳に焼きつき,貴重な記憶が思い起こされる。
しかし、現実は、リスクを背負ってまで、これまでの征服欲が、自然と萎えてしまっている。
体力の衰えや、腰の曲がりなど、体の劣化は自然と否めず、ついつい足替わりに、タクシーや買い物カーに なってしまっている。
往時の車に取りつかれた夢の世界から、程遠く、今や体の劣化を補う足替わりに、取りつかれているのが現状の姿であろう。
限られた範囲の走行にも関わらず、2年単位の10数万の車検代や保険、ガソリン代は重く重くのしかかる。
せせこましい街中、何時とも知れず、車ばかりか自転車、歩行者まで飛び出す、不測の事態を読みながら の走行は、危険と背中合わせの世界である

動体視力の低下、運動神経の低下を認めながら、写真のような街中に、全神経を張りつめ、敢えて、高速 走行の車列に危険を晒ながら、飛び込んでいる。

◇免許証講習案内
そんな中、警視庁から、免許証更新のための講習案内の手紙が来る。
運転免許試験所かエントリされた46カ所、都内の教習所に申し込みが必要である。
しかし、講習所は何処も満員で免許の更新時期に間に合うか不明、混雑ぶりに焦ったが、 多摩コースに漸く予約が取れた。


◇認知検査
当日の受験者が8人が、間接的とは言え、あるいはこれが、愛車の別れを厳格に伝えられる、重い宣告かも知れず、自然と地蔵さんのように、表情は固い。

それぞれ席につき、眼鏡を除き持っていた私物は腕時計を含め、総て取り上げられ、 普段殆ど経験のない扱いが、余計に緊張感を高め、只事ではない状況に追い詰められる。
教習官が正面に向き合い、首からぶら下げるストップウオッチをぶら下げられ、試験本番での「開始」・「終了」を厳しく告げられる。
◇試験時間はたったの30分間
試験内容は「時間の見当識」「手がかり再生」「時計描画」がどのように応じられるかを客観的に評価し、その結果が判定される。
最大の山はなんといっても「手がかり再生」である。
身の回り品、動物、乗り物、食べ物などなどサンプルとして64種類あり、そのうち4種類の絵を4枚すなわち16種類を、時間を区切って見せられる。
この後、絵とは無関係の数値の一覧表を見せられ、指定された数値を時間内に選んで行く。こうして数値表に脳の思考を集中させ、絵の記憶を遠ざける、手の混んだ試験である。
この数値表を終わった後に先程見た絵がなんであったか、書き出させる。
時間の流れから当然、覚えた絵の記憶がリセットされ、微かな記憶を出せるかが「手がかり再生」の鍵を握る。
考える余裕もなく、最後のキーの思い出しに苦悶するなか、「はい終わり」と無情にもペーパが回収される
◇はてさて結果如何
総合評価はリアルに数値化され100点満点である。
49点未満は記憶判断力は低下
49<<~>>76点は記憶判断力少し低下
76点<<~ は記憶判断力心配なし
その結果により、得点下位は専門医の診断。中位は3時間の講習を受講。上位は2時間の受講が必要となる。
教習官から直に渡される結果は果たして、専門医の病院送りかそれとも講習か、その結果を「2時間の受講」を言い渡され、ほっと安堵につく。やあ、これで第1ステップは終わった。その場で次の講習案内の手続きを行う。

