上原、スピードガンに勘狂う…韓は打ち取ったのに (夕刊フジ) - goo ニュース
”福岡での雪辱を誓ったはずのエースが、長野の魔物に屈した。巨人軍が長野市で公式戦を開催したのは50年ぶり。記念すべき一戦のマウンドは、エース上原。だが、見たくなくても、目にハッキリと飛び込んでくる“敵”に、すっかり心を乱されてしまった。長野オリンピックスタジアム名物、「まともな数字を出したことがない」といわれるスピードガンがそれ。
初回こそ気にならなかったが、試合が進んでも一向に球速の上がらない上原に、報道陣から「ちょっとおかしいんじゃないの?」といった声が漏れ始めたのは三回ぐらいから。どんなに調子が悪くても、巨人のエースの直球が120キロ台などあり得ない。しかし、球速の電光掲示板には、くっきりと120キロの表示が。どうやら、いわく付きマシンが、またしても本領発揮していたようなのだ。
このいい加減なマシンに、普段は球速表示を気にかけない上原もイライラが限界に達した。七回を投げ終えてベンチに戻るなり、ペットボトルの水を一口飲むと、そのままボトルをベンチにたたきつけた。
帰り際も怒りが収まっていなかったらしく、「風? 関係ないよ。寒かった? 別に」と超不機嫌モード。球速のことに話が及ぶと、目尻をつり上げてムッツリ。急に足早になりバスに乗り込んでしまった。
3本柱の一員だったOB投手は、「(上原のスピードが)あんな訳ないよ。スピードガンがおかしいよ」と機械の不具合を指摘。そのうえで、「自分も現役時代にスピードガンを見ていたこともある。思った以上に(球速が)出ていないと気になったもんだよ。きょうぐらいおかしいとさすがの上原でもねえ…」とあきれ顔だった。
結局、ロッテの刺客、李を2三振、右飛に仕留め、公言どおり「韓流ストップ」は成功した。だが、エース力も相手が機械ではかなう相手ではなかった。”
実は機械の取り扱い方間違えて、捕手の返球スピードだったりして(笑)