yugumo

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1日1枚、撮りためた写真を載せていければ。

恩師の命日。2022-04-02

2022-04-02 15:45:00 | 日々の写真
3月末は、大学時代にお世話になった恩師の命日です。
時々、夢に出てきてくれるんですよね。
この前見た夢は、クラスの他のみんなはほとんど寝ているのに、わたしだけ起きていて、
「お前はちゃんと起きてきてえらいな」
なんて褒められちゃう夢で、でもわたしは
「最近つらいことが多くて、夜も眠れなくて、今もそれで起きているだけなんです」
というようなことを言うんです。
「そうか、眠れないのか。でも、ご飯を食べられるだけでえらいんだぞ」
と先生が言うので、持っていたお弁当の残りを「全部食べました!」と言って見せたら
「よくやった」と言って頭を撫でてくれました。

お父さんと幼児のような会話。
その夢が、すごく胸にあったかいものが流れた感じがして、目が覚めたとき、
「そうか、何も出来なくても、ごはんが食べられたらえらいんだ」と妙に納得したのを覚えています。
実際の先生は結構厳しくて怖いな〜なんて思ってたんですけど、
そういう辛いとき、優しい言葉をかけてくれる方だったので、
厳しい一言を言いつつも、夢のような事も言ってくれるんじゃ無いかなあなんて思いました。
頭を撫でてくれるかどうかはわかりませんが。

昨日さらっと離婚したということを書いたのですが、去年のわたしは実際つらいと感じることが多くて、
もちろん元夫のことは長年好きで、20代の全てを一緒に過ごしたので、それが悲しいという事もあるのですが、
離れる事自体が辛いというよりはその費やした時間、離婚した事で失った家族としての未来、
ようするに執着のようなものが捨てきれずにいました。
結婚することで諦めたこと、いつのまにか犠牲にしていた自分の時間を急に取り戻したことで、
「今日から自分だけの力で歩きなさい」と
人まかせにしていた責任と現実を突きつけられて、怖気付いたのかもしれません。

今まで何度か人間関係に失敗した経験はあるのですが、大体が同じパターンだとうすうす気づいていたので、
これはきっとわたしに問題があるんだろうな、と認めざるを得なくなったんですよね。

元夫とは一般的な離婚した後の夫婦の関係としては、割と良好な方だと思います。
養育費をもらっていて、月に一度子供を会わせていて、保育参観があれば一緒に参加するし、
主に子供のことで相談に乗ってもらったりします。
まあこれはなんとなくわたしの寂しさを察して元夫が合わせてくれているだけかもしれません。
だからと言ってやり直したいかといえば、それはきっと出来ないだろうなあなんて事も思います。
夫婦としてやり直すには、越えないといけないハードルが高すぎる。
でもお互いにそれを越えるだけの熱意や意志は無いのが答えかな、と思っています。
それよりはお互いに自分の事を大切にしたい。
その意見が一致したから、離婚に至ったのだと思います。

息子もこの家族関係に疑問を抱いているのかもしれません。
でも険悪でお互いに我慢したまま一緒過ごすよりは、
離れて適度な距離で穏やかに子供と過ごせるほうがいいのかな、と今は思っています。
仮に夫婦を続けていたとしても、自分の人生の責任は自分で持つしか無いんですよね。
それがなんとなくわかってきたところです。