◇晴れて2時間講習
認知検査が終わり、その結果を踏まえそれぞれ別の日に講習
安全講習や、動体視力検査や夜間視力検査、視野検査を行い病理学的検査を実施する。
座学の受講を終え、目の前のコースで指導員が同乗し指導員の指示でコースを走る。
コースは狭い道に複数の道が入り組み、おまけにアップダウンまで用意される走路に信号灯まで設置さ れるなか、脇の指導員が「あそこへ行け、此処を曲がれ」と番号で間髪を容れず次々と指示出される。
未だ運転感覚が馴染まない車で、一時停止しているか信号を守っているか法令に基づく走行を遵守しているかを脇で監視されている。
最後の極めつけは、指定コース内での外周部の見通しの効いた直線路で時速30㎞で走行中に指導員の合図で急制動をかける。
使令後、何処まで反応出来るか、既に30㎞は越えている中で、思い切り踏み込むが、慣性力もって 助手席の指導員もかなり激しく、揺さぶられた。
「はいこれで終わり」元のスタート地点に戻り、縛りつけられた獄門刑から、漸く開放され無事の帰還に、 肩の荷が降りた。

<車検>
苦難の教習を経て免許の見通しが漸くけりがついた。
しかし、乗る、乗らないに関わらず、時間が経てばやってくる愛車の「車検」である。
殆ど乗っていない車体に運行維持とはいえ、出費は抑え、安上がりで車検が済めば良い。
車検前提でGSスタンドへ持ち込み、上から下から覗きこみ、目視と点検、更に診断器具を駆使し車検、"合格"を前提に検査を行う。

床下にアングルがあり、車体を載せたアングルが上に上がり、床面からほぼ等身大の高さの空中で停止する。
車両の下部からの世界を整備員のプロの目で、整備項目を丹念に確認していく。
◇点検完了
検査完了後、事務室でのやりとり
今まで無かった油漏れが、この点検の総てであった。
パワーステアリングホース、ロッカーカバー、ガスケットなどなど部品の交換を要すること。
今回、健全でも関連部品は次回に、交換を要すること。
など、長年の蓄積された機械疲労が一気に吹き出ている感じであった。
因みにそれらの補修を含め、300k円~400k円の費用がかかる旨、ショッキングな宣告であった。

◇愛車の蘇生か、諦め>か

苦難の免許更新で漸く、見通しが付いたが、既に愛車は限界であった。今後の車運転に思わぬ障害が立ち塞がり予想出来なかったことが、発生してしまった。
この先どうする、車検の期限は待ったなしで迫ってくる。

認知症検査始め、講習はこちらでも詳しく紹介しています。ご覧ください
日々巡る「カーライフ」

さあ~覚悟は良いか 獄門刑

2018-05-19 14:54:00 | ライフワーク
さあ、覚悟は良いか
執行台に連行される前に椅子に座らされ
生年月日、名前を改め、本人確認を行う。
口を思い切り開き、喉元まで届かんと
噴霧器でどろどろの薬剤を浴びせられる。
口を開いたまま、丘に打ち上げられたトドの
ように上向きのまま、薬の浸透を待つ。

はい!!そこまでと
口に含んだどろどろの溶液を吐き出す
この溶液の洗礼で喉の麻酔の儀式は完了する。

執行官にうながされ、いよいよ執行台に連行される。
待ってましたとばかり、カーテン越しに白づくめの
複数の執行人に取り押さえられ、「もう観念しろ」と
言われるまま、体を折り曲げ横向きに寝かされる。

腕にバンドを掛けられ血圧のモニターされ、
執行中の異常を監視する。
「覚悟は良いか」、目の前で注射をブチュと刺される
どうやら監視中に胃袋の動きを止めるようである。
継いで大きなマウスピースを加えさせられる

ああ~いよいよだなと
観念するが、身構えてしまうが
肩の力を抜けと促される。
執行医が現れ、手には内視鏡と遠隔操作器にコードで
一体になったものを下げてやってくる。
「さーこれで、悶絶の世界を実施する、
覚悟は良いか!!」
こんな機材を見せられ、マウスピースから突っ込まれるの
かと、思うと、そら恐ろしい。

マウスピース越しに再度噴霧器で液状を掛けられ、
喉にひっかかり、思い切り咳き込み吐き出してしまう。
その間、マウスピースを加えたまま、暫く待ったが
アア~楽だと思っていたが、未だ器物が入って
いなかった。(笑い)

いよいよ器物が入り、機械の挿入共併せ、液状の
ものが喉から上がり苦しい。


モニターを見ながら、消化管内部を限りなく奥へ奥へと探検隊が
突き進んでゆく。
前回、手術した部分、ピロリキン跡を含め、執行医が内視鏡を操
作しながら、映し出される画像の世界を同僚に淡々と説明している。
話がもろに耳に入り、探索の世界を聞かされる。
時折、内視鏡の移動に伴い、腋が消化管内部から激しく移動し、
苦しい。
結構長い時間経過、俗に言われる診断時間10~15分はとっくに
過ぎている。
執行医の説明が途切れなく続いていることは異常部位の遭遇まで
至らなかったと勝手に想像している。
「はい、もう少しで終わります」の終局宣言で、暫くして体内に
駆けめぐった機材が全て引き抜かれる。
側寝の体制から、束縛からていた体が漸く解放される。

指示されるまま喉に、溜まった薬液を思い切り吐き出す。
暫くしてから執行医から検査結果の評価をその場で言い渡される。
怪しき部位があれば組織を切り取って、精密検査されるが、
それはなかったようである。
「去年とほぼ同じで、異常部位は無かった旨」に安堵する。
執行台から降りたが、激闘の嵐と薬で足元がふらつく。
執行室から精算の窓口で、処理し、再び娑婆の世界へ
「ああ~これで終わった」引っかき廻され、喉が痛かったが、
未だ未だ娑婆の片隅で生息できる。


あの拘禁、収監された悪夢の世界の病室を下から見上げ、別れ
を告げる。
悪病神が「戻ってこい」と手招きしているが、悪霊を振り払い
逃げるように、一目散で我が家に帰った。

本当に便利? 『マイナンバー』

2017-09-15 14:12:00 | ライフワーク

日本年金機構から或日、突然、法改正から税務署提出用の公的年金の受給者の源泉徴収票に受給者および扶養親族等にマイナンバの記載が必要となった。
同封の申告書をマイナンバーのコピーと併せ、期日までに提出しなさい、とのことであった。
*記入もれや提出が無い場合は扶養控除が受けられず、税徴収される旨の半ば脅し文句が入っていた。
<こんなものが8枚もある煩雑、膨大な資料>

◇書き方については
手引き書はあるものの、添付の通り、細かい文字がぎっしりと埋められた、8枚に及ぶ膨大な文書であった。
文書を一通り、目を通すのも大変な上に、申告書を記述する上、で、あっち見ろ、こっち見ろと、何回も読み返し、疑心暗鬼の世界であった。

何とか、必要事項を埋めたものの、難解な記述展開に記入者の立場を理解した手引きにはほど遠かった。
こんな申告書を果たして、一発で書ける人がいるのであろうか?
そもそも脳味噌が固化しかかった年寄りに、させるのかと、思いつつ、法の規範から、避けて通れなかった。

◇全然つながらない電話
それでも、自分なりの理解で一通り、埋め合わせ、提出先に事前チエックを受けようと問い合わせを試みた。
ところが
「こちらはネンキンダイアル、只今、大変電話が混みあっています、改めて、電話のかけ直しをお願いします」の繰り返しで、午前中から、全然繋がらなかった。
ひょっとして昼休みはスポットが生まれるのではと思ったが、やはり駄目であった。
チエックを受けるだけの状態の提出書類を前に、早く処理したいと思いつつ、執念で電話をかけたが、全然変わらなかった。

もうこれは正面攻撃ではだめかと、ネットを探ってみる。
ネンキンダイヤル以外の相談窓口は各地域にはあったが、直接伺い面談での応対のみで、電話の応対はやっていないことであった。
結局、間口を絞られた、ネンキンダイアルを忍耐強くひたすら待ち続けるしかなかった。

気を取り直し、虚しいカラダイヤルに半ば、諦めていたが17時過ぎに、奇跡的にスポットが生まれ、先方の生の声を聞き出すことが出来た。
その間のやりとりはものの5分余りであったか丸半日かかって、の通じぬ電話であった。晴れて疑問点を聞き出すことが出来、書類を完成、その日の内に何とか投函出来た。


年初の確定申告では本人確認でマイナンバーを提示するだけであったが、法改定で此処までやらされる、難渋越に、怒り心頭であった。
そもそも政府広報のマイナンバーの3つの目的が上げられているが中でも関係深いのが

「①国民の利便性の向上」
「面倒な行政手続が簡単になります。」
と恰好良い言葉が並べてあるが、こんなので本当に手続き簡単化なのか、実態とかけ離れている。


山・川を駆けめぐる

2017-08-22 15:57:00 | ライフワーク

体力・筋力の衰えは足から、使わなければ益々劣化が加速される
体力維持に、始まりは朝散からと拘りを持って欠かさず、続けている。
同じ所を歩くのでは、長続きしないのでパターン化したメニュウを準備し、それを順を追って、こなしていく。
さ~て今日は何処へ、そのルーチン化され、生活の一部に組み込まれ、それを励行しないと一日が始まらない。
その代表的なコースの一つを追ってみる。
地域は市内を東西に走る浅川が多摩川に合流し、東京湾に注がれる。その浅川の南側にほぼ並行して多摩丘陵が走っている。この川筋が護岸で護られ、自然の中、見通しの利いた恰好の散歩コースである。
いよいよスタート、大仏さんの直下、この辺では小高い見通しの効いた所から、これから目指す遥か彼方の多摩丘陵を確かめれる。真っ直ぐの道が緩やかな勾配で下がり丘陵地帯へコースの走り始めの、様子を伝えている。
思わず思わず絶句してしまいそうな、遥か遠い道のりであるが、頑張るしかない
浅川を越える「一番橋」を渡る。くそ暑い中で川面に吹き抜ける川風が体を通り抜け、涼気が心地よい。川筋に土砂の堆積で自然に生まれた島と両岸の間を緩やかに川が流れている。川底が見え、水流は年々減少していると言われている。
浅川の上流もコンクリート等、都市化から川への浸透が少なくなった。川底の治水対策、河川の整備から、見た目透明度もあがり、水質の改善から小魚の住み処に捕食するサギなど飛来する姿が見られる。


北野街道から一歩住宅地に入ると、車両の喧騒から、離れ閑静な世界に一変する。
そんな環境の為に、思わぬ昆虫と出会う。
周辺の木立からきたのか、黒く、つやつやと輝いているクワガタ様がなんら警戒心も無く、道の真ん中を堂々と歩ん でいた。近づいても、恐れず、自慢のつのをかざし振る舞っていた。こんな出会いが生まれるのも如何に自然に近い、 住宅地にあることを思い知らされる。

北野街道から丘陵越えで、閉鎖された多摩テックや中央大学のキャンパス経てを野猿街道に通じる道に出る。
当コースの最大の難所が立ちはだかる坂を前に気合を入れてこの坂道を登る此処から長い道のり、坂が続く。
緩やかな斜面であるが、樹林帯壁の頂部まで延々と続き、やや前かがみに首を垂れ、一歩一歩引きづるように前へ行けども、行けども、届かぬ頂部に、足も重くなり、辛い登りに、気力と、根性で頑張る。
登りに連れ、更に勾配がきつく、一番厳しい部分、喘ぎ喘ぎながら、登る。
漸く坂を登り切りきった平山1丁目の交差点に出る。坂歩きの余韻が残り、足元が揺らぐのも、如何にきつかったかを物語る。
樹木を越え、タワーの頂部ににょっきり顔を出すドコモのアンテナである、これが遥か離れた所から識別できる目標物で ある。
この山の背後に本田自動車の資本で多摩テックであった。本田のエンジンで動かす、斬新乗り物遊戯で人気を呼び2002年は年間100万を越える入場者があったが、落ち込み、本家本田の不採算事業の整理で撤退してしまった。
丘陵のトップ付近から西へ向かうと、町田~日野~八王子に通る都道155号線の堀之内トンネルに出る。
丘陵をトンネルで貫通し、野猿街道側に繋がり一気に、町田~ 日野間の交通ルートが生まれ、輸送経路の役割を担い、輸送車両も多い。
元気があれば丘陵の山頂付近を更に西下し平山城址に行くが、パワー切れで、この堀之内トンネル付近が限界である。
都道155号線を一気に駆け下り、北野街道を越へ、京王線を跨ぐ橋梁を渡り、平山橋から浅川の下流を俯瞰する。


見通しが効いた川は両脇に自然に生えた草に囲まれ、粗削りな川筋はゆっくり蛇行を描き下流に注ぐ。途中にコンクリートの堰があり、その石畳の段差から生まれる音が響き渡り、殆ど動きのない世界に、生きている証を伝えているようである

平山橋下流側では,河床には等間隔に岩状の突起物で、コンクリートで固めている。
川面の水位低下は護岸や橋梁の基礎部分等の河川管理施設が、抜け上がり不安定な状態になってしまうようである。
平水位が低下すると各種の用水が取水困難になり、河口部では塩害が発生するなど利水障害など色々 障害を招くようである。
一方では水の勢いを抑えて水質を浄化するなど、自然環境の維持にも効果を発揮しているようである。
只、堆積された土砂を掬いあげ、異常降水の備えをしておけば、自然の成り行きでと思っていたが、河川の水面維持が重要であることを思い知らされた。
目に見えない努力が、川岸の草とも併せ水質浄化に繋がり、魚類やそれを捕食する、鳥類の住み処になるのである。

護岸を挟んで直ぐ脇を新興の住宅が軒を並べている。台風や集中豪雨などの水害から護る為に、保全設備や保全管理されている。

川越しに対岸に住宅地、さらにその上が多摩丘陵の稜線が緩やかに繋がっている。送電線の右手に先程歩いた、ドコモの アンテナ姿が確認できる。 未だ終着ではないが、遥かな足跡を振り返り、山をそして川も駆けめぐり、改めて良くぞ歩いたものだと、達成感さえ湧いてくる。

建物を越えた高台から、南の方向に向けて大仏さんが鎮座し、俯瞰し見守っている姿に
迎えられる。毎朝こうして歩き続けられ、健康維持に精進出来るのも、こうした大仏さんの豊かな包容力を持って、見守ってくれるのかなあと思える。こんな素敵な場所が近くにあることに感謝。朝の修業僧の勤めは無事に果たした。

此方に詳しく絵が載せられています。併せてご覧いただければとご案内します。
http://mzk.on.coocan.jp/sanpokoosu.htm

にわか、車整備士に踊らされ

2015-11-02 11:23:00 | ライフワーク
<動かなくなった車の耳>

乗る車も爺、それを操るのも爺の「老々車」である。
そんな折、助手席側のドアミラーが動かなくなった。
機構部分はしっかり、密閉されたミラーケースの内部で、素人には手の届かない所で、動かなければ交換するしかない。
廻りからは、「テカテカの新車じゃ有るまいし、ドアーミラー動かずとも、固定ミラーで良いじゃないか」と言う意見もあったが、元々動いているものが、動かなくなるのは収まり付かないし、保管のシートカバーが膨らんでしまう。
因みに、当該品について一応、ディラーに聞くと本体、カバーと、これに作業代含めると、約60k円と聞きびっくりした。この先何時まで走るか判らない老車の片耳に、これほどの修理代がかかると、ばかばかしくなってきた。

そこで失敗を恐れながらも「一球入魂」ネットで中古品を取り寄せ、リスク覚悟で 整備士のまねごとをやってしまった。
とは、言うものの全く経験のない素人整備士が果たして出来るのであろうか、目の前の教材に半ば衝動的に解体作業に取りかかった。
無から有、世の中探そうと思うと、ネットと言う便利なツールに親切親爺が沢山いる。難解な分厚いマニュアルを繙くより、手っとり早く動画がリアルに、その様子を伝えている。
プロ、アマチュアを含め、YouTubeの動画配信が幾つかあり、数分間の圧縮された時間に、お師匠さんの手ほどきが確かに参考となる。
一連の作業が流れるように、行っているが、但し、素人撮影だけに限られた情報に総てが伝わっている訳ではない。節目、節目では必ず、自力の思考と判断による、技が必要となってくるのであくまでも参考ガイドと思わないと、必ず落とし穴がある。
<予備実践>
<あ~あ、内総部までばらしてしまった>

ドアーミラの専用ケーブルの脱着や、ミラーの取りつけ、もこの内装部の内側で行われている。
ドアーミラーの着脱は普段見ることが出来ない車の聖域であるドアーの内装を外なければならない。
たかだか、ミラーごときで本格的に大げさな解体の世界に入ってしまったが、これで大きな山を越えた。
そんな予備実践から、もう、怖いものなしで、ミラーの交換の確証を得た。
<ネットから購入>
早速、ネットを通じて、中古品探しであるが、膨大な車種から市場に出回っているミラーの種類の多ささに驚き、正にこの中から探し出すのは「砂上の楼閣」であった。
検索のキーワードから、中古部品 プリメーラ HP11 左ドアミラーが漸く見つかった。価格もデイラーから聞いた価格の1/10の5K円 で、余りの安さに、返って動くのだろうかと言う、疑念が湧いてくる。
提示された情報に一応保証の表記があるが、0ヶ月 /0km と笑ってしまうようなことが書かれている。
まあ、大手の看板を背負った配下の中古品屋で、騙すこともあるまいと、購入手続きし、この中古品に賭けた。
<落とし穴>
調達品が佐賀から発送され、3日後に手元に届いた。逸る気持ちで、取り付けにかかり、一見作業は順調に収まり、ドアーミラーは初期の目的通り、動いた。
これで一見落着であるが、予想もつかない、落とし穴にはまってしまった。
ミラーとは全く関係ない助手席側のパワーウインドウの開閉操作が、動かなくなっってしまった。
その引き金はドアーの内総品を外して行く過程で、一緒に付いていたドアースイッチが外れ、落下してしまい、細かい部品の一部が逸失してしまった。
その代替え品を購入し、取り替えたが、パワーウインドウが一向に反応しなかった。
閉まらぬ窓に、防犯上、駐車出来ず、雨が降れば雨水の洗礼になり、閉まらぬ話しになってしまう。(笑えない、(^0^*))
最早此れまでと観念し、完結させたかった自力更生は諦めた。
パワーウンドウが開いたままのオープンカーで、思い切り寒風も浴び、元より熱くなった頭を冷し結局、駆け込み寺のデイラーに、救いの手を差し伸べた。
デイラーもパワーウインドウのモーターを変えたり、原因究明に時間がかかったようであるが、結局運転席側のメインスイッチの一部が壊れていることが判明した。
<老車走る>
プロでも苦戦した状況に怒素人の整備士に及ぶものではなかった。
散々苦労した結果であったが、報われず、高い代償が付いて廻った。
<入魂されたミラー>

傷だらけの車で近くの買い物に日野バイパスを、疾走する。運転席から、リモコンスイッチでミラーの繰り返し操作し、入魂された動きに、ささやかな喜びを感じた。
自力更生出来なかッた悔しさに、喜びも、中途半端であったが、整備士、そんな甘いものじゃないぞと身をもって体感した。
金さえ出せば、簡単に新しい物が手に入る物余りの時代に、敢えて逆らい、老車を走らされる
苦闘の様子はこちらで紹介してます。
ドアミラー交換に挑戦

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/